2月6日より公開されている JAEJOONG(ジェジュン)主演、熊切和嘉監督の新作ホラー『神社 悪魔のささやき』の公開記念舞台挨拶が、2026年2月11日、東京・新宿バルト9で開催されました。
神社 悪魔のささやき 原題:신사: 악귀의 속삭임
監督:熊切和嘉
出演:キム・ジェジュン、コン・ソンハ、コ・ユンジュン、木野花
2025年/韓国/96分/5.1ch/シネマスコープ
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx-asia.com/jinja/
★2026年2月6日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
シネジャ作品紹介
◎『神社 悪魔のささやき』公開記念舞台挨拶
登壇者:JAEJOONG、木野 花、熊切和嘉監督
MC:奥浜レイラ
満席の観客の前に、JAEJOONG、木野 花、熊切和嘉監督が登壇。
MC:ご挨拶をいただきたいと思います。まずは祈祷師のミョンジンを演じられましたJAEJOONGさんからお願いします。
JAEJOONG:こんにちは! 祈祷師のミョンジンを演じたJAEJOONGです。よろしくお願いします。
MC:日韓文化交流プロジェクトに参加していた大学生たちの大家・佐藤さんを演じた木野花さん、お願いします。
木野:こんにちは。劇場に足を運んでいただいたのが嬉しくて、それだけで感激しています。大家の佐藤を演じました木野花です。
MC:監督を務められました熊切和嘉監督、お願いします。
熊切監督:こんにちは。皆さん、ようこそおいでくださいました。こんなに大勢来てくださって・・・ 映画はいかがでしたでしょうか? (会場:拍手)
ありがとうございます。短い時間ではありますが、よろしくお願いします。
◆観客席で観ていたJAEJOONGに誰も気づかず!
MC:今、皆さんに映画を観ていただいたところですが、なんと、JAEJOONGさんは、今、観客席で皆さんと一緒にお座りになって映画をご覧になっていたのですよね。
(Vサインで、そうですと合図するJAEJOONGに、え~!っと観客から歓声があがりました)
このスクリーンで観る作品、いかがでしたか?
JAEJOONG:今、この3人の中で、僕だけですね。映画館で映画を観たのは。映画を撮影してから結構時間が経ったので、もう一度リマインドするために皆さんと同じ席で観ていたのですけど・・・ 面白いね~! 面白かったですね。
MC:皆さん、気づいてましたか? 誰も気づいてない! JAEJOONGさん、どうやってそのオーラを隠して観ていたんですか?
JAEJOONG:僕ですか? だってムーダン(祈祷師)ですから!
◆韓国のキリスト教文化や祈祷師の存在があったからこそ撮れた
MC:一緒にご覧になっていたという、まさかのサプライズもございましたが、木野花さんは完成して、この映画を観た率直なご感想はいかがでしたか?
木野:私は自慢じゃないけどホラーは苦手で。ここぞというところで、目を薄めて、耳を塞いでみるという・・・。小さなiPadで観たのですが、それでも怖かったです。 JAEJOONGさんもですが、私も初めてのホラー映画で、なんというか、自分で観ると自分の演技がオーバーなのじゃないかと。怖くて追いつめられるというシーンの映画の経験があまりなかったので、どれくらいやったらいいかわからなくて、手探りで撮ってました。私がどういう演技をしたかも忘れてしまって、普通に映画にのめりこんで観てました。
MC:熊切監督、木野花さんになんていうことを! すごい役でしたね。木野さんがこんな役をやるというのも驚きましたが、JAEJOONGさんもホラー初主演作品でしたね。熊切監督は、神様と悪魔の戦いを日本を舞台に描かれましたが、日本ではあまりない印象ですが、完成した時の手ごたえはいかがでしたか?
監督:完成したときですか・・・ もともと『エクソシスト』を子ども時に観て、ずっとすごく好きで、魔憑きの映画をずっとやってみたいと思っていたのですが、なかなか日本だと文化的にも、そういう映画は説得力がないのではないかと思っていました。今回のように韓国人がやってくるという設定ならば、キリスト教文化が韓国にはありますので、できるのではないかと思いました。思い切って照れずに撮ることができたと思っています。大学時代の同級生が観てくれて、「熊らしい映画」と言われました。
MC:JAEJOONGさんにとっては、記念すべきホラー作品初主演となりました。祈祷師という職業、特殊で神秘的な役どころでしたが、演じていて、大変だったところ、面白かったところ、ありますか?
JAEJOONG:ムーダンやシャーマニズムについてなど文化的な知識もあまりなかったので、ネットでいろいろ調べたり、監督にも相談をして、どうやって演じたらいいのか長い時間をかけて考えていたのですが、さっき映画を観て、大丈夫だったかなと感じました。演技をちょっと抑え過ぎたような気もしたのですど…… どうでしたか?
熊切監督:いや、そこは大丈夫だと思います。
MC: 熊切監督とJAEJOONGさんは、映画に関して、どんなお話をされたのですか?
監督:ムーダンに関しては、JAEJOONGさんの方が知ってると思うので、逆にお聞きしたのと、あとは、活躍するヒーローなのですが、どこか後ろめたさがあるというヒーローといったことを話していたと思います。
◆JAEJOONGとの共演に感無量の木野花さん
MC: 映画を観ますと、なるほど、そこがポイントと思います。 そして、木野さんは、学生たちに寄り添う大家さんという役でしたが、どんな撮影現場の雰囲気でしたか?
木野:ほんとに大家さんみたいな気持ちでいました。若い学生さん役の俳優さんがたくさんいて、ユミ役のコン・ソンハさんとも翻訳アプリで結構おしゃべりできました。込み入った話や、コン・ソンハさんが、伝統芸能をやってることとか、空き時間にも結構おしゃべりしてましたね。それがすごく楽しくて、韓国映画に出たいという私の夢、熊切監督と一度お仕事したいと思いもあり、そしてJAEJOONGさんと共演ということで、ぜひやりたいと思って出た映画なので、幸せな時間ではありました。大変ではありましたけど、すごく楽しかったですね。
MC:JAEJOONGさん、木野さんとの共演シーンで思い出に残ることはありますか?
JAEJOONG:トンネルの中の撮影が凄かったですね。空気が・・・
木野:もわ~っとした中に長い時間いるじゃないですか。休憩の時に外にでると、ほんとうに何か取りついているんじゃないかというくらいに、ちょっと怖い空間でした。あれが、ほんとうに映像に乗ってくるんだなと思いました。あのトンネル、よく見つけましたね。
監督:嫌な場所でしたよね。すみません。
MC:今回、ロケーション、それぞれちょっと何かあるなと思わせる場所が多かったですね。家もそうですし、教会も。
監督:結構、よどみのあるような場所を探していたので、佐藤さんが大家の家も、半分物置で使われていた場所を片付けて使わせてもらいました。
MC:トンネルの中での共演シーンが印象的だったとのことですが、木野さんから見たJAEJOONGさんは、どんな方でしたか?
木野:ある意味憧れの方じゃないですか。お会いできないような。それが、気さくに降りてきてくださって、すごくおしゃべりした気がするんですよ。他愛のない話だったりするんですけど、日本語が達者でいらっしゃるから、普通にお話できたのですけど、舞い上がって何話したかよく覚えてないんです。JAEJOONGさんとお話してるのが、ちょっと感激でしたね。
JAEJOONG:正直、僕もあまり覚てない・・・
木野:わ~わ~キャーキャー、今日は何食べるとか、美味しいとか美味しくないとか言いながら、他愛もなくおしゃべりしてたのが。私には幸せな時間だったのですけど。
JAEJOONG:僕も滅茶苦茶幸せでしたよ!
木野:ファンの方には申し訳ないくらいに、ほんとうに楽しかったです。
◆監督も追い込まれたトンネルでの撮影
MC:熊切監督は、お二人をご覧になっていて、圧倒された瞬間ですとか、印象に残っているシーンはありましたか?
監督:さっきも出ましたように、トンネルのところで何日間か撮影していて、ほんとに気が滅入ったりもしていたのですけど、その中で二人のお芝居に意気込みを感じました。それは撮っていて、すごくよかったです。
JAEJOONG:僕や監督もそうでしたが、あそこで風邪引いた人が多かったですね。ほんとに寒かったですし、空気がちょっと汚くて、長いし、煙もすごかったですし、そこで演じながらも激しいシーンが多かったので、呼吸も激しくなってくるじゃないですか。ずっ~っと暗いんで、おかしくなって、家に帰っても寝れなくなりました。
木野:私は場所として、もう芝居というより、自分の感覚がちょっと狂っていって、もうどうでもいいやという気持ちになりました。
JAEJOONG:もう諦めちゃった?
木野:ある意味、この空間に身を任せるという感じで、追い込まれたかなという感じがします。演技がどうとか考えないで、出たとこ勝負でやってたようなところもあります。
MC:ほんとに大変だったのですね。
監督:僕も追い込まれて撮ってました。
木野:監督、追い込まれて・・・(笑いが止まらない木野さん)、韓国の撮影監督と、がちがちに喧嘩になるかと思うくらい言いあっていて、いいぞ!いいぞ! この感じ面白いぞ!と、自分は関係ないから陰から見ていました。頑張ってましたよね。監督。
熊切監督:普段、全然そういう感じじゃないんです。あっけに憑りつかれていました。
MC:本編でも闘いが描かれていましたけど、裏でもいろいろ闘いがあったのですね。
◆手に入れたい能力
MC: 本作では、JAEJOONGさんが祈祷師という設定でしたので、それにちなんで「手に入れたい能力」を絵馬型パネルに事前に書いていただいておりますので、一斉にオープンしていただけますか。
熊切監督:「眼で映画を撮る能力」
映画で、今しかない瞬間を撮ろうということがあるじゃないですか。もちろん、その瞬間を撮るように準備して本番を迎えるのですけど、どうしてもその瞬間を逃すことがあるじゃないですか。日常でも。この光を今、捉えたいなとか。そういうところで、眼が35mmフィルムが撮れるようになればいいなと。
JAEJOONG:眼を改良すればいいじゃないですか。
監督:そうなると映画を撮るのが楽しくなくなるかも。
木野:「全てのものと会話できる能力 人も動物も植物も石も」
人間だけじゃなくて、犬でも猫でも動物、植物、石とも話せる、会話できたらどうなんだろうと思うことがあります。子どもの時から思ってました。孤独ってことはどうことかと思うくらい、世界が変わると思います。
MC:さっき木野さんがおっしゃっていましたように、翻訳アプリがどんどん進化してますから、その延長にワンちゃんとも、もしかしたら会話できることがあるかもしれないですね。
JAEJOONG:「瞬間移動した~い」
今日の朝、一便で東京に着きました。最近はいろいろな国に行っていて、瞬間移動ができたらもっと早くファンの皆さんに近づけるし、物理的な問題が無くなれば、この人生もっと楽しめるかなと。ファンの皆さんを待たせることも僕は心配。どこかに逃げるのではないかと!
◆映画館の暗闇で何度も観てください!
熊切監督:今日はありがとうございます。自分にとって初めての本格的ホラー映画を撮ったのですが、怖いだけでなく、いろんな感情が巻き起こるといいなと思って撮りました。今日観ていただいた方は、わ~怖かったでも、グロかったでも、意外とグッときたでもいいですし、知り合いの方に伝えていただければと思います。映画館の暗闇でこそ映える映画と思っていますので、ぜひ劇場に足を運んでください。
木野:この映画はよくある伝統的なホラー映画とは、ちょっと違うかなと思います。薄暗くて、神経に触るような音楽が流れるのでなくて、いろいろな面で楽しめる映画です。いろいろ発見もあって、ホラー映画なのに、楽しく観れました。一度ならず二度三度と観て、いろんなシーンを発見して楽しんもらえるといいかなと思います。
JAEJOONG:この映画は1回観ても、すっきりできないシーンがたくさんあると思うんです。監督の頭から仕込んだヒントがたくさんあるんですね。そういうところを探すには、少なくとも10回くらいは観ないとわからないと思います。周りの方にもご覧いただけると嬉しいです。今日はありがとうございます。
★フォトセッション
最後に、観客の皆さんにもフォトタイム。
★Facebookのアルバムに、こちらに掲載しなかった写真も含めて大きなサイズの写真をアップしています。
https://www.facebook.com/photo/?fbid=1508758741251706&set=a.1508773851250195
過酷だけど、和気あいあいで楽しかった撮影現場が伝わってくる舞台挨拶でした。
報告:景山咲子
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