『カメラを止めるな!』初日舞台挨拶@新宿 K's シネマ

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ご挨拶に登壇したキャストの皆様
下段右から
濱津隆之(日暮隆之)、真魚(日暮真央)、しゅはまはるみ(日暮晴美)、長屋和彰(神谷和明)、細井学(細田学)、上田慎一郎監督
上段右から
市原洋(山ノ内洋)、山崎俊太郎(山越俊助)、大沢真一郎(古沢真一郎)、竹原芳子(笹原芳子)、浅森咲希奈(松浦早希)、吉田美紀(吉野美紀)
☆秋山ゆずき(松本逢花)さんはこの回は欠席。
MC:(突然強制的に司会をさせられてしまった)笠井信輔アナ (キャスト・観客・取材陣も喝采)

―じゃ、行きますよ。お1人ずつ紹介いたします。商業長編映画初めての方?(とキャストへ)ああ、みなさんそうですね。では自己紹介の後、自分がからんだシーンで思い出深いところを一つだけ簡単に言ってください。ではまず、熱血監督かと思いきやストレスが爆発しただけだった濱津隆之さんです!
濱津隆之 主演の監督役をさせていただきました濱津隆之です。今日は雨の中をお越しいただいてありがとうございます。たくさんの方の応援のおかげで今日を迎えることができました。嬉しいです。最初のふっきれた監督が大変でした(笑)。あんまりああいうことをしないので。あそこに自分を持っていくというのが、いい経験になりました。(拍手)
―濱津さんお芝居の経験は? 
濱津隆之 一応小劇場、舞台のほうで30手前から始めて、今36なんですけれども。俳優の道に入って舞台を細々とやってました。映像はこれがほぼ初めてです。
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(C)ENBUゼミナール
―続きまして、その娘は本物の熱血ADでした!真魚(まお)さんです。 
 (真魚ちゃーんと客席から声が飛ぶ)
真魚 監督の娘を演じた役者の真魚と申します。今日は雨が降っているんですけど、初日にこんなにたくさんの方に来ていただけてすごい嬉しいです。はい。(拍手)
監督 ちょっと猫かぶってます。ほんとはもっとああいう暴走娘です。(笑)

―ポン!が忘れられません。しゅはまはるみさんです。
しゅはまはるみ はーい、ポン!やりました しゅはまはるみです。今日はほんとありがとうございます。こんなに満席の皆様にお越しいただいて、観ていただけて幸せです。ありがとうございます。この次の回も次の回も満席いただいて。今日池袋のほうでももう1回上映があるんですよね。この回のチケットを「生き返り割り」(リピーター割り)使えますよね?(監督:はい使えます)もう1回観たいと思ってくださる方は池袋はまだありますよ。
監督 池袋(シネマ・ロサ)はもう少し大きくて170席くらいあります。
しゅはまはるみ  また違った臨場感で観ていただけると思います。よろしければさっそく「生き返り割り」をお使いください。よろしくお願いします。ポン!(拍手)
ここで「ポン!」の実演。場内大拍手。

―こだわりすぎのめんどくさい主演俳優は長屋和彰さんです。
長屋和彰 いけすかない俳優をやりました長屋和彰です。僕ちょっと疑問があるんですけど、皆さんに聞きたいなと思ってまして。ゾンビって斧使えるんですか?(笑)いまだに僕疑問に思ってるんです。後で外にいるんで、皆さん一言ずつ「使える」「使えない」って。
監督 ほんとにめんどくさい奴だな。(笑)
長屋和彰 よろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました。(拍手)
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―アルコール依存症のカメラマン細井学さんです。 
細井学 酔っ払いです(笑)。最初のゲロは「ふぐ雑炊」を使いました。レトルトのやつ。
監督 小道具ね。それ以来ふぐ雑炊が食べれなくなった?
細井学 いや、もともと食べてないんで(笑)。最後は卵雑炊(笑)。ほんとに今日はどうもありがとうございました。(拍手)

―ドラマの内気な助監督、市原洋(ひろし)さんです。
市原洋 市原洋です。本日はありがとうございます。37分ワンカット、コンタクトレンズがなかなか入らなくて、上映されている本編をテンパリながらずっとやったというのが、印象に残りました。あのー、ロビーに「顔出しパネル」があります。ちょうど僕のところが穴あいているんですけど(笑)、ぜひ写真を撮ってツイッターとかであげていただくと嬉しいなと思います。ポスターももらえますので。
監督 もうちょっとちゃんと説明して。断片的やから。
市原洋 ツイッターでキャンペーンをやっています。顔出しパネルに顔出していただいたり、ポーズとっていただいたりして写真を撮って・・・
監督 #カメ止め#感染をつけて投稿したら、サイン入りポスターを毎週3名様にプレゼントします。
市原洋 キャストと一緒に映ったりとか、撮る人いなかったら撮りますので(笑)。
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―今日はおなかの具合は大丈夫でしょうか?音声マンの山崎俊太郎さんです。 
山崎俊太郎 山崎です。上田さんって人をいじって笑かせようとするんです。日常的にね。そのときに自分は傷ついたりして怒ったりすることが多いんですけど。でもあるときになんかいじられたらすごい楽になったみたいな瞬間もあって・・・。この映画もなんか頭のおかしい人がたくさん出てますけど(笑)、そういう人を普通の人は絶対撮らないのに、こういうふうにしっかり撮ってくれたから、なんだろ?そういうところがきっと「愛がある」ってところに評価されて繋がっているんじゃないのかな、って自分思ってます。ありがとうございます。(拍手)

―こういう人、実はいるんです。テレビ局のプロデューサー大沢真一郎さんです。
大沢真一郎 どうもー。本日はありがとうございまーす。愉快な仲間達と撮った作品をこうやって観ていただけるのが、ほんと嬉しく思っております。何度でも足を運んでいただけたらと。観ていただいたらわかると思うんですが、何度観ても面白い作品だと思いますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
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―この方の顔は一度見たら忘れません。テレビ局の局長 竹原芳子さんです。
竹原芳子 あの、始まる前はどうなることかと思いましたけど(笑)、何の問題もなく(笑)無事映画終わりました。みなさん、ほんとにありがとうございました。(拍手)
監督 なんかもうちょっと喋ったほうがいい。まんまセリフ書いたヤツやないですか。(笑)
竹原芳子 前回の上映のときに上田監督が「世界に行ったらいいな」って言ってたんですけど、半年経ってほんとに現実になりました。みなさんほんとにありがとうございます。7月13日までやってますのでどんどんお越し下さい!
監督 もっと延びるかもしれない。最低でもって。7月13?
竹原芳子 すいません、私あんまりちゃんと見てない。(笑)
監督 見とけよー(笑)。出演者!(笑)

―ドラマのアシスタントカメラマン浅森咲希奈(あさもりさきな)さんです。 
浅森咲希奈 初めまして。ありがとうございます。浅森咲希奈です。今日は劇場公開初めてのお客様ということですごいなって思っています。元々はワークショップで始まった映画で、去年限定6日でやって・・・こんなに自分たちの知り合いじゃない人たちにまで届いているっていうのが、すごく嬉しかったです。今日はほんとにありがとうございました。(拍手)

―そして、ドラマのタイムキーパー吉田美紀さんです。
吉田美紀 はい。皆様お足元の悪い中ありがとうございます。吉田美紀と申します。この映画ちょうど1年前ですね。廃墟で、まさに今頃の時期でした。合宿場でみんなでお酒を飲みながらキャッキャ、キャッキャしていた時期もあったんですけども。その中で撮れた、自分が出たってことですごく印象的です。これは体当たりしたっていう点で、“山ちゃんの生首”をパスされてその後ダダダッと持って行って、ヒロイン(ゆずきさん)の足元に首を置くんですけど、そのときすっこけて頭を打って脳震盪起こしたんです。(笑)
監督 そうなんです。スムーズに渡す予定が、こけてしまって脳震盪起こして。
吉田美紀 これはちょっとマズイなって。
監督 生首が来ないからあのヒロインが「生首、生首」って、やってるのが今映っています(笑)。
吉田美紀 ヤバイなって思ったんですけど、案外ちゃんと仕事やってたんでよかった。ずっと頭ガンガンしてました。
監督 そういう予期せぬトラブルがいっぱい入っている。
吉田美紀 今思えばこの作品で匂いとか空気も甦ってきます。苦しさよりも楽しさが多かった現場なので、ほんと良かったっすね。はい。(拍手)ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

―最後に、この信じがたい作品を仕切り、めちゃめちゃ面白い作品を完成させました上田慎一郎監督です! 
監督 脚本、監督をしました上田慎一郎です。記念すべき初日の初回にお越しいただきましてほんとにありがとうございます。これ、2017年の6月21日にクランクインしたんです。今日が6月23日なので、去年の僕たちは撮影真っ只中にいた状態なんですけど、そのときはこんなことになるとは、もちろん思ってもなかったので、それにびっくりしています。「ワークショップで作った映画」ってさっき言ったんですけれども、半分くらいが経験のない人たちで。
僕が選んだ基準が「ポンコツ」ということで(笑)。オーディションしたときに、ちょっとこの人、人間的に不器用だな、っていうか「不出来な人」をキャスティングしたんですよ。そういう人たちが頑張ってる映画を作りたくて。
映画が完成した後も、みんなほんとに「ツイッターとかフェイスブックとか何?インスタって何?」みたいな人たちばかりで(笑)、その後みんな頑張ってほとんどツイッター持ってるんです。山崎だけね、ライングループにも入ってないんですけど(笑)。それくらいみんなわからない中で、今日までの宣伝も一緒になって走ってきました・・・ほんとに今日があの・・・(感極まっちゃったの?とキャストから)大丈夫です。あの・・・何だっけ?
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―37分一発撮り、テイク何回やりました?
監督 6回ですね。
―6回!ではキャストさん、正直に「私が原因で止めました」という方、どうぞ! (誰も手を挙げず)止まってないの?
監督 止めてはないね(キャストへ)?止まった原因は技術的なトラブルが多いです。ゾンビメイクが間に合いません、とか。1回はカメラマンがこけるシーンがあるんですけど、あそこで間違ってRECボタンを押してしまって、カメラが途中で止まっていた。それにみんな気づかずに夢中で続けちゃってたっていうのが。
―それちょっと悲しいですね。「カメラを止めるな!」で止まってたって。
監督 今日見ていただいた中で、例えば血がかかったとかはガチのトラブルです。市原がゾンビに白目のコンタクトをつける場面で、緊張しすぎて手が震えまくって入らなくて、みんながアドリブでつないでいる。「こんなの嘘よ~」とずっと言ってるんです(笑)。
―リアルにつないでいる場面がある?
監督 そうなんです。そういうの混然としてちょっとわかんないと思います。
―役者さんがすごく頑張られたんですね。
監督 あの組み体操(ピラミッド)は当日初めて成功したんです。それまで駐車場でみんなで練習していたんですけど、一回も成功できなくて。本番で初めて成功したんです。
―それって「映画の神」が降りてきてるわけですね。(そうですと監督)海外の話がありましたね?
監督 イタリア、ドイツに僕自身も行きました。
―すごいね。ほんと面白いですもんね。さあ、そろそろ時間がせまっております。
監督 すごい、司会がすごい!(笑)
フォトセッション始まり
―監督、ほんとよく喋るねー(笑)、面白いですわ~
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最後に観客席にいたスタッフ、監督のご家族も入って「全員ゾンビ」

監督 今日まで走ってきましたけれど、今日からまた新たな一歩。これはもう見たお客さんがどんどんお客さんを連れてきてくれたり、応援いただいている作品で、ありがたく思っています。今日「感染」していただいた方はぜひほかにも「感染者」を出していただけるように、ゾンビになって奮闘していただければと思います(笑)。本日はほんとうにありがとうございました!!(拍手)

カメラマンから「本気のゾンビで」と言うリクエストに応えているうちに「ぐあぁ」などと声が出てくるキャストたち。キャストも会場も笑ってばかりの楽しい舞台挨拶でした。最後に監督がご挨拶した後、笠井アナの音頭で、監督が「カメラを~!」全員「止めるな~!!」とコールしてシメとなりました。監督とキャストへ拍手が贈られた後、監督から「飛び入り強制司会してくださった笠井さんにありがとうございました!!」会場から暖かい拍手。
作品紹介はこちら

★記念すべき初日の舞台挨拶です。このときは124館もの拡大公開になるなんて予想もせず。毎回毎回キャストの誰かが必ず舞台挨拶をしていた、という愛と情熱も大きなプラスになったのでしょう。もう一度舞台挨拶を見てこようかな~(8月6日追記)。
★公開21週目に入り累計興収が30億円を突破したそうです(わー!)。200館近くで今も上映中!!(11月13日追記)(取材・写真 白石映子)

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