『榎田貿易堂』初日舞台挨拶

6月9日(土) 舞台挨拶@武蔵野館
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ゲスト(写真並び順):飯塚健監督、三浦俊輔(真木一幸・千秋の夫)、伊藤沙莉(真木千秋・バイト)、渋川清彦(榎田洋二郎)、森岡龍(落合清春)、滝藤賢一(萩原丈・チーフ助監督)、余貴美子(志摩ヨーコ・常連客)、片岡礼子(永井柊子・洋二郎の恋人)、キンタカオ(弁当屋店主)
MC いとうさとり

渋川 監督、初日おめでとうございます!え~そうですねぇ・・・何も考えてこなかったなぁ(笑)。無事初日迎えられて良かったですね。これ、ちっちゃい映画なんで大きい宣伝とかないんですけど、盛り上がったらまた次もできるんで、みなさんよろしくお願いします。はい。(拍手)

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森岡 落合清春を演じさせていただきました森岡です。今日は初日にわざわざ足を運んでくださってほんとにありがとうございます。自分の中ではほんとに愛おしい、好きな作品です。こうして初日を迎えることができて、こうやって皆さんと再会することができて嬉しく思っています。
え~あんまり大きい映画ではないので、ぜひ宣伝をしていただけると嬉しいなと思います。今日はどうもありがとうございます。(拍手)
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伊藤 こんにちは。真木千秋を演じさせていただきました伊藤沙莉です。本日は劇場までお越しくださり、本当にありがとうございます。今日からたくさんの人たちにこの映画を観ていただくことができると思うと、ほんとに嬉しいです。たくさんご協力くださるとありがたいです。短い時間ですが、よろしくお願いいたします。(拍手)
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滝藤 「帰省中(きせいちゅう)」の滝藤です(会場笑)。最初ホン読みで「きしょうちゅう」って言ってたんですけど、間違えて恥ずかしかったです。本日はとんでもなく暑い中、多くの方に来ていただいてとても嬉しいです。自分で出ている映画で、試写を観てこんなに笑ったことはなかったものですから、早く多くの皆様に観ていただきたいと思っていましたし・・・僕はこの作品が大好きなんです。どんな形であれ、続けていけたらなと思っております。皆さん良かったら多くの方に勧めていただいて、また2度3度と足を運んでいただけたら嬉しいです。ありがとうございます。(拍手)
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余 余貴美子でございます。今日はみなさん観に来てくださってありがとうございます。世の中は8日から是枝監督の『万引き家族』が公開されましたが、『榎田貿易堂』はなかなか観れません(会場笑)。何度観ても笑える映画だと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
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片岡 永井柊子役の片岡礼子です。今日ここに榎田貿易堂の仲間と一緒に並んで感慨深いです。洋ちゃんに意地悪ばっかりしていたような。とにかく映画がずっとヒットしていくように、そのことを祈ってきました。劇場を出た後よろしくお願いします。(拍手)

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三浦 三浦俊輔です。僕の撮影は一日ちょっとで終わっちゃって。撮影してからもう2年くらい経つんですけど、今日この場に呼んでいただいてちょっと不思議な感じがしています。(Tシャツだねと渋川さん)これ新しいです。今日たぶん初めて着ました。さっき滝藤さんに突っ込まれて「お前、それラフすぎるだろ」って。ちょっとビビッてたんです。(会場笑)。こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて嬉しいです。これからもよろしくお願いします。(拍手)
 
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キン キンタカオです。私も一日の撮影でしかもセリフがないというシーンで(笑)。結局一泊してすっかり伊香保温泉のお湯に浸かって帰ったんです。僕は飯塚監督も大好きだし、ドイツにいた監督にメールで直談判して「監督、俺も舞台挨拶に出して」と(会場笑)。ありがとうございます。皆さんよろしくお願いします。(拍手)
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監督 飯塚です。今日はこの映画を観に来てくれてありがとうございます。撮ったのが2年前なので、とても感慨深いですね。最近テレビではオリジナルはやらせていただいたんですが、映画でオリジナル脚本で撮らせていただくのは10年ぶりくらいです。だからどう受け止められるんだろうな、というのもありながら、わかってもらえればいいなと思いながら、今日はちょっと怖いなと思いながらここまで来ました。楽しんでいただけたなら嬉しいです。皆さんの言葉に出ましたけど、「小さい小さい作品」なので皆さんの口コミが頼りなんです。つまんなかったら黙っててください(会場笑)、面白いなと思ったら拡散してください。よろしくお願いいたします。(拍手)

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―ありがとうございました。(観客へ)ほんとに面白かったですよね?(拍手)楽しませていただきました。まずは渋川さんにお伺いします。ご出身は群馬県の渋川市で、まさにご自身の生まれ故郷での主演映画で企画をもらったときってどういう思いだったんですか?

渋川 正確に言うと狩野プロデューサーっていう人がいて、狩野さんも群馬で、俺と飯塚監督を会わせてくれたんです。飯塚監督とは高校も一緒なんです。しかも小学校も低学年のとき一緒で、という変な縁があってこれはもう絶対・・・(笑)。俺は渋川って名付けてるくらい渋川市好きなんで、俺もプロデューサーみたいな気持ちでやりましたよ。うん。

―(観客へ)皆さん渋川行きたくなりましたよね。あんなところもこんなところもあるんだ、って発見があったんですけど、渋川さん自身はどんな思いが駆け巡っていたんですか?

渋川 撮影しているところは渋川市の駅前とかメインなところじゃなく、結構ローカルなというかアンダーグラウンドなところだったりするんで、ああいうところをちょっと観てもらえたのも良かったなと思いますね。うん。

―森岡さん、伊藤さんにぜひ伺いたいと思います。渋川さんにしかできない役だなと思ったんですが、お2人共演されてみてどんな印象をお持ちになりましたか?

森岡 そうですね。渋川さんとは僕何度も共演させていただいているんですけど、「いい兄貴」って感じで、優しくて暖かくて。今回特に地元での撮影ということで、温泉地や美味しいご飯やさんだとか教えてくださって、ほんとに大好きな先輩です。

伊藤 私も思っていたよりも何倍も優しくて・・・もっとなんかこうクールな感じかと思ったんですけど、すごく優しくてほんとに兄貴って感じでした。

渋川 そういうしかないでしょ。(会場笑)

伊藤 いやー、ほんとですよ!私一回新宿でお見かけしていて元々大好きな役者さんだったので「あっ!」と思ったけど、ミーハー心を抑えてずっと我慢したんです。やっと共演できてほんとに嬉しかったので、毎晩毎晩飲みに行ったりとかして楽しかったです。

―いろいろ案内してもらったんですか?

渋川 伊香保温泉だけだよね。

伊藤 そうですね。あの周辺を。

―飯塚監督と渋川さんの地元での撮影は、何か違った感触がありましたか?

滝藤 お2人のところに便乗して出させてもらって。とても低予算ですよね?それなのにすごく贅沢なケータリングとか。

 地元の方のご協力でね。美味しかった!

滝藤 お2人の人望か、たくさんの方が手伝いに来てくださいましたよね。

監督 差し入れはたぶんキー(渋川)さんのポケットマネーで。

キャスト え~~!!

滝藤 そうなんですか?

渋川 そうでもないけどね。

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監督 正直キーさん赤字だと思うんです。

滝藤 そうだったんですか?言ってくれたら、ねぇ?(と余さんに。余さん頷く)出すのに。
俺たち金なんかいくらでもありますよ。(会場キャスト沸く)

渋川 頼むよ。

滝藤 これ、忘れませんか?(会場笑)

 地元の方のお気遣いもね。

滝藤 ええ、素敵な現場でしたよ。(キャスト頷く)

―渋川さんは?

滝藤 憧れてますから、僕は。

渋川 俺に関しての質問はいいんじゃない? 映画に関しての質問に(笑)。

―もう観終わったところなのでいいと思うんですが、片岡さん軽トラックのシーンなど凄かったなと思います。ああいう話があったときいかがでしたか?

片岡 そうですね。どう答えていいいのか(笑)。一番自分の印象に残っているのは、田んぼが広がっているところで、呼び出しておいて駅に立っているというのはどういう気持ちなんだろうと、ホン(台本)いくら読んでも生で自分には来なかったんですが、彼が見えた瞬間に張っているクモの巣に獲物がかかった!っていうような喜びだったんです。それが衝撃でした。私は榎田貿易堂のメンバーにジェラシーを感じていました。楽しそうだなぁ、あのジャンケンとか。

―監督、あの脚本はどういう風に?

監督 あれは~半分くらい書いたときに、キーさんと一緒に車で群馬に行ったんです。とにかくいろんな場所を走って「美味しいラーメンあるから食おうぜ」とか「この場所ならいいね」とか。2人でロケハンみたいなことをしながら、話がなんとなくできていった感じですね。

―できあがったものを観てどうでしたか?

渋川 面白かったですよ、うん。監督の言葉は洒落が効いているというか、そんなセリフがいっぱいあって良かったですよ。あとね、全く話変わるんですけど、登場人物の名前に“春夏秋冬”が入っているんですよ。自分には夏、清春の春、千秋の秋、柊子の冬。はい。っていうだけの話なんですけど(笑)。

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―三浦さん、奥様役の伊藤さんとの共演シーンで笑うところがたくさんあったんですけれど、共演されていかがでしたか?

三浦 初めて共演したんですけど。しかも衣装合わせにときに一回会って次は撮影だったんです。ほぼ初対面の人と夫婦役を演じなきゃいけないという。難しいなとは思っていたんですけど、台本にセリフないんですね。僕のところ全部ト書きなんです。状況だけ書かれている。ほぼ何も準備をしないで。でもリアクションしやすいようにしてくださってすごい楽しかったです。あのときはありがとうございました(と伊藤さんにお辞儀)。

伊藤 あ、こちらこそ(とお辞儀)。

―伊藤さんも脚本読んで「え、こんなシーンあるの?!」と、チャレンジするところもいっぱいあったんじゃないですか?

伊藤 そうですね。そこはいろいろ検索をたくさんしました(会場笑)。あの時期の私の携帯は結構ヘンタイでした(会場爆笑)。家族も心配したりして。いろんなものを家で見ましたね、正直・・・。

三浦 男性のシンボルをこっちからこっちへいくじゃないですか、あれ素晴らしいなと思いました(会場笑)。

伊藤 検索の結果です(会場笑)。

渋川 あれは激しかったね。

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伊藤 スピードがちょっとね。(会場笑)

渋川 監督がやれと言ったんだよね。

伊藤 指示通り。(会場笑)

監督 あそこは指示を言うのも言葉をすごく選ぶ、というかセクハラになってしまうんですよ。「こんなのもあるらしいよ~」とそういう言い方で・・・。(会場笑)

―大笑いしましたよね。キンさんもまたすごく衝撃的なシーンで、驚きました。あのシーンがあるというのは?

キン 私の場合はセリフももちろんなく、事前の衣装合わせもなく、「短パンのスエット持ってきてください」という感じ。行ったら“クジラ弁当”って書かれているTシャツがあった。普通は台本にはセリフがカギカッコで書かれているんですけど、私の場合はそのカギカッコがなく、全体の動きの中に「パンパン、パンパン」って、とにかく「パンパン、パンパン」しか書いていない(会場笑)。
私もちょっと経験がないのでアレなんですけど「男性同士でパンパン鳴るのか?」と監督に現場でぶつけたりしながら(笑)。待ち時間が結構長くて、相手役の諏訪太朗さんと話してたんです。諏訪さんは前の映画で壇蜜さんとちょっと濃厚なシーンがあって、壇蜜さんとのツーショットを自慢気に見せてくるんです(会場笑)。こっちはもう相手は諏訪さんなのに、と「チクショー!」と思いながら(会場笑)・・・その怒りはあの撮影現場では出せたんじゃないかなと思います。

―ありがとうございました。監督、これだけのキャストが揃って、大人が楽しめるような遊び心がある映画を作られましたけど、あらためて皆さんとのお仕事いかがでしたでしょうか?

監督 短い時間ではあったんですけど、幸せな時間でしたね。久しぶりに「フィクス(固定撮影)」という、カメラを三脚にすえて動かさない手法でやったんです。それってこっちが動けないので、人がかぶったら終わりなんです。そういうのもすぐやってくださる力のある方々がこんなに揃ってくれたので、「いやぁ現場ってめちゃくちゃ楽しい!」って思いました。

―ぜひまたPart2も。

ここから写真撮影(狭いので肩を入れ込む形で、とMCのいとうさん。背中をそらして撮らないと全員が入りません(キャストの皆様が私を心配そうな暖かい目で見ていた気が)。最後に観客にも10秒間の撮影タイム。「#榎田貿易堂で発信してくださいね」といとうさん。

渋川 とにもかくにもよろしくお願いします、とこれだけですかね。第2弾をみなさんやりたいと言ってくれているので、応援をよろしくお願いします!!

監督 さきほど言ったことと重複しちゃうんですけど。(映画製作の)スタッフは大きいのになると200人300人です。この作品は全部で30~40人。そういう世界で作りました。そのうちの誰一人欠けても今日の日はありませんでした。さきほどキーさんが言ったように続きをやろうとは思っているので、皆さん力を貸してください。今日はありがとうございました!(会場拍手)

ここまで。

*(会場笑)の部分は、ほとんどキャストもいとうさんも私も一緒に笑っていました。キャストのみなさんの作品への愛情がよくわかる楽しいひとときでした。ほぼ書き起こしましたが、録音が聞こえないところは飛ばしております。ご容赦くださいませ。
この中で、滝藤さんが「帰省中(きせいちゅう)」と「きしょうちゅう」と言われているのですが、初めにアップした記事で「寄生虫」と「希少虫」と書いてしまいました。??と思いながら書いていたのですが、自称チーフ助監督だけれど、親元ですねかじりしている役なのでそのことかなと判断。記事を読んだ宣伝さんのお知らせでわかりました。「音同じ」ですが、漢字の読みのことだったんですね。訂正済みです。ごめんなさい。

(取材・写真 白石映子)

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