YouTubeで1,000万回以上再生を突破しヒットを記録した実話を元にしたHANDSIGNの楽曲MVが映画化!
6月26日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で、映画公開記念のイベントが行われました。
ラルフローレン社から聴覚障害の子どもたちにランドセル50人分の贈呈式。
続いてダブル主演の織部典成、梶本瑞希、共演の森口瑤子、木村祐一、三浦剛、忍足亜希子、松井健太、寺田光、新宮明日香、製作総指揮の瀬古口精良氏、メガホンをとった榎本次郎監督、主題歌を担当したボーカル&手話パフォーマー“HANDSIGN”が登壇しての舞台挨拶。
ラルフローレンでキメた“HANDSIGN”のお二人
<物語>
路上で弾き語りをしている大学生の純平(織部典成)は、耳が聞こえないろう者の美咲(梶本瑞希)と知り合った。美咲に出会って初めて障がい者の世界を知り、美咲と話すために手話を猛勉強する。二人の距離は近づいたり、離れたり。
織部典成(純平):今回、ギターと手話は初挑戦で、撮影が終わるまでがむしゃらでした。でも、たくさんの方に支えていただいて、僕はクランクアップすることができました。
梶本瑞希(美咲):初日ですごく緊張しました。でもみなさんのおかげで楽しむことができました。本当に幸せな時間を過ごすことができました。この映画をみなさんに楽しんで見ていただけたら嬉しいです。
森口瑤子:美咲ちゃんと一緒に、この映画を愛していただけたら大変嬉しいです。本日はありがとうございました。
木村祐一:(撮影場所が)本当のインド料理屋さんでした。india(インディア)って書いてあったんですけど、どう見ても小さい i が後付けの iでした(笑)。
本作の手話指導を行い、2人の実話がストーリーのモチーフにもなった三浦剛と忍足亜希子夫妻も続いてご挨拶。
三浦剛(美咲の父役):実際に家族3人で映画館に行けたのは1回だけなんですが、この映画は全シーンに字幕がついているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいと思います。
忍足亜希子(美咲の先生役):ヒロインの瑞希ちゃんを見て、私も映画デビューしたときのことを思い出しました。彼女は演技経験がない中、一生懸命演技をやって、努力したんだなと思いました。聞こえる世界、聞こえない世界、私も大変で悩みました。私も(美咲のように)実際に(三浦を)振った経験があります。でも、この映画のようにまた再会しました。ろう者の世界、手話という言葉、すごく素晴らしいんです。それを皆さんに見てもらって、理解してもらえたらなと思います。
織部典成(純平):まずはこの日を迎えられたことを嬉しく思います。この作品はキャスト一同、そしてスタッフさんももちろん、みなさんと一緒に作り上げた素敵な作品だと思っています。この作品を通して、僕自身もいろいろなことに気づかせてもらいました。1人でも多くの方に届いて、そしてもっとろう者の方への理解が深まる、そんな世の中になればなと思いますので、みなさんどうぞ、お力を貸してください。
W主演のお二人だけでなく、助演のみなさんも手話で自己紹介されていました。
手話も点字も日本語です。自分が使わなくても知らないままじゃいけないな、と思っています。HANDSIGNのTATSUさんが、「ありがとうを英語でThank youと言うように、手話でありがとうを言えるのが当たり前になってほしい」とおっしゃっていました。
ほんとにそうですよね。(白)
★ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中。
公式HP https://bokukimi.net/