2026年1月9日(金) 19:05~19:40
新宿バルト9 シアター9にて
登壇者:カン・ハヌル、ユ・ヘジン、ファン・ビョングク監督
司会:古家正亭 (敬称略)
映画の上映が終わり、満席の観客の前に上手袖からカン・ハヌルさん、ユ・ヘジンさん、ファン・ビョングク監督が登場。通路を上の方にあがるのがわかり、観客は大歓声。握手したり、ハイタッチしたりしながら、客席をぐるっとまわって舞台にあがりました。
古家:あらためまして拍手でお迎えください。サプライズでしたが、いかがでしたか? (観客:歓声&拍手)
古家:一言ずつご挨拶いただきたいと思います。まずは、ヤダン、イ・ガンスを演じられましたカン・ハヌルさん、お願いします。
カン・ハヌル:ありがとうございました。皆さん、こんばんは。私はカン・ハヌルです。ありがとうございます。(と、ここまで日本語で) 映画ご覧になりましたよね? ありがたいことにたくさんの方に愛していただきました。 こうして日本の観客の皆さんにもご挨拶できることになって、とても光栄です。今日は劇場いっぱいに埋めてくださって、ほんとにありがとうございます。
古家:野心に燃える検事ク・グァニを演じられましたユ・ヘジンさん、お願いします。
ユ・ヘジン:ほんとにこの会場を、わ~っと一杯にしてくださいましたね。今、僕の言葉聞き取れていますか? ほんとにありがとうございます。この映画『YADANG/ヤダン』について噂を聞いて足を運ばれたのでしょうか。見に来てくださって、心から感謝もうしあげます。年が明けて間もないですが、皆さま、あけましておめでとうございます。
古家:ユ・ヘジンさんは昨年一度来日されているのですが、映画の公開にあわせて舞台挨拶として公式に来日されるのは、これが初めてです。
ユ・ヘジン:そうなんです。商業映画の公開にあわせて、オフィシャルで舞台挨拶させていただくのは初めてなのでとても楽しみにしてまいりました。少し緊張もしています。
古家:そして、本作のメガフォンを取られましたファン・ビョングク監督、よろしくお願いします。
ファン・ビョングク監督:皆さん、こんばんは。監督です。ヤダンのおかげで皆さんにお会いできて、とても嬉しいです。(日本語で)
古家:監督は、すべて最初は日本語の挨拶で始められているのですが、毎回少しずつ内容を変えておられます。
それでは、ゲストの皆さんに私の方から代表で少し質問させていただきたいと思います。まずは、カン・ハヌルさんに伺いたいと思います。(自分の名前を聞いて、手を挙げられるカン・ハヌルさん)ヤダンという人物は、韓国で実際に存在するそうですが、演じるにあたって一番難しかったのは、どんなところですか?
カン・ハヌル:まず、韓国におきまして、ヤダンという存在を私自身も私のまわりの人たちもまったく知りませんでした。おそらく今も知らない人がたくさんいると思います。そんなヤダンという存在を、映画をご覧になる皆さんにどうしたらよりわかりやすく簡単にストーリーについてこられるようにうまく表現するのか、そこが一番難しかったです。
古家:皆さんは、イ・ガンスというキャラクターに魅力感じました? (客席からの拍手に、深くお辞儀するカン・ハヌルさん) ユ・ヘジンさんに伺いたいと思いますが、(さっと手を挙げるヘジンさん) 長いキャリアをお持ちで、ほんとにたくさんのヒット作にご出演されておりますけれど、ヤダンならではの魅力、演じられてどんなところに感じましたか?
ユ・ヘジン:ヤダンという存在は実際にあるものなのですが、監督がリサーチして、それを元に脚本を書きあげられました。この作品に触れて。とても怖くもありましたし、興味も沸いたのですが、ヤダンという作品ならではの魅力をあげるとすれば、なんといってもカン・ハヌルさんが演じられているということ、そして、パク・ヘジュンさんなど素晴らしい俳優さんたちとご一緒できたこと、そして、素晴らしい監督とご一緒できたということに尽きると思います。
古家: ほんとにエネルギッシュで素晴らしかったですよね。すごかったですよね。
監督にお伺いしたいと思います。この映画、ある種のジャンル性がありますが、しっかり社会性も盛り込まれています。バランスが大事だと思いました。映画を設計されるにあたって、どんなところに苦労されたでしょうか?
監督: まず私が見た映画の中で面白いと感じるのは、ジャンル性があって、その中に社会が持つ空気をいかにうまく込められているかだと思います。その二つがうまくできているのが、いい映画だな~と感じられるような気がします。本作においては、観客の皆さんが途中で携帯を覗くようなことがないように設計しましたが、いかがでしたでしょうか? (観客:拍手)
古家: 今後、日本でチャンスがあれば、一緒にお仕事をしてみたい、俳優や監督はいますか?
カン・ハヌル:(すぐに答えられず) 今、悩んでいる理由はあまりにも多くて、皆、名前を挙げてもいいですか? (指折り数えながら) 新垣結衣様、星野源様、監督の中では、新海誠監督、小島秀夫監督…などですね。機会があればぜひご一緒したい方は本当にたくさんいます。
古家:共演してほしいですし、一緒に仕事してほしいですよね。できることなら。
カン・ハヌル:(深くお辞儀して) お願いします。
古家:ユ・ヘジンさんはジブリ好きだと存じ上げているのですが・・・
ユ・ヘジン:はい、宮崎駿監督とご一緒したいです。トトロ、紅の豚…。
古家:ご一緒したい俳優ですよね。
ユ・ヘジン: はい、今、ご一緒したい俳優さんの名前を挙げました(笑)。そして是枝裕和監督の作品もとても好きです。もしご一緒できたら光栄なことだと思います。
古家:監督はいかがですか? この俳優を使ってみたいという方はいますか?
監督:本作においては監督を務めていますが、元々俳優をしています。最近『国宝』を観ました。すごく良かったです。李相日監督は私と同じ学校の1年後輩にあたります。ですから、李相日監督の作品にキャスティングされたら、ぜひ出演してみたいです。
古家:俳優としてご出演されたいということでございます。あとマスコミ的な質問になりますが、せっかく日本に来ているので、時間はあまりないと思いますが、ここに行ってみたいなと思うようなところがありましたら伺ってもいいですか。
カン・ハヌル:これもまた多いです。元々日本を旅行するのが好きなので、度々来ています。1番最近ですと、岐阜県の白川郷にも行きました。まだ行っていないところでは長野があります。長野にすごく行ってみたいです。
古家:長野県に! 美味しいお蕎麦をぜひ召し上がってほしいです。
カン・ハヌル: はい、わかりました。
古家: ユ・ヘジンさんは、ここ行きたいなというところありますか?
ユ・ヘジン: 昨日と一昨日、軽井沢に行ってきたのですが、温泉もすごくよかったですし、こじんまりとした町中を、ジョギングして走るような感じもとてもよかったです。駅で食べたうどんがほんとに美味しかったです。今回は軽井沢のことが大好きになりました。また、これから行きたいところに関しては、ゆっくり出てくると思うのですが、今回は軽井沢がなんといってもほんとによかったです。
古家:監督はいかがですか? もう何度か日本にいらしていると思うのですが。
監督:20年くらい前に浅草でお蕎麦屋さんに行ったらすごく美味しかったのを覚えています。ですから、明日か明後日浅草にお蕎麦を食べに行きたいと思っています。
古家:皆さん浅草で待っていないようにお願いします。 ここからは皆さんのフォトタイムです。携帯やスマートフォンのご準備をお願いします。 角度をつけて、3方向、それぞれ10秒ずつくらいの短い時間ではございますが、お声もかけてください。カッコいいとか・・・
ヘジンオッパー ヘジナー と、ヘジンさん人気です。
古家:今日はスペシャル企画が設けられております。お三方と舞台上でハイタッチ会をいたします。 箱に列を書いた紙が入っております。代表してカン・ハヌルさんに選んでいただきます。
会場から歓声と共に、自分の列を叫ぶ声が飛びました。
腕を慣らし、一生懸命かき混ぜて箱から紙を選ぶカン・ハヌルさん。箱が壊れそうです。
カン・ハヌル: Gです!
古家: G列です。G列の皆さん全員、これからステージにあがって、お三方とハイタッチしていただけるということです。握手やハグはできませんのでご了承ください。
G列の皆さん、おめでとうございます。
楽しそうにハイタッチに応じる三人でした。
古家:G列の方、いかがでしたか? 手は柔らかかったですか? こんなハイタッチ会、初めてじゃないかと思います。ユ・ヘジンさんいかがでしたか?
ユ・ヘジン: 韓国でも公開に合わせて舞台挨拶はたくさんするのですが、このようなハイタッチをする文化は韓国にはないので、私にとっても初めての経験となりました。とても新鮮でした。
古家:このあとマスコミ向けのフォトセッションは残っているのですが、締めくくりの最後の言葉を観客の皆さんに向けてお願いします。
カン・ハヌル: 私達の映画『YADANG/ヤダン』が海を渡って、こうして日本の皆さんにお会いできてとても嬉しく思います。日本の皆さんも間違いなく楽しんでくださると思う、そんな作品です。今日映画を観ておもしろいと思ってくださったら、InstagramやLINEなどをやってらっしゃると思うので、友達や周りの方にどんどん広めていただけたらと思います。今日は劇場で観てくださってありがとうございました。
ユ・ヘジン:このように私達のことを温かく迎えてくださって、心から感謝申し上げます。皆さんの愛に応えられるのは、より良い演技で素敵な作品を皆さんにお届けすることだと思っています。そのためにこれからも一生懸命頑張りたいと思います。改めて皆さん新年の福をたくさん受け取ってください。そして、1年間元気でお過ごしください。ありがとうございました。
監督:皆さんの反応にとても感動を受けました。ありがとうございます。そして、あけましておめでとうございます。
最後にマスコミ向けフォトセッション
客席を背景に中通路に立つ3人。
取材陣が舞台にあがっての撮影でした。
このあと、3人は観客の皆さんの方を向いて手を挙げて挨拶。
最初から最後まで、カン・ハヌルさんもユ・ヘジンさんも、客席のあちこちに目を配らせて、アイコンタクトしたり、手を振ったりと、観客にたっぷり寄り添った舞台挨拶でした。
◆大きなサイズの写真や、ここにあげなかった写真をFacebookのアルバムに掲載しています。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1473867101407537&type=3
報告:景山咲子
YADANG/ヤダン 原題:야당(ヤダン 野党)
監督:ファン・ビョングク
出演:カン・ハヌル(「イカゲーム」『ラブリセット 30日後、離婚します』『空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜』)、ユ・ヘジン(『破墓 パミョ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』)、パク・ヘジュン(「夫婦の世界」『ソウルの春』)
“ヤダン”とは、麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して司法取引を操る、闇のブローカー。
国家権力と裏社会の境界で暗躍する韓国に実在する存在。
イ・ガンス(カン・ハヌル)は、捜査当局へ情報を流す韓国麻薬界のキープレイヤー。冤罪で服役中に、検事ク・グァニ(ユ・ヘジン)から“ヤダン”の役割を持ちかけられ、麻薬犯と組織を密告することで減刑を約束される。ある日、次期大統領候補の息子チョ・フンが絡む麻薬事件に巻き込まれる。“ヤダン”イ・ガンスと検事ク・グァニの裏取引は、執念深い捜査で麻薬捜査界の“皇帝”と呼ばれるオ・サンジェも絡み、最悪の事態へと転がり落ちていく・・・
シネジャ作品紹介
配給:ショウゲート
公式サイト:https://yadang.jp/
★2026年1月9日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
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