近代漫画の祖・北沢楽天の映画『漫画誕生』初日舞台挨拶

昨年の東京国際映画祭で上映され紆余曲折の後、念願の劇場公開になりました『漫画誕生』
埼玉大宮が舞台の作品です。大宮生まれ大宮育ち、生粋の大宮人スタッフ(千)が舞台挨拶に駆けつけてまいりました‼︎

◆2019年11月30日14時〜14時20分/渋谷ユーロスペース

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客席もステージも満員御礼の中、司会進行は本作プロデューサー加瀬修一さん。まずは大木監督から、ご挨拶です。

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大木監督 今日はお忙しい中、この映画を選んでくれて本当に有難うございます。ようやく完成して映画館でスクリーンを通して皆さんにお届けすることができて嬉しく思っております。


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イッセー尾形 僕は今、67歳なんですけど、この作品は70歳の時に撮った映画です(会場笑い) 人生とは長いですね、自由に生まれて自由に育って自由に死んでゆければいいんですけど、どうもそうにはならない見本のような映画です。
大木さんの目指した北沢楽天という個人を扱った作品ですが、すごく深いといいますか、普遍的なテーマを扱っているんだなあと。


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篠原ともえ 楽天の妻役をつとめました。イッセーさんのお話を聞いていたら現場を思い出して幸せな気持ちになっています。イッセーさんは現場でも飄々としているんですが、どこかとてもアーティスティックで、アーティストに寄り添って生きる妻という、ある意味、普遍の愛みたいなものを作品の中で私が演じるとゆうのも貴重で嬉しい時間でした。私も絵が大好きでデザインの仕事をしたりしてますが、こうゆう仕事を続けてきたことも この役に生かせたかなと思って一生懸命演じました。ご覧いただいて有難うございました。


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稲荷卓央 検閲官の役を演じました。イッセーさんとがっつりお芝居させていただくなんて夢のような話しで、撮影はものすごく緊張しましたが イッセーさんが、これから一緒に作りましょうと暖かい言葉をかけてくださってラクになり、緊張感がありながら楽しく撮影することができたと思います。本日は有難うございました。


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モロ師岡 私に福沢諭吉役なんて出来るのかなと不安になりましたけども、調べましたら福沢諭吉が倒れた後からの役だという事と、ひとにカレーライスをすすめたりとか、コーヒーをすすめたりとか、倒れたにもかかわらず素振りを何十回もやるという自分を痛めつける割かし俗物だなっていう…今だったらスマホに向かってsiriに向かって「美味しい餃子のお店を教えてください」とか、そうゆうことをやってる様な役なんじゃないかと思うと、私にも出来そうだなって福沢諭吉になれるんじゃないかと思ってやったんですけど(会場笑い) 一生懸命やらせていただきました。この映画は楽天という漫画家の人物映画なだけではなく戦争の時代を背景にした、ある種の反戦映画だったり、ラブストーリーもあったり、泣けるようなシーンもあったり・・・ 涙がとまりませんでした。何回でも観ていただきたいです。


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吉岡睦雄 近藤日出造役をやりました。映画の冒頭で、この三馬鹿トリオがイッセー尾形さんと対決するというシーンがあったんですけども、あまりにも緊張して本番前にタバコを二、三十本吸いまくりまして、本番の頃にはすっかり気分が悪くなっていたという思い出があります(会場笑い) 今日は本当に有難うございます。


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芹澤興人 横山隆一役をやりました。今日は沢山の方々に来ていただいて有難うございます。時間も無いので、これで(会場笑い) また何回も観に来てください、よろしくお願いします。


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中村無何有 杉浦幸雄役をやりました。映画館に映画を観に来てくださって本当に有難うございます。いっぱい居るんで、ここらへんで(会場笑い)


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嶺豪一 岡倉一心役をやりました。公開初日ということで本当に沢山の方々に来ていただいて、また、もっともっと色んなかたに観てもらえるように願っております。今日は有難うございました。


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瓜生真之助 宮武外骨役をやりました。今日は初日で、こんなに沢山のひとに来ていただいて本当にビックリして嬉しいです。ありがとうございます。僕は宮武外骨というジャーナリストの役だったんですけれども橋爪遼くんと「さらば青春の光」さんと共演させていただいて、とても楽しくて貴重な時間でした。今日の感想とか何か感じたことを周りのかたに話していただいて、たくさんのひとに観てもらえれば嬉しいなと思っております。よろしくお願いします、ありがとうございました。


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秋月三佳 まち子役をやりました。橋爪遼さん演じる青年期の楽天さんの手元を見ているだけで心がいっぱいになるくらい凄い幸せな撮影でした。今日は本当に有難うございました。


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福永マリカ 二葉役をやりました。今日はこの場所でご一緒できて嬉しく思っております。本日は有難うございました。


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祁答院雄貴 川端龍子役をやりました。ちなみにお客様の中で大田区にお住まいのかたっていらっしゃいますでしょうか・・・? 大田区に川端龍子記念館という私が演じた川端龍子の記念館がありますので是非とも行ってみていただきたいなと(会場笑い) この映画を通じて、いろいろな事が広がったら良いと本気で思っております。今日は有難うございました。


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江刺家伸雄 坂本繁二郎役をやりました。埼玉の地で撮影させていただいて、桜が綺麗だったりしました。是非、皆様のほうからも感想など述べていただいて告知をしていただけたらと思います。本日はご来場ありがとうございました。


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安藤瑠一 石井鶴三役をやりました。今日はお越しいただき有難うございます。若い頃の楽天の助手をやらせていただきました、ほっこりとしたシーンになっているのではないかと思います。本日は宜しくお願いします。


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木下愛華 初音役をやりました。冒頭のシーンで、おちょことかを出す役をやっていたのですが、みなさんとこの場に立ち会うことが出来て大変晴れ晴れしい気持ちです。ありがとうございました。


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あらい太朗 最後のシーンで氷川参道を斜めに歩く、あやしい男を演じました。漫画家で、さいたま観光大使をしております。埼玉大宮の名士というか、北沢楽天さん、あまりにも知られていないひとで
、ご案内通りの映画のとおりのひとなんですけれども、これを全国、世界に、もう一回知らしめようという事で十何年も前から映画を作りたいって言い出した、言いだしっぺが僕なんで、今日ここに立たせていただいて・・・ 大木監督と出会って、運命の出会いで、本当に今日良かったです、今日がどれだけ凄いことかって言うと、いつもは優しいスタッフが全然笑ってくれないんで凄いということが分かってるつもりです。その十何年前から、楽天役はイッセー尾形さんと勝手に言ってました。それがまさか実現する・・・モロ師岡さんとか、篠原さんが奥さんの役とか、くるくるみらくるです本当に(会場笑い) 嬉しくてしょうがないです。パンフレットも是非お買い上げいただいて、お読みいただければと思います。今日は有難うございました。

このあとフォトセッションが始まりました。大木監督が客席の皆さんもどうぞと、とても優しい言葉掛けがあり、みんなで撮影大会となりました。今まで何度か舞台挨拶の取材に入ったことありますが、こんなに大勢のキャストさん、そして笑いのある舞台挨拶は初体験でした。
最後に大木監督からのメッセージです。



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大木監督 いろいろな事がちょっとあった映画で、今日この舞台にあがるはずだったけれども、あがらなかった、あがることが出来なかったひとも何名か居るんですが、その人たちのぶんまで今日私が背中に背負って立てれば良いなと今日ずっと思ってきたので、こんなに沢山の人に来ていただいて本当に有難うございました、うれしい思いでいっぱいです。このあとも、まだまだ上映は続きます、全国各地に広がっていければいいなと思っております。北沢楽天をちょっとでも知って、日本の漫画とか、なにか仕事をするということに対して真摯に向き合うことの考えるキッカケになればと思って作りましたので、ぜひ今後とも広めていっていただければと思います。
何回も観ると味のある映画かと思っておりますので・・・さいたま市立大宮漫画会館という北沢楽天が、もともと住んでいたおうちを改装して造った日本で初めての漫画ミュージアムがありますので、ぜひ此処も行っていただければと思います。

イッセー尾形 この映画の面白さをもっと言ったほうがイイんじゃないの!?

大木監督 そうですね、博物館の宣伝で終わるところでした(会場笑い) この映画は色んなことを感じていただける作品と思っておりますので、じぶんなりの感想などを書いていただいて広めていっていただければと思います。今日は本当に色んな数ある映画の中から、こちらを選んでいただいて有難うございました。

61B320E3-9E71-4ADC-AC00-1B6FF52B2BE0.jpeg©漫画誕生製作委員会


舞台挨拶の中で登場した関連施設
●さいたま市立(大宮)漫画会館
https://www.city.saitama.jp/004/005/002/003/001/index.html

●大田区立龍子記念館
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/tabid/218/Default.aspx

★シネジャ作品紹介
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/mangatanjo-review.html

★ミッキーの毎日・映画三昧
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/471852565.html

★シネジャ本誌100号あらい太朗さんインタビュー掲載
http://www.cinemajournal.net/bn/100/contents.html


(レポート:山村千絵)

『夕陽のあと』初日舞台挨拶

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11月9日(土)新宿 シネマカリテにて、主演の貫地谷しほりさん、山田真帆さん、越川道夫監督の舞台挨拶がありました。上映後の舞台挨拶のため、内容ネタバレがありますのでご注意ください。ほぼ書き起こしでお届けいたします。

貫地谷 こんなに満員のお客様の前で舞台挨拶ができるのがすごく嬉しいです。今日はよろしくお願いします。

山田 劇場まで来てくださってありがとうございます。ちょうど1年くらい前に長島に行って撮って、こうしてみなさんに観てもらうことができて感無量です。長島の方も喜んでいると思います。

監督 長島はツワブキが咲き終わるくらいの時期でした。東京は今咲いているんですけど、ツワブキを見ると長島で撮影をしていたなぁと思い出します。今日はどうもありがとうございます。

―先日鹿児島での先行上映を迎えまして、いよいよ昨日から全国公開となりました。率直に今のお気持ちをお聞かせいただけますか?

貫地谷 皆様に茜という女性がどう映ったのかなぁというのが、正直ちょっと怖い部分でもあります。

監督 むしろ感想聞きたいですよね。(会場へ)どうでした?

―皆様いかがだったでしょうか?(会場拍手)
貫地谷さんが演じられたこの茜という役は、自分の幼い子どもを置き去りにしてしまったというなかなか辛くて想像し難いような役柄だったと思います。撮影中も精神的にもハードだったとお聞きしております。どのようなお気持ちで、現場で乗り越えていったんでしょうか?


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貫地谷 皆様がどう思われたのかわからないんですが、これから養子縁組をしてすごく幸せそうな家族の新たなスタート、というところに私という女が現れて、ある意味かき乱していきます。普通だったら山田さんの五月のほうに感情移入してしまうんですが…今もうネタバレしていいんですもんね?「一度失敗した人間にはもうチャンスはないのか」というセリフもありましたが、私はやはりそこが大切なことなんじゃないかと思っていて。なので、今回自分の価値観というものは置いておいて、いかに茜という役に寄り添えるか、というのを常に考えていたら毎日すごく辛くて。島の皆さんたちと山田さんたちはコミュニケーションもとられているのを見て、すごく羨ましいなぁと、いつも台本見ながら暗い気持ちでいました(笑)。

―監督は茜という役を演じられる貫地谷さんを、どのようにご覧になっていましたか?

監督 すごく悩んでいましたよね。微妙な感情の度合がいっぱいあって。

貫地谷 こんなに大々的に「産みの親、育ての親」という宣伝があるかもわからず(監督:そりゃそうだ)どこまで私が産みの親だというのを見せていいのか、っていう匙加減がすごい難しかった。

監督 感情の匙加減は微妙なので、それについては「こうじゃないか、ああじゃないか」と二人でやっていました。茜のいないシーンでも、茜の残像がお客様の中に残っていることが大事だと思っていたので…出ているシーンはもちろん大事ですよ。出ていなくても茜の存在がどう残っていくかを考えながら演出していた気がします。

―山田さんの演じられた五月は、島で生まれ育って、これからもずっと島で暮らしていく女性として描かれていました。本当に山田さんがずっと長島町で暮らしていたんじゃないかというくらい溶け込んでいらっしゃいました。

監督 「誰が女優さん?」「どれが女優さんですか?」と聞かれました(笑)。

山田 誉め言葉と受け取っておりましたけど(笑)。

―どんな風に島の皆様とお芝居の形を作られていったのでしょうか?

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山田 台本をいただいたとき、島で生まれ島で育っているということだったので、そこに説得力がないとダメだなと思って。飲み会のシーンや友達のシーンが島の方だったので、やっぱり波長を合わせたいと思いました。お願いして漁師さんの家に泊まらせていただいて、一緒に朝の仕事に行ったり、とにかく島を歩き回っていました。

貫地谷 朝現場に向かうときにたまたま、山田さんが台本持ってぶつぶつ言いながら歩いていく姿を見て、すごく素敵な方だなと思いました。

山田 車で横切ったの気づかなかったです。とにかく島を全部歩こうと思っていて、あるとき、電動三輪車に乗ったおばあちゃんが来まして、「どうも」って会釈したらハグされたんですよ。「あ~~」ってハグしてきて、親戚でも何でもないんですけど。

貫地谷 それはどういうノリなんですか?

山田 わかんないんですけど、びっくりしちゃって。なんか外国に来たみたい(笑)。おばあちゃんがそれから「私はあそこに見える種子島から嫁いできて長島にずっといる」という身の上話を20分くらい聞いて…(笑)

貫地谷 新しい仲間と思ったのかな。

山田 不審者という感じではなくて、私も話しているうちに親戚や家族みたいな気持ちになってすごいな~って。その心があけっぴろげな感じができたらいいなと思いました。

―「産みの親、育ての親」というなかなか答えの出せない問題に、お二人と豊和くんと一緒に挑んでいったかと思います。監督ご自身もお父さんでいらっしゃって、この映画で大切に描きたかったポイントはどこだったでしょうか?

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監督 どっちが本当の親かという映画や芝居は昔からありますが、その問題点の外に出たかった。そんなに簡単に決まるものではない。その問いの外に出ることはできるのだろうか? 子どもの人生は誰のものですかと言われれば、それは子どものものと言うと思うんです。しかし、僕を含めて子どもを所有しちゃう。でも子どもの人生をどういう風に尊重できるか?ということを一番に考えた。それは取材した児童相談所の方から「子どものことは最終的に子どもが決めます。僕らが決めるんじゃない。親が決めるんじゃない。子どもが決めます。そのことをいつも考えながら務めています」とお聞きして、この考え方は間違いじゃないんじゃないか。しかし、子どもを愛ゆえに拘束してしまう。どうしたら外に出られるのか?それぞれの苦しみも喜びもそれぞれにあると思いますけれど。
僕らはいい大人ですから、後からくる子どもたちのためにどういう風な場所や世界を残しておけるかというのがすごく大事な問題だと。それは子どもがいるいないに関わらず、大人の問題だと思っているので、それをどういう風に描けるかとみんなで考えながら、みんなと問いながら作った映画です。

―今本編をご覧になったみなさまも、映画の中のみんなと一緒に考えていただけましたらと思います。

ここでフォトセッション

―最後に貫地谷さんより締めのご挨拶をお願いいたします。

貫地谷 本日は来てくださってほんとにありがとうございます。今この国は失敗した人間がどうやって再起をかけられかということがすごく難しくなっている世の中なんじゃないかなと思います。その解決策は難しいと思うんですが、わからないから怖いということもあると思いますし。その中で、もしかしたら、隣にそういう人がいるかもしれない。そういう思いをみなさんが常にどこかで感じていただければ、この先また違う景色が見えるんじゃないかなと思います。私はこの映画に携わってそう感じました。なので、良かったらお知り合いの方に薦めていただいたり、また来てくださったり、これからも『夕陽のあと』をよろしくお願いします。

作品紹介はこちら
越川道夫監督インタビューはこちら

(まとめ・写真 白石映子)

『無限ファンデーション』初日舞台挨拶

2019年8月24日(土)公開初日を迎え、大崎章監督と出演者のみなさんが新宿K's cinemaで舞台挨拶を行いました。全編即興での撮影のご苦労や醍醐味など、お一人ずつからお話が伺えました。作品紹介はこちら

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登壇者(写真左から):大崎章監督、佐藤蓮(智也)、小野花梨(百合)、西山小雨(小雨)、南沙良(未来)、原菜乃華(ナノカ)、近藤笑菜(笑菜)、日高七海(千明) 
MC:MOOSIC LAB

監督 感無量です。今日のためにこの素敵な俳優部とスタッフと、今日のためだけに頑張ってきました(拍手)。

―もともとは西山小雨さんの「未来へ」という曲をもとに作った映画ですけれども、チラシにもあるように「即興劇」という作り方をしています。出来上がってみていかがですか。

監督 映画は全部大変なんですけど、この映画の大変さはここにいる俳優部全員、スタッフもそうだと思うんですが、ほんとに大変でした。この日が迎えられてほんと嬉しい。即興劇については、時間もないので、一人一人にお任せします。

―ぜひね、貴重な機会ですから。

監督 いろいろあるでしょうからみんなから。

―主演の南沙良さん、最初は脚本があったんですよね。それがなくなって即興になったところから始まりました。いろいろ大変だったと思うんですけど演じられてみていかがでしたか?

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南沙良 最初に「全編即興でやります」と聞いたときにすごい驚いたんですけど、でもなんかわくわくしていました。(おお~と反応があって)えっ?えっ? しませんでした?(会場笑)

監督 わくわくしたってすごいですよね。

―意外と心臓が強い。

南沙良 実際現場に入ってみて、相手からもらうことばがわからずに撮影が進んでいったんですけど、私は楽しかった、です、ね。(拍手)

―すばらしい!

監督 ありがとうございます。

―そして西山小雨さん。アーティストとしての見せ場もありますけれども、即興劇をしながら、曲も作ってと、現場はいかがでしたか?

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西山小雨 演技自体が初めてなので、即興に関しては皆さんのほうが「え!?」って感じはあったと思うんですけど。挿入歌としてウクレレ弾きながら歌っているのは、全部現場で1週間の合宿中に書いて、実際に歌った曲です。だから、みんなの、この組み合わせじゃなかったら、たぶん別の曲になってたと思うので、そこがすごく嬉しいですね。あの、CDになってますんで。(笑)

―速い。(笑)

西山小雨 はい。今日サインお書きします。だれか好きでしょ?みなさん。

―じゃあちょっとずつ(マイクを)回しましょう。

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小野花梨 回しますか?ちょっとずつ回すということで、早口で行きます。即興劇、もちろん経験もなければ知識もない、と不安でいっぱいだったんですが、もうやるっきゃない!ということで。みんないろんな趣向を持っていて「ちゃんと役同士の関係をつめて準備をしたうえでその場で即興」がいいのか、「そういうの何もなしで自分として立って即興」したほうがいいのか。やる前からいろんな案が浮かんでいました。そこから話し合いをしていく中で、最終的にああいう形になりました。
現場に行く前にいろいろ考えたけれど、みんなでやるしかないから頑張ろう!ちゃんとやろう!ってできた作品ですので、とっても思い入れのある大切な宝物のような作品になっています。回します。(拍手)

―リアクションする側も、発言する側も大変だったと思うんです。

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原菜乃華 ひっかきまわす役だったので、ほんとに大変でした、もう。やったこともなくて。でもみんなと共通設定を話し合ったりとか、あのシーンどうしよう、次のシーンどうする?みたいな話し合いもして、ほんとにみなさんの助けがあってできた作品だと思います。(拍手)

―近藤さん、まさに部長役というか、現場では部長的にならざるをえなかった?(笑)

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近藤笑菜 部長とよく言われました。監督の部長ではないんですけど(笑)。私実際高校時代演劇部に入っていました。リハーサルが2,3回あったんですけど、その時に監督から無茶ぶりで「ちょっと演劇部のアップをやってみてよ」って言われたりして、ほんとにその場その場でやってくという感じでした。
リハーサルで初めて未来と小雨ちゃんのシーンを見たんです。脚本はないので「こういう感じでやってみよう」というもので、未来と小雨ちゃんが話す、小雨ちゃんがちょっと歌う、というところを見て心が震えて「これはすごいものになる!」「どうなるかわからないけど」(笑)と思って。わからないけどすごいものになるって。(笑)

監督 まさに。

近藤笑菜 完成してこうして観ていただけて、感無量ですね。(拍手)

―重要なところでいろいろと場をつないでくださった。

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日高七海 今日これ回ってくると思わなかった。

監督 すいません。

日高七海 みんなで合宿したんですけど、撮影してないときはかき氷に行ったり、菜乃華ちゃんと朱那ちゃんに「寝起きドッキリ」させられたり、楽しい現場でした。あと私、花梨ちゃんが個人的に好きだったので、ファンだったので…

―今、告白ですか?(笑)

日高七海 嬉しかったです。

小野花梨 もっと早く言ってくれれば。(場内沸く)

日高七海 恥ずかしいじゃん。(笑)

「大好きです」「私も大好きです」「愛してます」と二人やりとり。

―謎の交流が。(笑)そして佐藤君。女の子ばかりの現場で非常に大変だった?肩身のせまいポジションだったと思うんですけど。

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佐藤蓮 はい。撮影中寝泊まりするところが、監督やスタッフのみなさんと一緒だったんです。

―男部屋?

佐藤蓮 そのとき事件がおきまして、みんな夜寝れない、と。何でだ?大崎監督のいびきがすごい。(笑)

―じゃあその疲れも画面に写っている?寝不足感もね。(笑)

佐藤蓮 途中で監督が気を使ってくれて、一階のソファで寝て…

監督 床!(笑)

―監督もたいへんな思いをしながら。

佐藤蓮 ほんとに申し訳なかった。はい。男子1人でしかも全部即興でってことで、これできるかな?と心配だったんですけど、やっていくうちに何か自分の居場所、ポジションを見つけて雰囲気を出せたのかな、と思いました。

監督 喋らない(ポジション?)。(笑)

―そこ共感ポイントですね。ではお時間ですので、最後に南さん、西山さん、監督からご挨拶を。

南沙良 あれ?もう皆さん観たんでしたか?

―大丈夫です。(笑)上映後で、みなさんいい顔されていますよ。

南沙良 えっと、(会場へ)どうでした?

会場から「面白かった~!」(拍手)

南沙良 よかった!ほんとに自由な映画なので、みなさんがどう受け取ってくださるのか不安だったんですけど…うーん、面白いならいいや。(笑)

―即興って知らないで観た人もいるかもしれないですし…いますか?(ちらほらと手が挙がる)

南沙良 即興独特の間とか、セリフが決まってないので、自分の中から出てくるセリフがちゃんとあって、そこが楽しかったです。みなさんにちゃんと伝わっていればいいなと思います。(拍手)

西山小雨 大崎監督に「未来へ」という曲のMVをお願いしなかったら始まらなかったお話で、先日ようやくMV公開ができました。沙良ちゃんに出てもらって素晴らしいものになりました。1曲がここまでの拡がりを見せるという想像もしなかったことが起きてて、これから全国を回るのが楽しみです。毎年夏になるとちょっと思い出す、みたいな映画になったら嬉しいので、ぜひ期間中またお楽しみに来てください。ありがとうございます。(拍手)

―ミュージックビデオが映画を経て出来上がったんですね。そちらもよろしく。では大崎監督。

監督 本日はありがとうございました。今言いましたミュージックビデオなんですが、実は明日からトークのない日にここで上映します(拍手)。トークのない日はビデオを見てから映画を観られるということで。
それとですね。あのう映画がヒットするのはですね、マスコミではなく口コミですので…

―マスコミの方いらっしゃっているので(会場爆笑)、ちょっと訂正してもらって。

監督 ごめんなさい!マスコミも口コミも同じくらい重要ということで(笑)、もし何か感じましたら、お友達に言うなり、SNSなどでいろいろ言っていただければ、ロングランになる可能性もございます。本日はほんとにありがとうございました!(拍手)

ここからマスコミ向けフォトセッション。観客も最後に撮影でき、感想と一緒に拡散してくださいね、とお願い。

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無限ポーズ


会場に向かう1階エレベーター前に、日高七海さんと近藤笑菜さんがいらっしゃって、満席で入れなかったファンのパンフレットにサインをしていました。優しいなぁ。このお二人の即興予告編がとても面白かったのです。『左様なら』でのお二人も良かったのに、せっかく同じエレベーターで上がったのに、言い忘れてしまいました。あ~。
写真ボケ気味でごめんなさい。(取材・まとめ・写真 白石映子)

オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』完成披露舞台挨拶

クリスが切り取った美しい日本。ぜひ劇場で味わってほしい!
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左から村上虹郎、柄本明、川島鈴遥、オダギリジョー監督

オダギリジョーが、10年前に書きとめた物語をもとに脚本を書き、これまでの俳優人生の中で培った交友をもとに、豪華なキャストとスタッフを結集。
時代が大きく移ろう中で、「ほんとうに人間らしい生き方とは何か」を問う映画を放ちました。
完成披露試写会が行われ、上映前に出演者と共に登壇。監督オダギリジョーとして、映画への思いを語りました。

2019年8月21日、東京・スペースFS汐留
登壇者:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、オダギリジョー監督
司会:奥浜レイラ

『ある船頭の話』

脚本·監督:オダギリ ジョー
撮影監督:クリストファー·ドイル
衣装デザイン:ワダエミ
音楽:ティグラン・ハマシアン.
出演:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎/伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優/笹野高史、草笛光子/細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功
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*物語*
のどかな山奥の村。河原の小屋に暮らす渡し舟を営む船頭トイチ。
明治から大正へと時代が移ろい、川の少し上流には橋が出来つつある。これまで町に出るのに渡し舟が頼りだった村の人たちは、完成を楽しみにしている。
そんなある日、川を流されてきた少女が舟にぶつかる。トイチは少女を助け、小屋で一緒に暮らし始める。過去を何も語らない少女だが、孤独だったトイチは癒される。一方で、トイチの人生は大きく狂い始める・・・

2019年/137分/PG12/日本
配給:キノフィルムズ
公式サイト:http://aru-sendou.jp/
(C)2019「ある船頭の話」製作委員会
★2019年9月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開


◎舞台挨拶

MCの呼び込みで、4人が拍手に迎えられて登壇

MC:ひとこと挨拶を! まずは主演を務められました柄本さんからお願いします。
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柄本明:たくさんのお客様、ありがとうございます。『ある船頭の話』、オダギリジョー監督作品です。内容を言ってもしょうがいないので、ご覧になってお家に帰られて、家族、親戚、知人の方に宣伝いただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

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川島鈴遥:はじめまして。今日はご来場いただきまして、ほんとうにありがとうございます。ちょうど一年前の今頃撮影していたのですが、撮影に入る前は演じることに精一杯だったので、皆さんの前でご挨拶させていただくことを全く想像していませんでした。今、とても不思議な気持ちでいっぱいです。こうして、素敵な先輩方と一緒に登壇して挨拶できていることが、とても幸せです。今日は楽しんでいってください。

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村上虹郎:はじめまして、で、いいんでしょうか?
今日はお集まりいただきましてありがとうございます。源三役をやりました。

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オダギリジョー監督:皆さん、どうもありがとうございます。普段は俳優として舞台挨拶に立つことが多いので、今日は監督としてこういう場に立っているので、いつもより何倍も緊張しています。今日は初めて関係者以外の方に観ていただくので、どういう反応があるのか心配でもあります。期待と不安がありますが、今さら直すこともできないので、どんな感想を持たれたとしても、それはそれとして、いい部分だけを周りの方に伝えていただけたらと思います。

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MC:この後ろの幕にもありますが、映画のポスタービジュアルにあわせて、皆さん、赤と黒の衣装ですね。

柄本:偶然ですか? (と、とぼけた反応に皆で笑って顔を見合わせる)
村上も、「偶然ですか?」と呼応する。 苦笑するオダギリ監督。みごとな赤と黒の衣装!


◆舟を漕ぐのは上手くなったが過酷な現場

MC:上映前ですので、皆さんの楽しみをそがないように気をつけながら作品の内容に触れていきたいと思います。
柄本さんは、村と町を繋ぐ渡しを生業としている男性ですが、夏と冬、厳しい中で身を置く主人公として生きるのも過酷だったと思います。現場ではどのように進められていったのでしょうか?

柄本:過酷なのは映画を観ていただければわかると思いますが、撮影は、ちょうど去年の今頃、7月・8月の40日、1月に10日間ほど冬の撮影。夏の撮影がとにかく過酷でしたね。

MC:映像のロケーションとしては最高の場所でしたね?

柄本:監督の思い通りの場所だと思うのですが、岩場で河原で、朝から晩まで舟を漕いで、大変でしたね。

MC:流れもあって大変だったのでは?

柄本:舟を漕ぐのは上手くなったのですが、川の流れが早くて、ロープをつけて牽引してもらわないと進めなかったですね。
毎日毎日なんでこんなに疲れるのかと思って、あらためて台本を読んだら、ほとんど全シーン出てるんですね。それで疲れたのかと。とにかく暑いし、逃げ場所がないし、テントを張ってそこにいましたけど、大変な撮影でした。

◆柄本の背中に滲み出る悲しみ
MC:川島さんは100名以上の中からオーディションで選ばれたとのことですが、オダギリ組の撮影はいかがでしたか?

川島:
今回、テストというテストをしなくて、ほとんど一発本番。私にとって初めての経験で、違和感はなくて、テストで起こる慣れというものがなくて、いつもいい緊張感で撮影に臨めたなと思いました。

MC:柄本さんとの共演はいかがでしたか?
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川島:柄本さんは後姿が印象的でした。あるシーンで背中を見つめていたのですが、寂しさや悲しさが感じられて、あらためてすごい方だなと思いました。

柄本:ありがとうございます! (と、深々とお辞儀)

◆虹郎はムードメーカー
MC:村上さんとは一番年が近いですね。

川島:そうですね。私が控えめなので、話しかけてくれるのですけど、なかなかうまく返事ができなくて・・・

村上:俺の話はつまんない?

川島:そういうわけじゃなくて・・・ 虹郎さんがいる現場は、いつもより明るいような気がしました。現場のムードメーカー的な方です。

村上:誕生日が一緒なんです。最初に会った時にそう話しました。豊臣秀吉も一緒なんです。モナリザが盗まれた日。もういいですね。
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MC:村上さんは船頭の友人の役。柄本さんと3度目の共演だそうですね。現場ではいろいろお話されましたか?

村上:今回一番一緒の場面が多かったのですが、控え室では柄本さんといろいろ話しましたけど、現場では過酷すぎて、あんまり何かを喋った記憶がないですね。

柄本:しゃべらないですよ。あんなに暑いんだもん。ほんとに暑いんだもん。

MC:牛を川の中を引っ張る場面がありましたね。

オダギリ:あれはあれで楽しかったですね。

MC:柄本さんにとって、村上さんはやはり孫のようだと思われましたか?

柄本:この映画に出ている村上淳さんがお父さんで、昔、テレビで村上淳のオヤジ役をやったことがあるんですよ。今回の映画、友達のような役。普段からタメ口なんですよ。

村上:そんなことないですよ!

◆豪華なキャストにスタッフは、事務所を通して
MC:オダギリ監督、今回、すごいキャストの方々。映画ファンも胸の高鳴る方たち。どういう風にお声をかけてキャスティングされたのですか?

オダギリ:
いや~ ちゃんと事務所を通したと思います。(会場:笑)
僕自身、俳優をやってるから、同業者の中にも好きな方、嫌いな方がいるのですけど、好きな方に声をかけましたね。

MC:スタッフの方も、撮影監督 クリストファー·ドイルさん、衣装デザイン ワダエミさん、音楽 ティグラン・ハマシアンさんと、海外の方もスタッフとして参加されていますが、どういった経緯で?

オダギリ:事務所を通して・・・(笑) いろいろな経緯があったので、パンフレットを買っていただければ・・・

◆日本の美しさを切り取るクリスの画作り

MC:大事なのはクリストファーさんの存在?

オダギリ:
クリストファーさん!(笑) 素晴らしい撮影監督だとは思っていたのですが、クリスは風景の切り取り方が独特で、僕らが気付かないような日本の美しさをしっかりカメラに収めてくれました。画だけみると、日本映画らしからぬ、日本なのに日本じゃないようなのがクリスの画なのかなと。

MC:以前にクリスさんの映画に出て、撮り方に刺激を受けられたとか・・・

オダギリ:
あ~(『宵闇真珠』を思い出した様子)  川島さんが言っていたテストをしないのは、クリスがそういうタイプなんです。余計なことをしないで、どんどんカメラを回したがる。本人が待てない。そのスタイルがそのまま来てるんですね。テストを重ねると慣れてしまうからテストしない。カメラの動きが合わなければもう一度やればいいだけの話だから、いいっかと。

MC:ワダエミさんの衣装が国や年代を特定しないものでしたね。

オダギリ:
ワダエミさんは大変な方。日本の宝のような方。家にある貴重な生地をこの作品のために使ってくださいました。お金にならない仕事を一生懸命やってくださって感謝しています。
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MC:印象に残る赤い衣装でしたが、着心地はいかがでしたか?

オダギリ:
着心地・・・(笑)

川島:夏冬(見た目は)同じなのですが、夏のままだと冬は寒いからと工夫してくださいました。

◆ヴェネチア正式出品! 作家性を重視する部門に選ばれたことが嬉しい
MC:第76回ヴェネチア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門に正式出品が決定しましたね。お気持ちをお聞かせください。

オダギリ:身が引き締まりますね。自分も俳優として何度か参加させていただいた映画祭でもありますし、イタリアの監督協会が選んでくれている部門で、それがまず嬉しいですね。商業性やエンターテインメント性ではなくて、作家性を重視する部門なので。日本では俳優オダギリジョーというフィルターがとかくつけられるじゃないですか。それがない形で評価してもらえたことが本当に嬉しいですへ

柄本:大変に光栄なことと思っております。
2度目のヴェネチア参加なのですけれど、オダギリジョー監督の作品ということで、日本人の何かがあちらの方にどういう風に伝わるのかが大変楽しみです。

MC:テーマが海外の方にも同じように感じてもらえるものかなと思いました。

★フォトセッション

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最後の10秒は、一般のお客様にも撮影許可が出ました。

◆劇場でないと良さが伝わらない!
MC:観客の皆さんに向けて、最後にひとことずつお願いします。

村上:僕も大好きな俳優の方たちがいっぱい出ていますし、柄本先生がこんなにも長く出演している映画、どうぞ楽しんでください。

川島:素晴らしいキャストとスタッフ。この作品に関わった人たちの思いが皆さんに伝わればいいなと思います。

柄本:今の映画からは逆行したような作品だと思います。でも普遍的な大きな問題の映画だと思います。そしておとぎ話のような作品です。なかなか正直こういう映画はヒットしにくいと思いますので、皆さんのお力を借りて、なんとか宣伝していただければ幸いです。よろしくお願いします。
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オダギリ:柄本さんがおっしゃってくださったのですが、なかなか挑戦的なことをやっていて、今の日本映画を観慣れている方には観づらい映画なのかもしれません。ただ、それに挑戦したかったのが正直なところでした。それを面白がってくださればといいなと。映画にはいろいろなタイプがあるべきだと思うし、今の主流がすべてではないと思うので、どう捉えていただくかは自由ですけど、がんばって観ていただければいいなと。
あともう一つ、この劇場で音のチェックをしていたのですが、画面もこの大きさで観やすいようにに画作りをしていますし、音の配置も細かくやっていますので、これを家でDVDで観てもまったく伝わりかたが違うんです。特に、ど真ん中で観ていただくとよく伝わるんです。劇場で観ないとまったくよさが伝わりません。DVDやタブレットで観ようとかは考えないほうがいいです。以上です!


『ザ・ファブル』公開記念舞台挨拶レポート

Mr.ストイック岡田准一の人柄と身体能力に
共演者はみな「普通じゃない」と称賛


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裏社会で「ファブル」の名で恐れられる天才的な殺し屋が1年間休業し、大阪で一般人として、普通の生活を送る。この普通でないミッションを殺し屋が真面目に挑む様子をコミカルに描いた南勝久の人気コミック「ザ・ファブル」(講談社「ヤングマガジン」連載)が実写化された。6月22日(土)には東京・丸の内で公開記念舞台挨拶を開催。主演の岡田准一をはじめとする豪華キャスト・監督が集結し、クロストークを披露した。

『ザ・ファブル』公開記念舞台挨拶
【日程】6月22日(金) 
【場所】丸の内ピカデリー1
【登壇】岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、佐藤浩市、宮川大輔、江口カン監督

ボスのイメージが壊れる? 佐藤浩市の意外な告白

MCの呼び込みと同時に、客席後方の下手扉が開き、岡田准一を先頭にキャストたちが客席通路を通って登壇した。それに続いて下手前方扉より佐藤浩市と監督が舞台に。舞台両脇から金銀色テープの特効が発射された。
ここで司会が佐藤浩市に、なぜ、他のキャストと一緒に下手後方の扉から入ってこなかったのかを尋ねると、「舞台の後ろから登壇するのが流行り始めた頃に、品の良さそうなご婦人が手を差し伸べてきたので、『ありがとうございます』と手を出したら、『あんたじゃない!!』と。それ以来、後ろから登壇するのがトラウマになってしまいまして。すみません、ボスのイメージを壊しているかもしれません」と別行動を取った理由を説明した。岡田はそれに対して「そういうのってありますよねぇ」と同意するコメントを。もしかすると同じような経験があるのかもしれない。続いて、登壇者がひとことずつ挨拶した。

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(撮影:堀木)

「共演者と会うのは初めて!」と宮川大輔

MC:伝説の殺し屋ファブルを演じられました岡田准一さん、お願いします。

岡田:みなさん、お忙しい中、お越しいただきましてありがとうございます。雨の中ですが、スカッとできるエンターテインメントに仕上がっていると思います。(福士蒼汰を応援するグッズを持つファンを見つけて)あっ蒼汰くんが好きですか。僕も好きですよ。そんな素敵な共演者のみなさんとこうやって一堂に集まれて、仕事ができたのがうれしかったです。面白いと思われた方はまた勧めてください。ありがとうございます。

MC:ファブルの相棒、佐藤ヨウコを演じられました木村文乃さん、お願いします。

木村:今日は雨の中、ファブルを選んでいただいて、本当にありがとうございます。2階も上までしっかり見えます。今日は短い時間ですけれど、楽しんでいってください。よろしくお願いします。

MC:素直で優しいアキラのバイト仲間、清水ミサキを演じられました山本美月さん、お願いします。

山本:みなさん、こんにちは。今日はお足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます。ミサキを演じさせていただきました山本美月です。みなさんがあの変顔を見たのかと思うとすごく恥ずかしい気持ちでいっぱいです。梅雨のじめじめを吹き飛ばすような素晴らしい作品になっていますので、おもしろかったら、周りに勧めていただけたら、うれしいなと思います。今日はよろしくお願いいたします。

MC:渋谷系ゆとり世代の殺し屋でファブルに憧れ、執拗に狙うフードを演じた福士蒼汰さん、お願いいたします。

福士:フードを演じました福士蒼汰です。本当に素晴らしいキャストの中で、素晴らしい作品ができたなと思っています。たくさんの人に見てもらえたらうれしいです。本日は短い時間ですが、よろしくお願いします。

MC:出所早々暴れまわる、アドレナリン全開、デンジャラスメーカー小島を演じました柳楽優弥さん、お願いいたします。

柳楽:みなさん、本日はありがとうございます。柳楽優弥です。岡田さん主演のアクション映画に参加させていただいて、最高でした。ありがとうございました。

MC:小島と同じ裏社会のメンバーで、小島と敵対するインテリ砂川を演じられました向井理さん、お願いいたします。

向井:砂川役の向井です。本日はお越しいただきまして、ありがとうございます。とても激しい笑いがあり、いろんなアクションもあり、大変な現場ではありましたが、その中でも座長である岡田さんを筆頭に、いろいろ現場を引っ張ってもらい、実は楽しく和気あいあいとした現場でした。とてもいい経験ができたと思っています。短い時間ですが、最後まで楽しんでいってください。ありがとうございます。

MC:休業中のファブルを預かり、砂川、小島らを束ねる、裏社会の会社社長・海老原を演じました安田顕さん、お願いします。

安田:海老原を演じさせていただきました安田顕と申します。撮影は昨年の今ごろ始まりました。本当にじめじめした空気の中、みなさんが汗をかきながら撮影したものが1年経って、またじめじめとした季節の中で公開になりました。内容的にスカッとしていますので、ぜひお友だち、お知り合いに紹介していただいて、この映画を広めていただけたら幸いです。本日はよろしくお願いいたします。

MC:ファブルたちの育ての親、ボスを演じました佐藤浩市さん、お願いいたします。

佐藤:楽しんでいただけましたでしょうか。この映画はみなさんの声が支えてくれると思いますので、よろしくお願いいたします。本当に今日はありがとうございます。

MC:ファブルを唯一、爆笑させることができるお笑いのジャッカル富岡を演じました宮川大輔さん、お願いします。

宮川:ジャッカル富岡をやらせていただきました宮川大輔です。今日はありがとうございます。このみなさんとお会いするのは今日が初めて。何のエピソードも僕は持っていないので、怖くて仕方ないです。ちょっと短い間ですけれど、よろしくお願いいたします。楽しんで帰ってください。

MC:本作のメガホンを取られました、江口カン監督、よろしくお願いいたします。

江口:今日はお越しいただきありがとうございました。みなさんと一緒に作ってきた、この作品がやっとお披露目できて、最高に幸せです。よろしくお願いいたします。

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(撮影:堀木)

関西人なのに標準語の方が仕事しやすい?
明かされる岡田准一の意外な一面


本作ではファブルがプロの普通を目指すのだが、強烈な個性を放つ登場人物達に翻弄される。そこで、 “今だから言える、普通じゃないと思った共演者、もしくは撮影現場のエピソード”を語り合った。

岡田:まず、柳楽君は普通じゃない。今回の役、良かったですよね。
あと、浩市さんは現場で素敵なんですよ。僕のことを准一と呼んでくれる大先輩で、いつも僕のことを気にかけてくださるのか、現場に入ると、「准一、大変そうだな。がんばれよ」と言ってくださり、今日もパーテーションのところで声を掛けていただいて、「准一、人、入っているみたいだな。よかったな」と。すごくカッコいいんですよね。大先輩になってそれができるのって、普通じゃないですよ。

佐藤:その昔、彼がまだ10代のときに親子役でちょこっとだけご一緒して、それから見て、この隔世の感というかね? こうして今、全部を引っ張っていくというのを見るとうれしくなりますね。がんばれよ、准一!

岡田:父上、ありがとうございます。

MC:木村さん何かありますか。

木村:岡田さんは関西弁だと調子でない。

岡田:めっちゃ出ますけれどね。

木村:関西の方なのに、「関西弁しゃべってください」と宣伝のときにいわれると、いつものお茶目さんが出てこなくなってしまうなと私は思っていて。「あれ、関西の方なのに標準語の方がやりやすいんだなぁ」と。

岡田:いやいやいや、それ、絶対に言っちゃあいけないヤツですよ。いやいやいや、関西弁もうまく使っていきたいですよね。

MC:うまく使っていきたいって、その距離感がおかしいですよね?

岡田:いやいやいや、ホンマ。関西弁なのか、微妙なとこ、ありますよね。

岡田准一が「6年後に格闘技の達人を目指す」と宣言!

MC:山本さん、何かエピソードありますか。

山本:柳楽さん。普通じゃないというか、役がすごく激しいのですが、カットがかかった瞬間、めちゃくちゃ優しいんですよ。その切り替えがすごくて、はっとします。カーディガンを脱がせるところがあるのですが、脱がせた後、すごく優しいですよね。

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(撮影:白石)

岡田:すごい、エロいコメントしたね。そこだけテレビに使われたらやばいよ。

山本:ちょっとテレ混じりなところがすごくお優しいなと思って。気を遣ってくださっているというか。

岡田:僕も耳にナイフを突きつけられたときに、舐め回すようにやった後に「大丈夫ですか。大丈夫ですか。当たってないですか」とすごく優しかったですね。

柳楽:よかった。

岡田:(柳楽を見て)押忍!

MC:福士さんは?

福士:やっぱり准一さんですかね。あんなに壁をスムーズに登る人はいないですし、やること、考えること全て普通じゃないことが多い。お酒を飲んでいるときも、あまりテンションが上がらないのです。ずっと武士みたいに日本酒を飲んでいる姿を見ていて、「ほんとに普通じゃないな」と普段から思っていました。

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(撮影:白石)

MC:はしゃがない?

福士:僕は見たことがないですね。

岡田;辛口一献。
(一瞬の間があり)何を言っているんだろう。すみません、大失敗です。

福士:すみません、滑らせてしまって。

岡田:何か言わなきゃと思ったら、大滑りしました。静かに飲むタイプですね。

MC:福士さんから見て、考え方もちょっと普通じゃないと思ったのですね。

福士:僕もジークンドーやカリといった同じ武術をやっていますが、きつすぎて、気持ち的にも難しい。それをずっと続けて師範の免許も取って。そういうところも異常性が出ているのかなと思いますね。並大抵ではできません。

岡田:6年後、達人を目指していますんで。
またちょっと滑りましたね。

MC:柳楽さんは?

柳楽:15m上から飛び降りるところがあったのです。スタントさんを使わずに、准一さんが縛られている僕を助けるシーンで、准一さんがやるので、僕がスタントさんに頼んだらダメじゃないですか。僕もいなきゃいけないなって。准一さんがやらないでくれたら、僕もやらないで済むのに、と。ほんと、怖くって。そこがビビりました。

岡田:僕もできればやってもらいたかった。当たり前のように上げられて。二人で落ちたよね?

柳楽:すごいところまで上げられて、スタッフさんが「准一さん、ごめんなさい」と言って、足場を取って。。。。もう、やりたくないです。

MC:監督から見て、それはスタントの方を入れてもいい感じだったのですか。

江口:いやいやいや、そこは本物をねぇ。

MC:向井さんはどうですか。

向井:ヤスケンさんはベテランで、経験値も豊富ですが、クランクアップの日は朝からずっとそわそわしているのです。クランクアップをいっぱい迎えてきた人でもまだこんなに、子どものようにそわそわするというのは普通じゃないなと思いました。

安田:慣れたことがないですね、こういう現場に。本当にいつも緊張します。毎日毎日精一杯でございます。

MC:そんな安田さんが、これは普通じゃないぞと思ったのは?

安田:普通じゃないって言えば、みんな普通じゃないですし、普通といえば普通なのですが、やっぱり岡田准ちゃんですかね。この映画の宣伝でバラエティーに一緒に出たときに、岡田さんは無の状態になりながら、フラフープができるっていうのですけど、1つもできないのです。ただただ、ボディビルのようにポージングを取りながら、回っているだけ。あれを見たときに普通じゃないなと思いました。
アクションができて、笑いが取れる方ってそうそういないから、まさにファブルって岡田さんじゃないとできないと思うし、ゆくゆくはジャッキーチェンのリメイクとかやってほしいですね。

岡田:誰も拍手が起こらない。(ここで拍手が起きた)

MC:佐藤浩市さんは「普通じゃないな」と思った人はいますか。

佐藤:若い頃の現場なんていうのは普通じゃないし。でも、やっぱりみんな、仕事も普通じゃなくなるのですよね。キャメラの前に立ったりすると、そこで普通じゃなくなっているし。今回みたいに座長がMr.ストイックだと周りの連中が大変迷惑。そういうアクションの絡みがなくてよかった。

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(撮影:堀木)

MC:福士さんから見ても、Mr.ストイックでしたか。

福士:はい。でも僕はそれに燃えるタイプなので、絶対についていこうって。火をくれる感じですかね。僕がしゃべると滑るので、完結した方がいいですよね。終わりです。

MC:監督が見て、これは普通じゃないだろうってありましたか。

江口:みなさん、普通じゃない中でやらせていただいて、僕は逆に浮いていたのですが、山本美月さんの変顔のシーンで、ここまでやってくださいという指示を出すために顔を触ったのですが、小っちゃさが半端なくて、顔の骨格の小ささがすごかったです。

山本:そこですか。そこかぁ。生まれたときからこんな感じなので。

岡田:多分、みなさん、比べるものが分からないと思うんですよ。テレビとかこの距離だと。スーパーに行って、豆腐を買ってください。あのくらいの大きさです。豆腐一丁くらいです。

山本:もう少しいいものにしてほしいですけど

MC:監督でもびっくりしたのですね。
そして、宮川さん。誰とも絡んでいない。しかも撮影がみなさんの撮影が終わった後、なんですよね?

宮川:そうなんですよ。みなさんが終わった後に僕が撮ったので、正直、スタッフさんも監督も終わった感が強い。だら~っとしているんですよ。そんな中でグリーンバックの前でギャグをやらされるわけですよ。で、決めるじゃないですか、そうすると5秒くらいは欲しがるのですが、シーンとしているんですよ。芸人としては、そこは受けてほしい。声が入るかもしれませんが、後から消せばいいじゃないですか。シーンとしている中、俺、ずーっと(ポーズを取って)こうしてるわけですよ。そうしたら、監督がそばに来て、「面白かったですよ」って。嘘つけ!って感じ。笑ってくださいみたいな。ほんと、1人でやっているのは地獄でしたね。これは岡田さんが実際に見るのかなと思っていたら、もう撮影は終わっていたからモチベーションもよくわからなくて。ずっと地獄でしたね。

MC:岡田さん、まったく見ないで爆笑していたってことですね。

岡田:そうです、そうです。モデル映像すらなく。用意、スタート、わっはっはということでしたね。

MC:そう考えるとすごいことですね。何にもないのに想像して爆笑するという。

岡田:振り付けはこうやりますと振り付けだけ教えられて、僕はやっていました。

MC:できあがったのをご覧になっていかがでしたか。

岡田:本当に大輔さんがやってくれてよかった。

宮川:マジで? めっちゃうれしいです。ありがとう!

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(撮影:堀木)

「岡田ファブル」を原作者も絶賛

トークの後は、公開を祝して原作者の南勝久先生よりお祝いのメッセージが到着。司会が代読した。

この度は江口監督を始め、演者のみなさん、関係者のみなさん、お疲れ様でした。無事に公開となり、僕自身も楽しみにしております。この原作は元々実写化を想定して考えたところもあり、一つの目標に達することができたことに深く感謝しております。よくある殺し屋というテーマに挑戦しましたが、この物語は恐らく今までになかった殺し屋エンターテインメントになっていると思います。それではラストまで笑ってハラハラと楽しんでいただけたらと思います。岡田准一ファブルをとくとご覧あれ。
南勝久

“岡田准一ファブル”を絶賛するコメントに、岡田も「原作の先生が喜んでくださっていてすごくうれしい」と笑顔を見せた。
続いて、本作とゆかりのある贈り物として巨大ないちごのショートケーキが壇上に運ばれてきた。劇中でファブルが一番好きな芸人・ジャッカル富岡が、「ショートケーキにいちごを乗っせ~る~♪」から始まるギャグを披露するくだりがあるのだ。
今回はジャッカル富岡役の宮川が特別に用意された特大イチゴをのせながら、最後は決めのフレーズ「何で俺もやね~ん」をキレキレの動きで披露した。さらに、岡田の無茶ぶりで「カレーライスにらっきょを乗っせ~る~♪」ともう1パターンも披露。登壇者や会場が大爆笑となった。

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(写真:オフィシャル提供)

最後に岡田からこれから映画を観るファンにメッセージが贈られた。

今日は本当にありがとうございます。雨の中来ていただきまして。本当に笑って、スカッとできる、誰もがすっきりできる映画になると思っております。ぜひ、また、何度でも見に来ていただいて、アクションの検証とか、どういうことやっているなとか含めまた見に来てください。ありがとうございます。

ここで登壇者はいったん退場。客席をバックでフォトセッションとなった。岡田の「ザ!」の掛け声に会場全体が「ファブル―!」と答える形でコール&レスポンスが行われ、顔の前に親指をかざすジャッカル富岡の“ジャッカル”ポーズをとりながら記念撮影。大盛況のうちに舞台挨拶が終幕した。
(取材:堀木・白石、文:堀木)

『ザ・ファブル』
<STORY>
どんな相手も6秒以内に殺す――。“ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス(佐藤浩市)はある指令を与える。「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」
ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり...。殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する!【絶対に殺してはいけない】指令のもと、絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか―?!

出演:岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、木村了、井之脇海、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、宮川大輔、佐藤二朗、光石研 、安田顕 、佐藤浩市
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
配給:松竹
©2019「ザ・ファブル」製作委員会  
公式サイト:http://the-fable-movie.jp/