『盗月者 トウゲツシャ』舞台挨拶

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         (公式写真)

『盗月者 トウゲツシャ』が11月22日に公開を迎え、11月23日に都内の映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、ユエン・キムワイ監督が「ハロー、ハロー、ハロー!」と登壇、また香港からオンラインで主演のイーダン・ルイ、少し遅れてアンソン・ローが参加しました。(映画の内容にふれています)

ユエン監督 みなさんこんにちは!『盗月者 トウゲツシャ』を観に来てくださってありがとうございます。日本で上映できて、とても感動しております。

香港の映像が映りましたが、イーダン・ルイが一人です。「ハーイ、みなさんこんにちは!」と広東語で挨拶。

ーそれでは、イーダン・ルイさんから日本の観客の皆様にひとことお願いします。
 
イーダン・ルイ (広東語で)みなさんこんにちは、イーダンです!
(日本語で)オハヨウゴザイマス。ワタシハ イーダン・ルイ デス。
(英語で)皆さんに会えて嬉しいです。映画を楽しんでくれると嬉しいです。どうもありがとう。

―アンソンさんをお待ちいただくことにして、私の方からいくつか質問させていただきたいと思います。まず、監督から見た主演お二人の印象はいかがでしたでしょうか?

ユエン・キムワイ監督 もちろん僕の目からみて、2人ともとても有能な俳優です。イーダンはとても努力家で真面目です。脚本を何度も読み返して、たくさん質問をしてきました。200個くらい(笑)。困った俳優さんです(笑)。でも、それは作品にとても思い入れがあるということなんです。これからもそんな風に映画に情熱をそそいでくれると嬉しいです。
アンソンはまた違って、現場の雰囲気で自分のカラーを出していくスタイルの俳優です。元々のバックグラウンドがダンスだからかもしれません。あ、(アンソンが)来ました。

アンソン・ロー みなさんこんにちは、僕はアンソンです。

ーそれでは監督からもう一度アンソンさんの印象を。(会場笑)

ユエン・キムワイ監督 アンソンはすごく感覚的で、感性に訴えるような俳優です。計算して演技をするというのではなく、現場での雰囲気や相手の方とのフィーリングで演じていくタイプです。現場でもいろいろ発見がありました。

ーそれでは逆に、ユエン監督の演出はいかがでしたか?

イーダン・ルイ 監督とはこれが初めてではなくて、これまで何度か一緒にお仕事をしてきました。お父さんのように見守ってくれるタイプの監督です。ゆとりを持たせてくれる、いろいろなことを試させてくれます。ですから僕は安心して仕事ができて、自分のチャレンジもサポートしていただきました。とても感謝しています。

アンソン・ロー 撮影の際にいろいろなトラブルに見舞われました。というのは、この4人(※窃盗チームを演じた、イーダン・ルイ、アンソン・ロー、ルイス・チョン、マイケル・ニン)で一緒に仕事をしたのは初めての経験で、手探りの部分もありました。撮影前にも何度もリハーサルを繰り返して調整してきました。実際の演技でもバージョンをいろいろ変えて、どうやったら気持ちが込められるのか、もっと良くなるのか監督に観ていただいて決めていきました。我々みんなが監督を信頼し、監督も信頼してくださったので、お互いの絆の輪の元にこの映画ができたと感じています。アリガトー。

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ルイス・チョン、マイケル・ニン、アンソン・ロー、イーダン・ルイ

ーこれから会場からの質問に移ります。時間が限られておりますので、映画に関するご質問にしぼって、お一人お一つでお願いします。

Q ユエン監督は大阪アジアン映画祭のときに、「撮影で迷惑かけてごめんなさい」と仰っていたんですけど、アンソンは日本での撮影中、何を感じていましたか?寒くて大変とか、ホームシックは?

アンソン・ロー 日本で緊迫したシーンを撮影するときに、自分の感情をどう表現していくか、わざとらしくなく自然に緊張感を出すといった演技の工夫が必要でした。とても緊張したシーンの後に、そうではない平穏なシーンの撮影が始まると、その気持ちを白紙に戻します。その感情の切替えが大変でした。ご質問ありがとうございました。

Q 日本での撮影なので、親近感がありましてとても面白いと思っています。お二人、撮影中の面白い思い出はありますか?また日本でどこか行きたいところはありますか?

イーダン・ルイ 面白いエピソードはたくさんあります。印象的なシーンは、時計店の地下で金庫を開ける場面です。お店の人が暗証番号を入れるのを、みんなが肩越しに見ようとしているのですが、実際は完全に見えてしまっていました。見えているのに、見えない演技をしなければならなくて、みんなが笑うのを必死に我慢していたシーンなんです(笑)。
マイケルがタバコに火をつけるシーンで、撮影のときにタバコの火が下に落ちてしまって何かに引火して炎がわっと上がってしまいました。みんなで何んだ何が起きたんだ?と大騒ぎしました。
僕たち二人とも、東京はもちろん大好きです。大阪やほかの都市にも行ってみたいです。日本の冬はとても綺麗なので、また来たいです。

ーお名残惜しいですが、そろそろ時間となりましたので、アンソンさんイーダンさんから一言ずつ。

アンソン・ロー みなさん映画をサポートしてくださってありがとうございます。この映画は僕にとって今までとはちょっと違うもので、力を入れました。これからももっともっとみなさんに楽しんでいただけるものを提供したいと思っています。どうぞ応援してください。ありがとうございました。

イーダン・ルイ この映画を応援してくださってありがとうございます。日本での撮影は、1ヶ月間でした。海外での撮影の機会はあまりないのですが、また機会があればみなさんとの交流ができればと思っています。ありがとうございました。  

ー珍しい形となりますが、ここでフォトセッションとなります。後方から撮りますので、みなさん大きく手をふってください。

イーダン・ルイ&アンソン・ロー(手を振りながら)ありがとうございました~!

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ユエン・キムワイ監督(公式写真)

ここでスペシャル・プレゼントとして「5人のサイン入り香港版ポスター」を一名の方に。ユエン監督がチケット半券の中から一枚を引き、前方の男性の方が当選しました。監督のサインをその場で加えて完成。おめでとうございます。

―最後に監督から日本の観客のみなさんに一言お願いたします。

ユエン・キムワイ監督 みなさま今日は観に来てくださって本当にありがとうございました。面白いと思われたらぜひお友達に観てねと薦めてください。これは香港映画でも数少ない「悪役が誰も警察に捕まっていない」映画です(笑)。
楽しんで気に入っていただけると嬉しいです。サンキュー!
(写真:公式/まとめ:白石映子)

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★上映劇場にて来場者特典プレゼントを実施中です。
各週、ご来場の方に先着で、登場キャラクターの特製ポストカードをプレゼント!
※ランダムでの配布です。絵柄は選べませんのでご了承下さい。
※ご鑑賞のお客様お一人様1回につき1枚、先着順での配布、在庫がなくなり次第終了となります。詳細は上映劇場のHPにてご確認ください。

■上映劇場→ https://theaterlist.jp/?dir=tougetsusha
上映1週目:ヤウ(アンソン・ロー) or タイツァー(ルイス・チョン)
上映2週目:マー(イーダン・ルイ) or マリオ(マイケル・ニン)
上映3週目:ロイ(ギョン・トウ)

『帰って来たドラゴン』舞台挨拶

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7月26日(金)より『帰って来たドラゴン』(1974)2Kリマスター版の上映が始まりました。
翌27日(土)新宿武蔵野館に、満席のお客様を迎えて倉田保昭さん、ゲストの谷垣健治さんの舞台挨拶がありました。
ほぼ書き起こしでその様子をお届けします。MCは江戸木純さん。(白) 

倉田保昭 1946年3月20日、茨城県出身。俳優、武道家。日本大学芸術学部演劇科卒。東映撮影所の研究生となる。70年香港のショウ・ブラザース社のオーディションに合格し『続・拳撃 悪客』(71)で香港映画デビュー。多くのクンフー映画に出演。74年『帰って来たドラゴン』を引っ提げで日本凱旋を果たした。テレビシリーズの「闘え!ドラゴン」、「Gメン‘75」で人気を博す。
76年に倉田アクションクラブを設立して人材育成を行い、数多くの映画、テレビ番組のアクション・コーディネートを手がけ、創武館道場で空手の指導を行ってきた。85年に倉田プロモーションを設立。その後も香港映画をはじめとした数多くの海外作品に出演。

谷垣健治 1970年10月13日、奈良県出身。映画監督、アクション監督、スタント・コーディネーター。
1989年大学入学と同時に倉田アクションクラブ大阪養成所に加入。1993年の大学卒業後つてもないまま22歳で単身香港に渡り、広東語を学びながら映画の仕事を探す。スタントマンとして多くの映画に参加、アクション監督トン・ワイの推薦で「香港動作特技演員公會 Hong Kong Stuntman Association」に所属した。唯一の日本人。香港ではドニー・イェンの作品に多く関わり、『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』では監督をつとめた。日本では映画『るろうに剣心』シリーズのアクション監督ほかで活躍。
日俳連アクション部会委員長。DGA(全米監督協会)会員。

作品紹介はこちら
(C)1974 SEASONAL FILM CORPORATION All Rights Reserved.


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倉田 本日はお暑い中、ほんとにたくさんの方がいらしてくださってありがとうございます。50年前の映画ということで、私ちょっと不安なところがあるんですけど、いかがでした?(拍手)古臭さはなかったですか?パワーを感じていただけると有難いなと思っているんですけど。CGもワイヤーもない時代ですから。もう、今やれと言われてもとてもできないです。
ありがとうございました。ほんとに。

谷垣 おはようございます! 僕も今後ろで観ていたんですけど、面白いですよね。なんか神様がジャンプ力の調合を間違えたような2人(ブルース・リャン&倉田保昭)が(笑)こう上に上がって行く(必見)のが力強いなと思いました。先生ね、「今はもうできない」とおっしゃっていましたけど、『夢物語』では全然スピードは劣っていないですよね。むしろ速くなっているかもしれないなと(笑)。
先生、今日のこのお衣装は?

倉田 これはね、50周年なので、50年前に作った洋服。

谷垣 『戦え!ドラゴン』のときのですか?

倉田 これ、撮影では使ってないですよ。何かイベントみたいなので。たぶんブルース・リーのがかっこいいなと真似て作ったのかな。

―1974年に作られた『帰って来たドラゴン』と(新作の)『夢物語』を一つのスクリーンで上映するという、とても貴重な機会です。50年前に撮影されたこの映画、観るからに大変だったろうなと思うんです。そのへんのエピソード、こんなに凄かった、忘れられないことなどがありましたら。

倉田 先週プロデューサーのウー・シーユエン(呉思遠)に会いに香港に行ってきました。2人だけで5時間、広東語で話しました。その中で『帰って来たドラゴン』の話も出て、「あの頃はこうだったよねぇ」と。当時は中国の文化大革命の後で、国境があって行き来ができなかった。その中国大陸が見える小さい島で撮影しました。そこを見ながら「ウー・シエンのバカヤロー!なんでこんなきつい撮影させんだよー!」と(叫んでいた)。ホテルも何もないので、バーベキューやったりね。たまの休みに小さい船に乗って美味しい物を食べに行く。今は橋ができて渡れますけど。

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―谷垣さんはこの時代の香港映画、どう思われますか?

谷垣 観なおしたときに、これはできないなと思いましたね。役者にさせられないし、やれる役者もいない。僕らはこの方たちが作ったレールに乗ってアクション映画を撮っているんですけども、いろんなことを工夫しなきゃいけないわけで。言ってみたら僕らの映画には「味の素」をいっぱい足しているんですよ。味の素がいっぱいまぶされている。これ(帰って来たドラゴン)はほんとに「役者の素材の良さ」を生かした映画。すごいですよね、アクションも。
ブルース・リーが”間”で勝負するというか、”間”の中で一発パカーンとやるとしたら、これは”手”(アクションの動き)が多い。今のアクション映画も”手”は多くなっていますが、これは戦って走って、戦って走って。今も昔もアクション映画のお手本のような映画ですね。パリでオリンピックやってますけど、「アクション」という種目があったらたぶん金メダルじゃない?(笑)観れば観るほどすごい。

倉田 彼とも話したんですけども、当時は(ブルース・リャンと自分)2人だけなので、休憩時間なんてないんですよ。吹き替えもいないし、ただ2人がどうやって何ができるか、キャメラが移動するだけの時間で。一日何十回とやってそれを一ヶ月。

谷垣 移動って言っても、2人だからここからここ移動するだけでしょ?そしたらもう本番でしょ?(笑)

倉田 そう(笑)。そして”手”はついてないですから。”手”というのはアクションの、ここで出してここで受ける、という。

谷垣 今日また「発見」です。”手”があるんだかないんだか、という中でやったんだと思うんですけど、ブルースがぱっと来たら、先生がぱっと引いて(アクション付き)なんというか喧嘩強い人同士、喧嘩慣れした人同士のちょっとしたやりとり、こう動いたらこうやって、というそこんとこが面白いんだろうなぁと。

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―生(なま)の迫力、勢いというのが、50年前のフィルムの中に全部詰まっていますね。

谷垣 そう思いました。

ー今日『帰って来たドラゴン』と一緒に観ていただいた『夢物語』。作られた経緯というのは?どういうところから始まったのでしょう?

倉田 単純なものですよ。77歳になって、コロナであんまり撮影もないので、「77歳どれくらい動けるか、ちょっと竹藪を借りてやろうよ」という話で、1週間竹藪にこもりました。蚊に食われながら(笑)立ち回りをして撮影しました。これはどこに配信するのか、何も決まってない。海外の映画祭に出したら、インドのレイクシティ(国際映画祭)で最優秀短編映画賞をいただいたり、スペインで(アジアサマー映画祭)特別賞をいただいたり。
でも、これは日本では上映できないよねと言ってたら、たまたま今回の企画があり、50年前のアクション『帰って来たドラゴン』と50年後の『夢物語』、この対照はある意味初めての企画だと思うんです。

―谷垣さん、この『夢物語』変わらないと言われました。

谷垣 いやもうすごいとしか言いようがないんですよね。50年前の映画ですから、この中にはもう亡くなられた方もいますし、俳優やっている方もいる。ただ俳優はやっているけど現役感のない方もいるのに(先生は)一人だけ現役感バリバリ(笑)。

―ほんと、変わらないところがすごいですね。

谷垣 『夢物語』は何か言うのが野暮になるくらいすごい。『夢物語2』もあるんですよね。
『無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く』と上映するとか。観たいと思いません?

倉田 今回上映するよ。

谷垣 あっもうやってるんですか?

―8月9日から2にあたる『夢物語 奪還』が併映になりますので、もう一度ご来場ください。『夢物語』もシリーズ化して、毎年倉田さんに撮っていただくとか。谷垣監督の『夢物語』シリーズをぜひ。

倉田 その話をしていたんですけどね、彼が忙しくて。

谷垣 いやいやいや。

倉田 谷垣健治監督で、79歳の倉田保昭のアクションをぜひね、撮ってもらいたいんですけど。

―みんな観たいなと思いますよね?(拍手)

倉田 彼もね、ほんとにもう私の手の届かないところへ行ってしまって。

谷垣 ちょ、ちょっと待ってください、先生。こっちの話をしましょう。これ(ポスターを指す)。(笑)

―ほんとに大活躍されています。お話面白くて延々と聞いていたいのですが、今日はお時間がありません。この続きは、売店にも売っております倉田保昭著「帰って来たドラゴン」(「和製ドラゴン放浪記」(1997)から改題して再販)を読んでいただくと、その撮影背景とか、台湾で出演した時とんでもない話とかいっぱい出てきます。ぜひお買い求めいただければと思います。

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―では最後に一言ずつ。

倉田 これから全国に挨拶に回りますけど、とにかく東京で皆さんに観ていただかないと話にならないので。1人でも多くの方に観ていただきたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)

谷垣 50年前の映画という事で、僕も今日初めてスクリーンで観ました。面白かったです。こういう映画は今後もう作られないと思うので、皆さんが生き証人になったと思って伝えていってください!よろしくお願いします。

ースクリーンで観る機会は多くないので、ぜひよろしくお願いします。

谷垣 まだスクリーンで観たい作品、僕いっぱいあるんで。ね。(と倉田さんへ)

倉田 キング・オブ・カンフー?

谷垣『激突!キング・オブ・カンフー』とか観たくないですか?(拍手)
ねぇ、僕はスクリーンで観たいですよ、ほんとに。『ファイナル・ファイト 最後の一撃』と同時上映とかね。(拍手)

ー企画もこれからまた進めていければと思います。本日はありがとうございました。(拍手)

(取材・写真 白石映子)

『Firebird ファイアバード』初日舞台挨拶

エストニアでの同性婚合法化にも影響を与えた真実の愛の物語

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1970年代後半、ソ連占領下のエストニアの空軍基地を舞台に、二等兵と将校の禁断の恋を描いた『Firebird ファイアバード』。
ペーテル・レバネ監督、W主演のトム・プライヤーとオレグ・ザゴロドニーが来日し、初日舞台挨拶が行われました。
イケメン3人の登壇とあって、劇場は満席! 
同性愛が厳罰に処されるソ連、さらに規律の厳しい軍の中で、真実の愛を貫いた実在の人物の自伝をもとに描いた映画について、熱く語ってくださいました。

2024 年 2 月 9 日(金) 18:30~
新宿ピカデリー シアター6


登壇者:トム・プライヤー、オレグ・ザゴロドニー、ペーテル・レバネ監督
ゲスト: 小原ブラス
司会:東沙友美  
通訳:今井美穂子


MC:お待たせしました。ご登場いただきましょう。皆さま、拍手でお迎えください。
(満席の客席から大きな拍手)
皆さまより一言ずつご挨拶いただきたいと思います。まずはレバネ監督からお願いいたします。

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ペーテル・レバネ監督:ハイ! ご来場いただきありがとうございます。満席と伺い、ありがたい気持ちでいっぱいです。 この作品を携えて各国を長い旅をしてきて、ようやく日本のお客様にもお届けできます。とても嬉しいです。主人公セルゲイのモデルになった方の自伝をもとにしたストーリーです。ぜひお楽しみください。

MC: 若き二等兵を演じ、監督と一緒に脚本も書かれたトム・プライヤーさん、ご挨拶お願いします。

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トム・プライヤー:ハイ! ようこそご来場くださいました。この美しい作品を世界各国、そして日本のお客様にお届けするのに長い旅路でした。ご覧いただくときに、愛の可能性と、愛の本質について考えていただければと思います。

MC:戦火のウクライナから奇跡のご来日を果たされましたオレグ・ザゴロドニーさん、よろしくお願いします。

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オレグ・ザゴロドニー:日本の皆さん、東京の皆さん、お越しくださいましてありがとうございます。皆さんにお会いできて嬉しいです。

◆映画化しなければいけない原作に出会った
MC:レバネ監督にお伺いします。この映画はどのような経緯で撮影されることになったのでしょうか?

監督:映画の企画の発端は、2011年ベルリン国際映画祭に参加していた際に、知り合いからセルゲイの自伝を渡されたことでした。自宅に帰ってから読んで、読み終わって、涙を流していました。映画にしなければいけないと突き動かされた気持ちになりました。脚本を書き始めたところに、ハリウッドの友達のプロデューサーが主役に合う人がいると、トムを紹介してくれました。脚本にも参加してくれて、二人三脚で2年がかりで書き上げました。その間、リサーチを重ね、セルゲイ本人にも会いました。脚本が出来上がったあと、オレグさんと会いました。

MC:トムさんは、映画化の話を監督から受けてどのように思われましたか?

トム:監督から聞いた時に、好きな要素がたくさん入っている話だと思いました。もともと軍隊ものが好きでした。冷静時代にも興味があったので、これは面白そうだと思いました。自分自身のテーマである愛の本質について何なのかについても語っていて、ぜひやってみたいと思いました。いろんな困難や壁を乗り越え、愛を突き進む、愛を諦めない人物を描いているところも魅力でした。

MC:オレグさん、ロマン役をオファーされて、いかがでしたか?

オレグ:監督は素晴らしい人物をオファーしてくれました。ロマンはヒーローとして描かれていて、真の兵士。真の愛の物語で、とても演じ甲斐がありました。 このような作品に参加できて嬉しかったです。


◆エストニアでの同性婚合法化にも一助
MC: エストニアでは、先月の元旦に同性婚が法制化されました。監督は、この映画が国を動かす原動力になったと思いますか?

監督:映画というものは、他者の視点で物事を見ることができるメディアで、社会を少しでも変えることのできる力強いものだと思います。共感を呼び起こすものだと私は信じていて、この映画はエストニアで社会に影響を与えたと思います。
私は、2010年からLGBTQのアクティビティをしてきました。エストニアでは、今年1月1日から同性婚が合法化されて、マジョリティーの人にとっては取るに足らないものかもしれませんが、マイノリティーとして幸福度が大きく変わりました。私も他者と平等と感じられるハッピーな日々です。



◆ポジティブな原作者に会ってアプローチが変わった
MC:トムさんが、本作の原作者でモデルでもあるセルゲイさんご本人と会った時のエピソードを教えてくだい。

トム:脚本に参加できたのも素晴らしい体験でした。セルゲイ本人に会ったことで、キャラクターへのアプローチが変わりました。それまでに抱いていた印象と違いました。とても陽気で人生を謳歌しているポジティブ思考の方。ストーリーのバッググラウンドはダークで脅威がはびこる世界なのですが、そんな中でも自分の信念を曲げず、信じる人。愛は全てを乗り越えるということを見せてくれる人でした。こうしたことは自伝を読んだだけではわからない。会って伝わってくることです。ソ連時代の軍隊の時の写真を見せていただいたのですが、それも明るいものでした。アプローチがだいぶん変わりました。

MC:今のお話を聴いて、皆さん、ぜひ映画を楽しんで観てください。


◆スペシャルゲスト小原ブラスさん、恋に落ちるなら監督と!
MC:ここで、少し先に映画をご覧になって、とても感銘を受けたという、スペシャルゲスト、ロシア出身のタレント・小原ブラスさんにご登壇いただきたいと思います。3人にお会いするのをとても楽しみにされていたそうです。

小原ブラスさんが3つの花束を手にして登壇。一人一人に花束を渡しました。

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4人そろってフォトセッション

MC:小原さん、本日はご登壇ありがとうございます。一言ご挨拶をお願いします。

小原:だいぶぎりぎりまで押してると後ろで聞いて、ちょっと早く話さないとあかんでと聞かされてるんです。でも、感想も言ってやってもいいですか。

MC:小原さんご自身もゲイであることを公言されていて、本作も男性どうしの愛が描かれていましたが、どのような印象が残りましたか?

小原ブラス:僕はポスターや予告を見て、滅茶苦茶カッコいい人が出てるわ~と思って、はっきり言うと良からぬ考えで観た気がするんです。観たら、最初はもちろんソ連時代の迫害であったり、そういうテーマなのでちょっと重たいなと思っていたんですけど、後半になると現代でも通じるような話になっていて、日本でも2年位前に騒がれていたようなことが描かれていて、歴史というよりも、まさに現代の日本にも通じる部分があるんだなと、急にふっと近く感じたんです。良からぬ気持ちで観ようと思っている方も、最後、感動するから、そのつもりで観に来てほしいと思います。

MC:小原さんの今のお話を聞いて、監督、いかがですか?

小原:恥ずかしいな。

監督:ありがとうございます。とてもいいですね。よからぬ気持にも同意します。美しさと苦悩がせめぎ合った映画になっていると我ながら思います。

小原:ゲイやLGBTQを扱った映画というと、あまりにロマンティックに描く方向に流れたり、迫害されてつらい気持ちにぐっといくことがあったりします。今回の作品を僕が見ると、必ずしも主役二人の行動に全部は同意できなかったりするんですよ。自分ではこうはしないなとか、筋通ってないなぁと思うところもありました。よく考えたら、筋を通せないのが人間やんか、ゲイだって間違ったこともするし、人間らしいわがままな一面があるんやと、当事者から見たら肩の荷が下りるような映画にもなってました。以上です。

MC:小原さん、ありがとうございます。 3人とも、とっても皆さん魅力的ですが、小原さんは恋に落ちるとしたら誰がいいですか?

小原:え? 何それ? 花束見たらわかるやん。花束見て。監督やがな。イケメンも好きなんですけど、もちろん監督もイケメンですけど、何かなしえた人が好き。お二人もなしえているんですが、要は権力が好きなんですよ。

監督:非常にうまく外交的に向き合って答えてくださって、ありがとうございます。

MC:フォトセッションに移りたいと思います。

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まずは、トムさんとオレグさん!

次は監督・・・ と声がかかり、トムさんとオレグさんが退場しそうに。呼び戻して、3人でのショット (トップの写真)

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「続いて、小原さんも」と呼び込み、小原さんと監督を二人にしようとトムさんとオレグさんが立ち去り、このツーショット。

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トムさんとオレグさんを呼び戻し、「出演者じゃない」と真ん中を拒否する小原さんでしたが、この並びに落ち着きました。

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続いて、観客の皆さんにも写真タイム。


MC:最後に監督から一言、これからご覧になる観客の皆さんにメッセージをお願いします。

監督:ネタバレはなしですよね? 今夜はぜひお楽しみいただきたいと思います。数年かけてこの作品を作ってきましたので、ご堪能ください。こうして皆さんにお届けできるのを嬉しく思っております。気に入っていただけましたら、お友達にも共有してください。

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最後に、4人が観客を背景に写真を撮り、和気藹々の舞台挨拶は終了しました。

Facebook アルバム 『Firebird ファイアバード』初日舞台挨拶
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.903523675108552&type=3
★大きな写真や、ほかの写真をこちらでご覧いただけます。

報告:景山咲子




Firebird ファイアバード   原題:Firebird

(C)FIREBIRD PRODUCTION LIMITED MMXXI. ALL RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms
監督・脚色ペーテル・レバネ 
共同脚色 : トム・プライヤー、セルゲイ・フェティソフ 
原作 : セルゲイ・フェティソフ 
出演 : トム・プライヤー、オレグ・ザゴロドニー、ダイアナ・ポザルスカヤ

2021年/イギリス・エストニア/英語・ロシア語/107分/5.1ch/DCP & Blu-ray
日本語字幕 : 大沢晴美
配給:リアリーライクフィルムズ
公式サイト:https://www.reallylikefilms.com/firebird
シネジャ作品紹介:http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/502268722.html 

★2024年2月9日(金)新宿ピカデリー他にて全国公開


『カラフルな魔女 角野栄子の物語が生まれる暮らし』完成披露試写会舞台挨拶

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角野栄子さん、宮川麻里奈監督


*プロフィール*
角野栄子(かどのえいこ)
1935年東京・深川生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て24歳で新婚の夫とブラジルへ移住。2年間滞在して、ヨーロッパを旅しながら日本に帰国。ブラジルでの体験を「ルイジンニョ少年:ブラジルをたずねて」に書き、1970年に作家デビュー。『魔女の宅急便』(福音館書店)はアニメ作品として映画化され、その後舞台化、実写映画化された。24年にわたって書き継いだシリーズは2009年「魔女の宅急便その6 それぞれの旅立ち」として完結。特別編が3巻発行されている。
野間児童文芸賞、小学館文学賞等、受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2018年、児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。2023年11月に「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)」が開館。
主な作品に『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズ、『リンゴちゃん』(ポプラ社)、『ズボン船長さんの話』(福音館書店)、『トンネルの森 1945』。最新作に『イコ トラベリング1948-』(KADOKAWA)などがある。
http://kiki-jiji.com(角野栄子オフィス)
https://www.instagram.com/eiko.kadono/(公式Instagram)

監督:宮川麻里奈(みやがわまりな)
1970年6月徳島市生まれ。東京大学教養学部卒。
1993年NHK番組制作局に入局。金沢局勤務、「爆笑問題のニッポンの教養」「探検バクモン」などを経て、‘13年「SWITCHインタビュー」を立ち上げる。「あさイチ」などを担当した後、現在は「所さん!事件ですよ」「カールさんとティーナさんの古民家村だより」などのプロデューサーを務める。一男一女の母。

作品紹介はこちら
(C)KADOKAWA
公式 HP https://movies.kadokawa.co.jp/majo_kadono
X(旧 Twitter) @majo_movie
Instagram:@majo_movie
MC:いとうさとり


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MC:ゲストのお二人にまずは一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。角野栄子さんです。(拍手)

角野:皆さんこんにちは。お寒い中をいらしていただき、ありがとうございます。何しろ主役が 89 歳なものですから、皆さんあまり期待をなさらないように(笑)。映画はとても面白く出来ていまして、150%私を出してくださっているんじゃないかと思います。どうぞごゆっくりご覧くださいませ。ありがとうございました。(拍手)

MC:この作品で初の映画監督デビューとなりました宮川麻里奈監督です。(拍手)

監督:映画監督を思いもよらずやらせていただく事になり、どうしようと最初思いました。世界中の色々な女性、特に高齢の女性のドキュメンタリー映画を片っ端から観ました。結果、これは大丈夫だと確信しました。それは、こんなに素敵な女性(角野さん)は世界広しと言えども、いないなと。角野さんを映画にするのであれば、どんな形であろうと絶対うまくいくだろう。私は素直に、変に肩に力を入れずに角野さんの素敵さを伝える映画をつくれば良いんだな、と思いました。
この仕事を始めてちょうど 30 年になりますが、こんなに心から素敵だと思って撮影できる方、取材できる方に巡りあえたことは、30 年頑張ってきたご褒美かなと思えるような事でした。この作品は私から角野さんへのラブレターのつもりで作らせていただきました。皆さんも角野さんの素敵さをスクリーンから見ていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)

MC:ありがとうございます。角野さん今日は素敵なお召し物を着てらっしゃいます。ね、皆さん?

角野:エイヤー!と着てしまえば、どんな色でも OK!(笑)今日はちょっと合わせました。着たいものを着ています。

MC:今日もピンクで。作品を観るとほんとに角野さんのご自宅がもう素敵で、憧れてしまったくらいです。
お洋服やメガネの選び方まで、お人柄が映し出されていました。初の大きなスクリーンの中に主人公として出演されて、作品をご覧になってどんな感想をお持ちですか?


角野:本当に皆さん頑張ってくださったな、と思います。カメラマンさんには、あまりリアリズムにいかないように(笑)と申し上げましたし、宮川さんにはあまり色々と聞かないで!と伝えました。初めての経験でしたので、これは楽しんでやらなくちゃいけないな!と思いました。ま、毎日楽しんでやろうとは思っているんですが、そんな気持ちでいたしました。
普通の、モノを書いている、普通の暮らしをしている私ですので、素材的には撮っても仕方が無い存在なのにと思っていましたが、宮川監督とカメラマンに、素材を 150%活かしていただいた結果だな、と思います。「ちょっと、詐欺じゃない?」と思うくらい綺麗に撮っていただきました。(笑)ありがとうございました。

MC:角野さんそんな風におっしゃっていますが、監督は、お子様との関係性で「救われた」と書かれているのを読みました。どういったところで、角野さんをほんとに「好きだな」と思われて今回カメラを向けられたでしょうか?

監督:今年 20 歳になる娘が小学生高学年くらいの時に「魔女の宅急便」の 6 冊シリーズを愛読していて、その娘が”「魔女の宅急便」が無かったら、うまく思春期を乗り越えられなかったかもしれないと思う”と言うんですね。角野さんの取材を始めることが決まってから聞いたんですね。娘にとって自分や友人関係で悩みが深まっていく思春期に、「魔女の宅急便」のエピソードを繰り返し読んだことが、娘にとっての精神安定剤みたいになっていたそうなんです。そこまで彼女に思い入れがあったなんていうことも知らずに、私は私で角野さんを素敵な方だな、と思って取材を始めました。角野さんはいつお目にかかっても愉快で、取材中に嫌な思いをすることは一度も無く、毎回幸せな気持ちを抱えて撮影から帰ってくるような取材でした。

MC:私も娘がいるのでわかるんです。「魔女の宅急便」という物語がすごく夢を広げてくれているんですよね。角野さんもそういう声をいっぱい聞かれているんじゃないですか?

角野:そうですね。留学なさる方や、東京に出ていらした方、高校を出て東京の学校に入る方や就職される方。そういう節目のある方が読んで、「自分に重ねて楽しませていただきました」というお手紙をずいぶんいただきました。私も若い頃に“エイヤー!”とブラジルまで行っちゃったから、その時の心細さやブラジルで生きていく気持ちが、そういう方たちの気持ちに重なっていたのかな、という風に思います。

MC:私もこの作品を観て「24歳でブラジルに行かれたんだ!」とびっくりしました。監督は掘り下げていらっしゃいますけれど、角野さんとふれあってどんなところをエピソードとして伝えられたら、と思ったんですか?

監督:ルイジンニョさんという角野さんのブラジル時代の恩人が映画の中に出てきますが、ルイジンニョさんとの再会は、前の週のギリギリまで来日いただけるか分からなかったんです。一度は諦めかけて、角野さんが自分で会いにいきませんか? と突然相談したり、最後は私がカメラを担いでルイジンニョさんのメッセージを録りにブラジルに行こう! と思ったくらい、もうダメかなと思ったことが何度もありました。それが、まさに奇跡の再会を果たされて・・・。今思うと、角野さんの想いが通じた魔法だったのかもしれないな、と思います。そうとしか言いようのないような。

角野:私も本当に奇跡だと思います。彼と別れてから60何年か経つわけですから。12 歳の少年だったんですよ。イタリア系のすごく可愛い男の子が、白いヒゲかなんか生やして羽田の空港に現れたときは、あれっ!?と思っちゃった。自分も年取ってるんですよね。それなのに彼ばっかり「おじいちゃんになっちゃったじゃないの」って思ったんですけど、話してみると、やっぱり彼らしい表現や、言葉のリズムが思い出されて。本当に良い機会を与えていただいたと思います。これからまた会いに行きたい、と思ってもちょっとねえ、遠いなぁ。

MC:このタイトルどおりの「カラフルな人生」を歩まれているんだなぁと思ったんですが、角野さん40 代までは黒い服、モノクロが多かったとチラッと聞きました。

角野:だいたいグレーとか、黒とかが洋服ダンスの中に多かったです。50 くらいの時だったかしら。赤い洋服を着たところ、意外にも好評だったんですよね。そこから赤い服を着てみようかな、と思ったと同時に、その頃同時に髪がだんだん白くなり、老眼でメガネもかけなきゃならなくなって。そんな寂しい時期を迎えた時に「つまんないな」と思ったんですが、白い髪って意外と綺麗な色に合うんですよね。それでこんな派手で(笑)、今日のあり様です。

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MC:いいですよね。こうやって「皆さんもカラフルな洋服を着たほうがいいです」ってことだと思うんです(笑)。角野さんが、ファッションで特に意識していることは何かございますか?

角野:80 歳くらいになった時に、洋服を選ぶが面倒くさくなったんです。何しろ買いに行くのが面倒くさい。試着っていうのがとても嫌になったんです。それで娘に着る服を頼んだところ、娘から「選んだもの文句は言わない?」とまず言われました(笑)。「はい、文句は言いません」と言ったけど、どうやら少しは文句を言ったようなんですが(笑)、そこから娘に一切、靴下からメガネから洋服まで全部を揃えてもらうようにしました。自分で選んでいると、三歩くらい家を出てから「これ、ちょっと色味合わないわ」と戻ったりするんです。
そういうことがなくなって、評判が悪かったら娘のせいにして(笑)、良かったら自分のせいにしよう(笑)、というつもりでやってます(笑)。

MC:アクセサリーから靴下まで、ほんとにチャーミング!

角野:靴下はね、私履かなかったんですよ。彼女が「靴下はどう?」と言うので履いてみたら、冷房のときも冬もいいんです。そして靴下って失敗しても1000円くらいでしょ(笑)?失敗することあまりないの。だからお洒落はまず靴下からやってみたらというお勧めです。

監督:撮影に伺っても、毎回「今日も可愛いですね!」と、お召し物の話から必ず入っていました(笑)。

MC:監督は何か影響されたりは?角野さんとの撮影で。

監督:そうですね・・・

角野:今度は宮川さんにピンクを着せちゃおう!(笑)これから。まずは靴下から。

MC:「いちご色」をテーマカラーにしているんですよね?

角野:今日は「いちごカラー」とはちょっと違うんですが、(色は)グラデーションなので。家を建てる時に、何か 1 つの色に決めたほうが良いですよと言われたんです。“赤”が良いと答えたところ、色にうるさい人が1人いまして、赤にも黄赤、紫の入った赤、色々あるからと言われ「じゃいちご色!」と言ったのが定着しちゃったんですね。だから、私の家はいちごっぽい赤です。

MC:(ポスターを見ながら)言葉選びがほんとに。

監督:これ(背景の色)、実際に、角野さんのご自宅の壁の色なんです。ポスター用にこういう風にしたわけじゃないんです。

角野:そうそう、うちの。

MC:どれだけお洒落な。もう一つ、角野さんが「好き」をずっと続けているって素晴らしいと思ったんです。それをちゃんと形にして伝えているというのが。好きを続ける秘訣は何でしょうか?

角野:私は「好きが決まらなかった人」で、大学を出てもブラジルに行っても何していいいかわからなかった。ブラジルではラジオの営業などをしていましたが、帰ってきましたら、大学の先生に「本を書け」と言われたんです。卒論しか書いたことないのに、初めて本を書くわけですから、コツコツ、コツコツと毎日書きました。

MC:監督、書き続けるってそう簡単に湧き上がってくるものじゃないですよね。

監督:映画にも出てくるんですけれども、本当に朝から晩まで書かれているんですよ。土日もいらない、必要ないんですよね。関係なく、休もうという気なんてさらさら無くて。本当に書くのがお好きなんだな、と思いました。天職だったんでしょうけども、天職になっていったんですよね、きっと。

角野:たぶんね。「疲れた」って言えないんです。だって好きなことやってるんでしょ、って言われるから。でも、私も疲れるのよ・・・(笑)。好きなことやってるんだから自分でも納得するし・・・そうねぇ、ほんとに書くこと好きだと思う、私。

監督:「撮影を楽しんでやろう」とおっしゃっていましたけど、本当に楽しんで書いてらっしゃるんです。遊ぶように落書きして・・・撮影していると角野さんが「ああなって、こうなってね」と言いながら、どんどんとそっち(物語)の世界にいってしまい(笑)、あ、なんか止まらなくなっちゃったと(笑)。言ってみれば物語が生まれる瞬間だと思うんですけど、それに何度か立ち会ったことがあります。ご自分で想像して膨らませているうちに、どんどんお話ができていっちゃう。横にいる私たちはある意味置いてけぼりになってしまったことが何度もありました。やっぱりそういう風にして、角野さんの中から物語が生まれていってるんじゃないかな。それを誰よりも楽しんでいらっしゃるから、80代になってからの作品の数もすごいですよね。驚くほど。

角野:そうねぇ、書きたいものを書いておきたいなと思うのと、私もやっぱり大変なときがあるのよ(笑)。だけど好きなことやっているんだし、考え方を自分の気持ちを自由にしてみると、こうだと思っていたことも、こっちに行っていいんだよ、行ってみようかな、という気持ちになるわけ。失敗したら戻ったら良いので、書き直すことは全然苦にならない。それだけは良かったなと思って。30枚書いても、書き直しOKなんです。(ええ~と声が上がる)書き直すとまた違う発見があるんですよね。それに出会いたい。出会えることが楽しい。パソコンで消えちゃうのはいやだけどね!(笑)。あれはもうやめてほしい。何回かやりましたよ、私。

MC:でも書き直すなんて、ね?私なんて「書き直すなんて!」って思っちゃいますけど。角野さん、今後あらたに挑戦してみたいことは?

角野:私ね、来年 90 歳なの。ちょっとこれ「売り」です! それでね、90 歳になった時に、すごいピュアなラブストーリーを書いてみたいなと思って。(おお~と拍手が起こる)できればね!でもねぇ、中学 1 年生くらいの初恋の思い出なんて忘れちゃっているわね(笑)、相手の名前も忘れてしまって(笑)、書けるかなあと思ってますけど・・・?

MC:楽しみにしております。ありがとうございました。(ここからポスターを挟んで写真撮影)
角野さんはお誕生日が 1 月 1 日、元旦でございます。
89 歳の誕生日を迎えたばかりなので、今回は制作陣から角野さんにプレゼントがございます。
(監督からお祝いの花束贈呈)
いちご色の花束です。せっかくなので、89 歳の抱負を教えてください。


角野:まずは元気で歩ければ良いなと思います。今、杖つかないでも歩けます。なるべく長く元気でいたいと思います。

MC:ありがとうございます。おめでとうございます。(拍手)
(花束を持っての写真撮影。ムービーに向かって手を振る)

MC:最後に角野さんから映画の魅力をメッセージとしてお願いできますでしょうか?

角野:お帰りのときに、皆さんスキップして帰ってください(笑)。今度私が写真撮ろうかしら。
ゆっくりご覧になって十分楽しんでお帰りいただければ、私はとても嬉しいです。宮川さんにいい映画を作っていただいて、わたしの一生の宝物になると思います。ありがとうございました。

盛大な拍手に送られてお二人退場。舞台挨拶は終了しました。

(ほぼ書き起こし:白石映子 写真:宮崎暁美)

映画『ハント』ジャパンプレミア  イ・ジョンジェ 初監督作品への思いを日本のファンに語る

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イ・ジョンジェ初監督作品『ハント』の記者会見に引き続き、一般のお客様をお迎えしてのジャパンプレミアで、舞台挨拶が行われました。

日時:8月31日(木)
場所:T・ジョイ PRINCE 品川
登壇者(敬称略):イ・ジョンジェ  
MC:奥原レイラ
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MC:『ハント』は、「イカゲーム」でさらに世界的スターとなりましたイ・ジョンジェさんの初めての監督作品であり、盟友チョン・ウソンさんとのダブル主演を果たしたことも話題になっている作品です。

皆さまお待ちかねだと思いますので、さっそくお迎えしたいと思います。『ハント』の監督であり主演を務められましたイ・ジョンジェさんです! 大きな拍手でお迎えください。

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イ・ジョンジェが登場し、大きな歓声があがります。
満面の笑みのイ・ジョンジェ。各方面に向けて何度もお辞儀。

― まずはお集まりのファンの皆様に一言ご挨拶をいただいてよろしいでしょうか。

イ・ジョンジェ:(日本語で)こんばんは。(また歓声があがります)
アンニョンハセヨ。日本で僕の映画が公開されるのはどれくらいぶりかわからないくらい、本当に久しぶりなんですけれども、再びこうして日本で公開をすることができて本当に嬉しく思います。また、日本の美しい観客の皆様とこうして出会うことができて、本当に本当に嬉しいです。今日はどうもありがとうございます。

― 本作、カンヌ国際映画祭で初めて一般の観客にお披露目となりまして、上映後7分間のスタンディングベーションだったと伺っています。映画を観たお客様の反応をご覧になって、どんなことを感じられましたか。

ジョンジェ:映画が始まって序盤のアクションシーンが終わって、『HUNT』と映画のタイトルが上がった時に、観客の皆さんが拍手をしながら「わーっ」と歓声をあげてくださいました。この作品を一緒に作った人とそして観ている観客の皆さんと一緒に呼吸をしている、そんな感じがして、本当に嬉しく思いました。

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◆脚本・監督を自分ですることになった理由
ー 日本でも拍手があるといいと思いますね。今回初監督作品ですが、監督を務め脚本も書かれていらっしゃいます。どういった道のりでしたか?

ジョンジェ:実は最初はシナリオを自分で書くつもりはありませんでした。優れたシナリオ作家の方がこの作品のシナリオを書いてくれたらいいなという風にも思っていましたし、また、この作品を素敵に撮り上げてくれる監督にシナリオを書いて頂いてもいいのではないかという風にも思っていました。
ただ、なかなか作家さんのキャスティングが上手くいかず、また素敵な映画を撮ってくださる監督のキャスティングもなかなかうまくいきませんでした。実際に直接私の方で訪ねてお願いしたりもしましたが、皆さんそれぞれ異なる理由から、この作品を引き受けるのは難しいと話されました。そして、大多数の監督がこの作品を映画化するのは難しいと話されました。観客の方達からたくさん愛される作品にするのは難しいのではないかという意見も言われていました。
でも、私の考えは少し違いました。最近はフェイクニュースも多く流れていますし、誤った信念を持つように、まるでおまじないをかけられるような、そんな言葉も世の中に溢れています。ですので、時々誤った知識や情報を基に行動を起こしている人々の姿を目にすることもあります。
そんな私たちの姿を考えながら、この映画を作っていったのですが、この映画の中に登場するジョンドとピョンホも信念を持っています。けれども、その誤った信念によって苦痛がもたらされます。そして、その誤った信念を正しく戻していこうという努力をする。そんな男たちの姿をしっかりと映画の中で描くことができれば、これはとても面白い作品になるのではないかという期待を持っていました。
ですので、自分でシナリオを書いてみようと書き始めました。そして、シナリオが完成したところ、内容については、自分自身が一番よく知っているわけですから、ならば、自分で撮ってみようという風に思いまして、勇気を出してこの作品の演出をすることになりました。



◆隣人で親友のチョン・ウソンとの共演には少し複雑な思いも
ー 初監督作品で、これを撮られたというのは、ほんとうに素直に凄いと思いました。
チョン・ウソンさんとダブル主演ですが、共演は約24年ぶりになります。共演されたご感想をお聞かせください。

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ジョンジェ:本当に親しい同僚であり、親しい友人であり、そして今はご近所さんでもあります。すぐ隣に住んでいる隣人でもあるので、なかなか複雑ですね(笑)。
チョン・ウソンさんは本当にかっこいい俳優です。そして、これまでもかっこいい素敵な映画にたくさん出演してこられました。今回の映画では、チョン・ウソンさん自身が見ても最近撮った作品の中で一番かっこいいなと思えるような作品、または観客の皆さんにとってもチョン・ウソンさんの作品の中でも本当にかっこいいなという風に思っていただけるような作品にしたいと思いました。
どうすればより正義感にあふれたキャラクターとして見せることができるのか、またどうすればより迫力のある男として描くことができるのか。そしてまたどうすれば、より胸の痛い、そんなキャラクターとして余韻を残すことができるのか、そんなことを様々なことを悩みながら、現場でも本当に多くの会話を重ねながら、ワンシーン、ワンシーンひたすらチョン・ウソンさんをかっこよく撮りたいという一念でこの映画を撮りました。

◆コロナ禍で東京のシーンは釜山で撮影
ー この後、ご覧いただきますので、是非ご期待いただきたいと思います。
本作、80年代の韓国が舞台になっていますが、東京のシーンも登場します。韓国での撮影だったと伺っていますが、東京を再現するにあたって工夫された点を伺いたいと思います。

ジョンジェ:実は日本の東京のシーンは日本の地方の小都市で撮ることを計画していました。以前、『黒水仙』という映画で日本に来て撮影をしたことがあるのですが、こんな風に日本で撮影できるんだという記憶がありましたので、日本で撮りたいと思っていたのですが、コロナ禍で断念せざるを得ませんでした。
釜山のとある道路を使って撮影をしました。交差点の何箇所かを車両統制をして撮ったのですが、日本は車両の道路の向きが韓国とは逆ですよね。なので、週末に撮影許可を取って、道路の車両統制をして、逆方向に車を走らせて撮影をしました。日本から20台ほど車を運んできたのですが、その場所で銃撃戦の撮影もしましたし、車は全て壊してしまいました。
日本で撮ったらもっと製作費は少なく済んだと思います。韓国で撮ったことによって制作費は増えてしまいました。大変苦労しながら撮った作品なのですが、日本の観客の皆さんにどんな風にご覧になっていただけるのかよく分かりません。僕たちは撮り終えた後に「それなりにそれらしく撮れてるんじゃないかな」と思ったのですけども、日本の皆さんにはぜひ注意深く観ていただければと思います。

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◆お寿司ととんかつサンドは確保
ー 日本への来日は先ほど約3年半ぶりという風に伺いました。日本で楽しみにしていることはありますか?

ジョンジェ:日本と言えばやはり美味しい食べ物がたくさんありますよね。たくさんなるべくいろんなものを食べて帰りたいなと思うのですけども、かなり今回スケジュールがタイトになっておりまして、もう今もその食べ物のことを考えただけでゴクリと唾を飲み込んでいます。それでもいくつかは食べて帰られるかなという風に思います。
お寿司屋さんもすでに予約をしています。そして先程は美味しそうなとんかつサンドを持ち帰ろうと思ってバッグの中に忍ばせました(笑)。

◆応援してくださる日本のファンの為に無理して来日
― 先ほど、記者会見で、なぜこれだけ多忙なのかの話が出ましたので、それはあとで記事になると思います。そんな多忙な中来てくださったのかと驚いてください。
美味しいものをたっぷり召し上がっていただきたのですが、最後に映画を観ていただく皆さんに一言お願いします。

ジョンジェ:コロナ禍によって、お互いに往来がスムーズにできなくなる状況がありました。それにも関わらず、韓国で僕がイベントをしたり、映画の公開があったりすると、その度にコロナの大変な最中にも日本からわざわざ韓国にファンの皆さんが来てくださいました。
今までもそんな風に日本からわざわざ韓国に来てくださっている大切な日本のファンの皆さんに本当に感謝の気持ちを持っていたのですが、ただ実は今「イカゲーム」シーズン2 の撮影をしているところでして、『ハント』の日本の公開に合わせて直接日本に来るのは、たやすい状況ではありませんでした。
こんな風に皆さんとお会いする場を持つのは難しいのではないかという風に思われていたのですけれども、僕にとっては大切な日本のファンの皆さんに日本で直接お目にかかるというのは、本当に特別な意味のあることでしたので、『イカゲーム』のチームの方達にねだって2日だけ時間を下さいとお願いをしまして、こうやってスケジュールを取らせてもらいました。

日本でこうして直接ファンの皆さんにお会いすることができて、本当に本当に嬉しいですし、いつも感謝の思いを持っているのですが、それをいくら言葉で伝えて表現しても十分ではないという風に感じています。感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちも持っているのですが、今日こうして皆さんに直接お会いすることができて、胸がジーンとするような感じもありますし、本当に胸がいっぱいです。今日は本当にありがとうございました。

これからも機会があれば、できる限り本当に嬉しい気持ちで日本にまた来たいなという風に思っています。今日は皆さんにこの『ハント』を楽しんでご覧いただければという風に願っています。また次の作品がありましたら、必ずまた、こうやって日本に来て皆さんにご挨拶したいと思います。ありがとうございました。

*フォトセッション*
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まずは、マスコミ向けのフォトセッション。

その後、ファンの方たちにも、1分間の撮影タイムが設けられました。

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最後に、イ・ジョンジェ氏、ズボンの後ろポケットからスマホを取り出し、満席の客席を背景に自撮り♪ また歓声があがりました。

通訳さんが訳している間には、客席のあちこちに目を配らせアイコンタクト。
ほんとに笑顔が素敵で愛想のいいイ・ジョンジェ氏でした。


★ジャパンプレミアに先立ち開催された記者会見の模様はこちらで!
映画『ハント』 イ・ジョンジェ監督記者会見


写真は、facebookアルバム イ・ジョンジェ初監督作品『ハント』記者会見&ジャパンプレミアもご覧ください。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.791557082971879&type=3

報告・撮影:景山咲子





ハント  原題:헌트  英題:HUNT
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© 2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

監督・脚本:イ・ジョンジェ
出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン、チョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョン、キム・ジョンス、チョン・マンシク

1980 年代、安全企画部(旧 KCIA)の海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)は組織内に入り込んだ"北"のスパイを探し出す任務を任され、それぞれが捜査をはじめる。
二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるかもしれない緊迫した状況で、大統領暗殺計画を知ることになり、巨大な陰謀に巻き込まれていく・・・

2022年/韓国/DCP5.1ch/シネマスコープ/韓国語・英語・日本語/125分/PG12
字幕翻訳:福留友子・字幕監修:秋月望
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx.com/huntmoviejp
★2023年9月29日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー