『きばいやんせ!私』初日舞台挨拶

2019年3月9日(土)有楽町スバル座にて、初日を迎えた『きばいやんせ!私』の舞台挨拶が行われました。

夏帆(児島貴子)、太賀(橋脇太郎)、愛華みれ(ユリ)、伊吹吾郎(牛牧猛盛)、主題歌を歌う花岡なつみ、武正晴監督、脚本家の足立紳が登壇しました。(敬称略)
作品紹介はこちら


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夏帆 今日お客様がいらっしゃらなかったらどうしようと心配していたんですけれども、こんなにたくさんの方に足をお運びいただいて嬉しく思っております。短い時間ですがよろしくお願いします。

太賀 (声援)ありがとうございます。約1年たってようやく皆さんにお届けできるようになって、ほんとに嬉しく思います。短い時間ですがよろしくお願いします。

愛華みれ 鹿児島弁が伝わるのか不安ですが、こうして久しぶりにみんなと集合して、たくさんのお客様にみていただけることに感激しております。今日スタートですので、よろしくお願いします。

伊吹吾郎 こんなにも大勢の人がお忙しい中、足を運んで下さいましてありがとうございます。南大隅町という本土の最南端のところなんですけど、ほんとに風光明媚な、静かで穏やかな自然いっぱいのいい町です。撮影できたことを喜んでおります。私は時代劇が多いんですが、こうした憎まれ役を演じられたのも嬉しく思っております。

花岡なつみ 主題歌を歌わせていただきました花岡なつみです。 今日は緊張していますがよろしくお願いいたします。(なっちゃーん!と声援)

足立 脚本の足立と言います。こんなにたくさんの方々に映画を観ていただけてほんとに嬉しいです。僕もさっき監督と一緒に観ていて「すげーおもしろかったな(笑)、良かったな」と思っています。ありがとうございます。

武正晴監督 今日は朝からありがとうございます。お客さんと一緒に映画館で見るのはいいなぁと。作った映画がみなさんのおかげで力強くなったような気がいたします。今日はどうもありがとうございます。

-まずはひとことずつみなさまからご挨拶をいただきましたが、ここからは撮影中のエピソードなども含めて、もう少し詳しく伺っていきたいなと思っております。
それでは主人公の貴子を演じた夏帆さんから、演じて、また南大隅町の撮影いかがでしたでしょうか?。


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夏帆 足立さんのオリジナルの作品なんです。貴子という人物をすごく魅力的に書いて下さって、私が映画の中でどこまで体現できるのか、プレッシャーを感じていました。とにかく演じていてすごく楽しかったです。くだをまいているところとか、演じていてどんどん快感になっていく(笑)。言葉のチョイスも面白いですし、可愛いだけじゃなくてちょっと毒のある彼女がすごく好きです。

南大隅町は今回初めて行ったんですけれども、空港から遠いしお店もないし、ここに3週間いれるのかなっていうのが、最初の正直な感想だったんです(笑)。実際滞在していて、すごく自然豊かですし、土地の力というのをすごく感じていました。何もないからこそ、シンプルに作品に向き合える時間が取れたのが貴重でした。撮影が終わる頃には南大隅町という町が大好きになりました。

-太賀さんは同級生役で、畜産業のお仕事をなさっているということでした。お祭りのシーンであの大きな鉾を持ってらっしゃって、観ているほうも力が入ってしまうようなシーンがございました。

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太賀 あの鉾すごく重かったですね。何キロあるんですかね?
撮影当日雨が降って、鉾の旗が雨でより重くなったんです。練習の時から南大隅の地元の、実際にお祭りをやられている方々にとても丁寧に指導していただきました。撮影中もずっと横につきそっていて下さったんです。やっぱり地元の方々の支えが力強くて、実際ほんとに耐えかねるくらい重くてしんどかったんですけど、みなさんに背中を押していただいて、とても気合が入った撮影でした。

-続きまして愛華さん。みさき食堂の店主ユリを演じてらっしゃいました。ご出身地の南大隅町の撮影ということで、感情もぐっと入ってしまうんじゃないかなぁと思うんですが、いかがでしたか?

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愛華 今あらためて夏帆ちゃんがあの町の良さをお話くださったのほんとかなと(笑)。不安に思いながら「次もう来ないでしょ?」って聞いたら「自分の力では行けません」と(笑)。どんなことがあってもみんなで引き連れてまたあの町に行きたい。私は個人的に看板でも作ろうかって言ってたくらい(銅像って言ってたよとつっこみ)。
太賀くんたちのあの鉾は持てないだろう、と吹き替えするのかどうするのか心配しておりましたが、見事に担がれて。しかも人知れずやっていた知られていないお祭りが、こうやって日の目を浴びて「武監督が来た!」っていうだけで、町はもうすごい熱気で。今もこの思いが全国にどうやって伝わっていくんだろうと思って力が入りそうです。
太賀くんたちが見事に(鉾や神輿を)持ち上げて、あれは1300年ごと持ち上げているんだなと思うと、演技ではない涙があふれ出します。監督がその思いをくんで、足立さんがお世辞を入れるでもなく、町の良さを語ってくださいました。
皆さん、遠い~とは思うんですけど、昔はハネムーンで行った町だとうかがっているので、次はフルムーンでいかがかなと思っています(笑)。よそ者がきても受け入れるし、困った人は見捨てないという、みんなウェルカムですので、皆さんこの映画をたくさん観て南大隅町ごと広めていただければと思います。

-牛牧会長を演じられました伊吹さん、今回鹿児島弁の台詞が地元の方なのかと思うくらいでした。

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伊吹 どこにでもいる、何を決めるんでも口を出してしまうのが牛牧の役どころです(笑)。何を反対しても夏帆さんが立ち向かってきて、反対する理由が何もない、と成功をおさめていく。お祭りを再現をするのは大変な作業なんです。実際にあることを積み重ねてやっていくので、太賀くんが棹(鉾)を持ち上げて・・・あれは触ってはいけないところがあるんですよ。よくぞあれを持ち上げて振り回したなと。そしてまた、あの神輿もあの道をよく担ぎ通したな、と見ていてびっくりしましたよ。涙が出るほど嬉しかったですね。

そして鹿児島弁(笑)。西郷隆盛でもやったことがあるんですけど、方言っていうのは芝居以前にプレッシャーがかかるものなんです。一つ出てこないと次も出てこないんです。意味はわかるんですけど、言葉が出てこないので何回かNG出しました。でも小気味良さが後に残る作品です。みなさん、宣伝よろしくお願いいたします。

-主題歌を歌った花岡さん、映画をご覧になったご感想と貴子にどんなイメージをお持ちになりましたか?

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花岡 夏帆さんが演じてらっしゃった貴子が、どん底の状態から御崎祭を復活させる熱意とか、ばらばらだったみんなを一つにまとめようと奔走する姿にとても感動しました。貴子は最初プライドが高くなげやりな性格だなぁという印象だったんですけど、祭りを復活させるために様々な問題に立ち向かっていく。本気になって立ち向かっていく姿にかっこいいなって思いましたし、自分に正直に生きている姿がとても素敵な女性だと感じました。

-足立さん、原作はオリジナルということですが、どこから発想が生まれたのでしょうか?

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足立 最初にプロデューサーから「鹿児島に御崎祭りというのがあるんだけど、それをモチーフにした映画を作りませんか」と誘われて、それが千何百年か続いているということだけで撮影の1年前に、その祭りを見に行きました。不勉強のまま行ったんですが、ものすごく正直にいうと「こうやって祭りって消えていくのか」と思った(笑)部分がありました。
もともと夏帆さんが演じていたような「生きのいいキャラクター」を書きたいという気持ちがずっとあったんです。この町にこういうキャラクターを放り込んでいったら楽しい映画ができるんじゃないかと思って。祭りは神事なので、派手にわいわいやるようなことではないと、重々わかってくるんですけど、そういうずっと書きたかったキャラクターをこの町で暴れさせるような、物語を作ってみたいなと台本を書きました。

-武監督、撮影中のエピソード、足立さんとのタッグをくんだ映画作りなどをお聞かせください。

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武監督 父が鹿児島出身なんです。偶然こういうお話をいただいて「ああ、一番はじっこの」と。あだちさんがシナハン(=シナリオハンティング)から帰ってきたときに「どうだった?」と聞いたら「お神輿、トラックで運んでましたよ」って(笑)。それ、そのまんま台詞にしたらいんんじゃないの?って、そこから始まった映画です。よく南大隅の方々がシナリオ読んでやらせてくれたな、と(笑)。ああいう役場の人もああいう町長もいないんですけど、何かああいうコミカルなおおらかなのが出せないかなと。1300年もやっているお祭りを2月にやったばかりなのに、我々の撮影は3月。あんな大変なお祭りをまた?と思ったんですが、町のみなさんのご協力をいただきました。

夏にあの山道を見たとき足が震えました、ほんとに。ここを神輿を担いで降りていくのは何の意味があるんだろうと思いましたね(笑)。意味じゃなくて、やはりいろいろ継承していくこと意義があるってことがわかりました。足場もね、どういう風に降りていくか、その階段も昔の人が作ったと聞きました。おかげで我々も撮影を乗り切れたと今日観ていても思いました。

後はもう俳優部のみなさまが合宿生活の中で。夏帆さん、太賀くん、天音くんもね、天音は泣きながらやってましたから、ほぼドキュメンタリーです(笑)。あの坂を下りてるときだってみんな標準語に戻ってましたよ(笑)。「危ねーぞ!」「危ない危ない」「はい、大丈夫です!」とか(笑)。でもそれでいいのかな。
あそこで足滑らせないでくれ、と思ってました。急に雨が降ってきたりしてね。でもお祭りっていう儀式は雨が降ろうが続けていく。僕は雨が降ってくれて良かったなと思ったんですが、俳優の皆さんは大変でしたでしょうけど(笑)。ああいう自然の力を映像にできた。協力してくださった地元のみなさんが生き生きと、俳優には出せないような表情だとか、そういうところも映画の力となったと思います。観ていて非常に感動しました。

-まだまだお話を伺いたいのですが、お時間がせまってまいりました。最後に夏帆さん武監督からお客様にひとことを。今伺ったばかりですが、武監督お願いいたします(笑)。

武監督 そんなに大きなことが起こる話ではないんですが、神輿をかつぐというのをどういう映画にしようかとプロデューサーと考えて始まった映画です。そこにこの素晴らしいキャスト陣が賛同して、町の方々が協力してくださって。この映画が今度はどのように縁もゆかりもないみなさんのところに届いていくのかな、と楽しみにしております。どうぞ今日観ていただいたみなさんのお力を借りて、日本全土だけではなく、外国も含めて広げていっていただければ映画の力になると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

夏帆 この作品は南大隅町という町で撮影させていただいたんですけど、ただのご当地映画の枠に収まらない、貴子という一人の女性の成長物語としても、とても力のある作品だと思っております。観てくださる方の背中を押せるような、そんな作品になっていれば幸いです。本日はほんとにありがとうございます。

(書き起こし・写真 白石映子)

『サイバー・ミッション』初日舞台挨拶

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1月25日(金)初日を迎えた『サイバー・ミッション』の舞台挨拶が新宿ピカデリーで行われました。
ホワイトハッカーのハオミンを演じたハンギョンさんは全身白尽くめ、サイバーテロリスト、モリタケシを演じた山下智久さんは黒のスーツで登壇し、大きな拍手と歓声が湧き起こりました。
ハンギョンさんは「SUPER JUNIOR」として来日して以来、10年ぶり。山下智久さんは初の海外進出作品。ともに初顔合わせで臨んだアクション満載の話題作です。 司会は奥浜レイラさん。

舞台挨拶

ハンギョン こんにちは、今日はよろしくお願いします(日本語で)。(拍手)

山下智久 みなさん、本日はお忙しい中ほんとにありがとうございます。僕としては初めての悪役、初めての海外作品だったので、こうして日本でみなさんに観ていただけることをとても嬉しく思います。今日は短い時間ですが、最後までよろしくお願いいたします。(拍手)

-ハンギョンさん、10年ぶりの来日で、主演映画が日本で今日いよいよ公開を迎えました。今のお気持ちを教えてください。

ハンギョン 久しぶりに日本に来て、日本のファンにお会いすることができました。今回自分の作品を持って日本に来てシェアすることができて、そして良い友人の山下さんとここに立ててとても嬉しく思います。

-山下さん、初の海外進出作品。しかもかなりミステリアスな悪役を初めて演じられたということで、特別な思いがあるかと思いますが、ハンギョンさんと初日を迎えられていかがですか?

山下 毎日新鮮な気持ちで、言葉の壁もある中で、こうやってハンギョンさん含めてほかの海外の俳優さんたちと一つの目標に向かって頑張ってこれたというのはすごく新しい経験で嬉しかったし、何よりこうやって日本で公開できることをとても嬉しく思っています。

-この作品は国際色豊かな方々がスタッフとしても関わっていらっしゃいます。最初にオファーが来たときのお気持ちと現場に入られてからの雰囲気なども、ハンギョンさん教えていただけますか。

ハンギョン 脚本を見てとても興味を持ちました。今回の映画はハッカー、ゲームに関する作品で、演じる役とのギャップも大きい。アクションシーンもとても多くて、さらに山下さんと共演できると聞いてぜひと思いました。

-現場でのコミュニケーションはどのように?言葉の壁もあると思いますが雰囲気はいかがでしたか?

ハンギョン 撮影が始まった頃は簡単な英語で、最初は言葉の壁があってコミュニケーションは少なかったかもしれません。しかし、マレーシアに行ってから友情を築くことができました。撮影が終わってから話したり、ホテルのバーに行ってお酒を飲んだりしました。

山下 約一ヶ月くらいの海外滞在があったんですけど、その間に僕のことを気遣ってくれて男3人一緒にジムに行ったりしていました。ジムのトレーナーさんに「今日はみんな上を脱げ」と言われて、裸でトレーニングをするという(笑)、まあまあワイルドな経験をさせていただきました。楽しかったですよ。

-ちょっとねえ、覗き見したいくらいの感じです(笑)。オファーが届いたときのお気持ちは?

山下 大学時代に中国語を勉強していて、いつか中国のエンターテイメントにも携われたらいいなという思いはあったので、オファーを受けたときはとても嬉しかったです。

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-ハンギョンさんはホワイトハッカー、そして山下さんはクールなサイバーテロリスト、ミステリアスな存在ということで、それぞれ役作りはどのようにされたのでしょうか?ハンギョンさんコミカルな部分も多かったですが。

ハンギョン 今回ハッカー役ということで、いろんな関係者に話を聞きました。ハッカーと聞くとみなさんマイナスのイメージを持つことが多いですが、実はそうではないんです。ホワイトハッカーという他人を助けたりする正義の味方というのもあります。とても面白い職業だなあと思いました。話を聞いていろんなヒントをもらいました。

-ハンギョンさん、オタク系のハッカーでしたね。

ハンギョン オタクの役は今回初めてです。私はそんなに若くはないですが、面白いチャレンジだと思いました。演じるときは気持ちを開放して、子どもの気持ちに戻って演じるようにしました。

-山下さんはモリタケシという悪役ですが、どのように役作りされたんですか?

山下 悪役の心情を理解するのは難しかったので、体重を6kg減量して、体毛を剃って(笑)。

-体毛?!(笑)

山下 少しでも気味の悪い感じを出せないかなと、そういう見えない努力を一生懸命(笑)。それが映っているわけではないですけど(笑)。

ハンギョン 毛を剃ったことは私も知らなかったです。(笑)

山下 そうそう(笑)気持ちを整えるために。あとは日本の友達となるべく連絡を取らないで、孤独を作り出してみました。

-すみません、体毛の話に戻っていいですか?(笑)全身剃られたんですか?

山下 あの、そこだけ大きく書かないでください。(笑)

-全身?肌はツルツルというか?

山下 まあそういうことにしておきます。(笑)いやもうほんとにすべすべでしたね。

ハンギョン ホントニ?(笑)

山下 今はあのう、今の話は置いといて(笑)。自分で剃ったんですよ。こうやって現場で。まあまあまあ、次行きましょうか?(笑)

-ミステリアスな部分が、内側からもね。

山下 そうですね。そこから影響してくるものがあるかと思って。

-ありましたよね。でも皆さん、本作では見る機会はないと思いますので、想像の中でお願いいたします。『ボーン・アイデンティティ』『ラスト・サムライ』などのニコラス・パウエルさんが今回アクション監督をつとめられていて、ほんとにアクションがものすごいことになっているんですが、大変だったんではないでしょうか?ハンギョンさん。

ハンギョン アクション監督はとってもクレイジーな人です。なんでも自分でしなければならなくて、私たちもスタントマンを使っていないんです。皆さんが後で観るシーンは、危険に見えますが本当は安全です。私たちは怪我しないように、安全措置をしっかり取って、できるだけリアルなシーンを皆さんに届けていきたいと思っていました。

-普通スタントを使うだろうなと思うところもご本人が演じていらっしゃいますので、びっくりすると思います。山下さん、アクションシーンは大変でしたか?

山下 もちろん大変でした。本編の中で僕が走って逃げるシーンで、台本にはなかったんですけど思いっきり転んでしまったんです。そのまま続けたんですが、そこが使われています。
でも全治2週間くらいの怪我は、お互い何回もしました。本当に命がけのアクションを体験できました。でもね、日本ではなかなかできないような、道路を何日間も封鎖して撮影したりとか、ダイナミックな撮影に関わることができて、非常にいい経験ができたなという風に思っています。

-メイキング映像も公開されておりますけれども、お二人とも怪我をなさってたんですね。

ハンギョン 私がビルの3階と8階から飛び降りるシーンがありましたが、とても危なかったです。撮影しているときにビルの壁に足が当たって怪我をしました。撮影が終わって戻ったら全身アザだらけになっていました。
パラシュートみたいに高い空から落ちるのは好きだったんですが、今回はロープ一つだったので。

-山下さんは電車に飛び乗ったりアクションも大変だったと思うんですが、それ以外に大変だったことは?

山下 やっぱり言葉です。英語と中国語の台詞だったので。あと撮影のスタイルが日本と中国とで違う部分があって、スケジュールが直前に変わったりするので、台詞を覚え直すのが大変でした。でも語学の先生に付きっきりで見ていただいて、挑戦できて良かったです。言葉を理解して覚える、という作業に没頭している時間もとても貴重で、いい経験ができたなと思っています。

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-お二人は今回が初共演ということで、ぜひ最初の印象と撮影後の印象をお伺いしたいです。

ハンギョン 初めて山下さんに会ったときは口数の少ない人だな、クールでハンサムな人だなと思いました。少し距離を感じていました。でもだんだん優しい親切な人、というイメージに変わりまして、とても話しやすいイメージを持ちました。特にマレーシアで撮影するときに、いろいろ話をしてそこから良い友達になりました。

山下 撮影当日に会いましたので僕も緊張していたし、ハンギョンさんも最初どうやって接していいかわからない。時間が仲を深めてくれましたし、先日中国で公開されたときハンギョンさんがご自宅に招いて料理をふるまってくれて、ほんとに仲間思いの暖かい人だなと。

-最後にこの後映画を観るお客様にメッセージをお願いします。

ハンギョン 今回この作品を日本に持ってこられて大変嬉しく思っています。この映画は山下さんを含め、スタッフ全員が全力で作りました。みなさんがこの映画を観て気に入って応援していただければと思います。(拍手)

山下 僕としては初めての挑戦だらけで不安もあったんですけれど、こうやって初日を迎えてたくさんの方々に観ていただいてほんとに嬉しく思っています。とにかく、今のテクノロジーに考えさせられることがたくさんあると思うんですけど、この映画を通してみなさんに何か感じていただけたらなと思っています。
僕は悪役なので皆さんにいい影響を届けることができないかもしれませんが(笑)、ハンギョンさん演じる天才ハッカーがすごい活躍をしてくれます。素晴らしいアクション映画に仕上がっています。ぜひ皆さん期待して観ていただければと思います。楽しんで下さい。ありがとうございました。(拍手)

以上ほぼ書き起こし(写真:オフィシャル 取材・まとめ:白石映子)
作品紹介はこちら 

2018年/中国・香港/カラー/シネスコ/99分
配給:プレシディオ
©2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED
https://cyber-mission.net/
★2019年1月25日(金)新宿ピカデリーほかロードショー

『めんたいぴりり』初日舞台挨拶

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1月18日(金)@新宿バルト9 

先週11日に地元福岡で先行公開、18日に全国ロードショーが始まりました。初日初回上映後舞台挨拶に伺いました。


mc:いとうさとりさん

登壇者:博多華丸さん(海野俊之)、富田靖子さん(妻・千代子)、豊嶋花さん(英子)、山時聡真くん(長男・健一)、増永成遥くん(次男・勝)、博多大吉さん(スケトウダラ)、でんでんさん(丸尾)、佐田正樹さん、江口カン監督 =挨拶順=


-めんたいこつくりに情熱を燃やす海野俊之を演じました博多華丸さんです。

華丸 2013年にドラマとして福岡で放送して、パート2があって、舞台版、この映画になり、そしてとうとう全国ロードショーということになりました。あしかけ6年でございますけれど、地元で頑張ってきて初めて甲子園の出場を決めた高校球児のような気持ちでおります。
6年間やってきましたのでチームワークはできてますんでね、みんなで一つになって束になれば1点か2点は取れるんじゃないか、と思いながら今日を迎えました。。全国の皆さんに少しでも福岡の良さが伝わればいいなと思います。

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-続きまして俊之の妻千代子を演じられました富田靖子さんです。

富田 こうして関門海峡を渡っていよいよ『めんたいぴりり』上陸して参ります。何館上映するとかいな、と1,2,3・・・60館もやるんや!とすごい感激しております。みなさん今見終わって面白いなと思ったら、ぜひ言いふらかしてください。拡げたいと思っております。

-海野家の長男を演じました山時聡真(さんときそうま)くんです。

山時 みなさんこんにちは。健一役の山時聡真です。福岡では先週公開されたんですけど、今日全国の方に観ていただけることがほんとに嬉しいです。

-海野家の次男を演じました増永成遥(ますながせいよう)くんです。

増永 海野勝を演じました増永成遥です。生まれて初めての東京なので、すごい緊張もしてるんですけど、初めての東京の想い出を作りたいと思っています。
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次男勝:増永成遥くん 長男健一:山時聡真くん

-本作のヒロイン豊嶋花ちゃんです。

豊嶋 汚いヒロインでほんとにすみません(笑)。英子役を演じました豊嶋花です。今回の『めんたいぴりり』では、家族の愛情とか、友達の友情とか、努力や希望とかそういういろんな感情とかがこもっていて、すごいいい作品だと思っています。お家に帰ったらぜひたくさんの人にひろめて、この『めんたいぴりり』をいろんな方に観てもらいたいです。

-スケトウダラの妖精を演じられました博多大吉さんです。

大吉 ドラマから舞台からずっとスケトウダラの妖精をやりました。いまだに自分でいったい何のことなのか、何をやらされてたのか、さっぱりわかりません(笑)。わかっていることは明後日札幌の映画館に私単身乗り込みまして舞台挨拶をやることが決まりました。チケットが売れておりません(笑)。北海道方面に知り合いがいる方はぜひ連絡して「スケトウダラがやって来る」と(笑)助けてください。

-元博多人形師役でんでんさんです。

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でんでん 借金を返さないでそのまま死んじまった役をやりましたでんでんです。観終わったみなさんのお顔を見ていると、なんとなく朗らかでほのぼのしてるってことは、この映画がすごくいい映画だったんじゃないかと勝手に解釈しております。ほんとに僕もこの映画を観まして涙が出ました。僕らが子どものころのアレなんですけど、この中に出てきためんたいこ、あんなめんたいこ食べたことも見たこともありませんでした。それほど立派なめんたいこです。美味しかったです。
最後いまいち盛り上がらないで、失礼しました(笑)。

-みなさんどこに出演していたかおわかりでしょうか?「不味いっちゃろ!」の演技が光っておりましたバッドボーイズの佐田正樹さんです。

佐田 バッドボーイズ佐田でございます。「なんでお前いるんだ?どこにいたんだ?」とお気づきになられた方いらっしゃいますでしょうか?映画出さしていただいているんですけども、ヤクザとか不良役が多いです。『めんたいぴりり』では被災者B役という(笑)。台本見たときに台詞がなかったものですから、これはなんとか爪あとば残さないけんの、ということでできるだけ華丸さんに絡んでいこうと、華丸さんがみんなからめんたいこが「不味い!」と言われたときに「不味いっちゃろ!」とそこで一言加えて帰っていくだけの役でございました(笑)。
今日はめんたいこカラーのジャケット、これだけでも皆さんに覚えていただこうと思って着てきました。

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大吉 めんたいこだとすればちょっと着色料を使用しとるね(笑)。

佐田 濃いね?一生懸命探したんです。「舞台挨拶って俺一生ないよね」って(笑)。

大吉 特攻服しかないもんな(笑)。

佐田 赤いジャケット見つけて「これや!」て。靴下のほうもめんたいこカラーで(見せる)。

大吉 俺はスケトウダラのウロコ色で(笑)。

-作品愛ですね。ありがとうございます。そしてドラマからずっとこの作品に携わっている江口カン監督です。

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江口監督 今日はほんとにどうもありがとうございます。博多のラーメン屋さんとかでも、博多でバカ売れして、みんな東京に店ば出すんですけど。うまくいく人もいれば、うまくいかずかえる人もいるわけですけれども。今日いよいよ僕らも博多の話を東京に持ってくるぞ、って張り切って来て、一発目の舞台挨拶の板橋の回がお客様が少なくて、これはどうしたことかと思いましたが、ここでものすごく安心しました。

-全国公開おめでとうございます!さっき皆さんが出てくる前に「福岡出身の人?」って聞いたら手挙げてくださったんですよ。「福岡出身の人!」(客席で手が挙がり、キャスト「おー!」)
ドラマから見てらっしゃる方もすごく多くて、皆さん初日を喜んでらっしゃいます。
先週は福岡で5館舞台挨拶めぐりをされたと聞いていますけれども、週末だけで1万人動員してミニシアターランキング1位だったそうでおめでとうございます!(拍手)


富田 すいません、ちょっとだけいいですか?(増永くんの服を直す富田さん)これだけずっと気になっていて(笑)。だって佐賀から来てくれたからぱしっと写してもらわないかん、と。すいません、よろしくお願いします。

-母の愛でございます。

大吉 ごめんね、気づいてあげられなくて。

-華丸さん、こうやって福岡で素晴らしい成績を残して、全国公開を迎えてどんなお気持ちですか?

華丸 やっぱりめんたいこと共に地元では根付いているというか、「きせのさと、はなあしのぎょう(?)、めんたいぴりり」

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美脚のスケトウダラ妖精:博多大吉さん

大吉 なんですか、それ。全然わからない(笑)。

華丸 地元じゃ負け知らずということで。福岡だけのデータを見ればすごい。皆さんにいいと言っていただけるんですけれども、それを真に受けていいものかと監督と話していたところの板橋で(笑)。今一度我に帰りまして褌を引き締めまして。

みんな口々に いいところでしたよ。板橋。

華丸 朝も早かったですしね。開いたばっかりのところにこっちが無理やり呼び出してもね。浮き足だってた自分らに冷たい水をかけられた気分で(笑)。

-今日平日ですよ。この時間にいるということ自体がすごいんですけれども。

華丸 ほんと、あらためて全国でやっているっていうことが。ここ新宿ですからね。そこにルミネがあるんで(ルミネ2の7Fに“ルミネtheよしもと”)この大きな映画館ができたのを知っています。まさかこんなところで上映させていただけるなんてね。嬉しい限りです。(拍手)

-富田さんはどうですか?

富田 6年前にドラマが始まった頃は、こんな大きなスクリーンの前に立つなんて。ここには娘と映画を観に来たことは何度もあるんですけれど、まさか自分の映画がかかるなんて感動しています。『めんたいぴりり』は自分にとってもホームだと思っています。ぜひ全国の皆さんに観ていただけるよう応援していただければと思っています。

-9名の方の舞台挨拶ということで皆さん『めんたいぴりり』への愛を感じていると思うんですが、実はちょっと秘密にしていたことがございます。山時くんと増永くんがお父ちゃんおかあちゃんにお手紙を書いてきたんですよねー?(山時・増永 はい)ここでお手紙を披露してていただいてもいいですか?一人ずつ書いてきてくれたんですよ。(拍手)

華丸 俺らに?

大吉 そらそうでしょう。ほんとのおとうさんおかあさんなら家でやってよ、ってなるでしょ。(笑)

華丸 ありがとう。そうねー。

増永 「富田さんへ・・・」(華丸さん大吉さんが「お母ちゃんへがいい」「いや書いてあるんだからいいでしょ」「律儀なんだから」などとやりとり)(笑)

増永 「お母ちゃんへ とてもやさしくしてもらって、初めての映画も安心して撮影ができました。わからないこともたくさんあったので、とても助かりました。ありがとうございました」(拍手)

富田 お父ちゃんのある?(増永 あります)良かった。

増永 「お父ちゃんへ 華丸さんの・・・」(華丸さん大吉さんが「戻った戻った」「書いてあるから読んじゃうんだよ」「その辺は大人が飲み込むんだよ」とまたやりとり)(笑)

増永 「お父ちゃんへ お父ちゃんの演技をあまり見たことがなかったので、とても上手ですごいなぁと思いました。演技ができて面白い華丸さんのような人になりたいと思います。ありがとうございました」(拍手)
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山時 「お父ちゃんお母ちゃんへ 今日はこうやって同じ舞台に立っていることほんとに嬉しいです。僕は3代目の健一で子ども以外のスタッフ・キャストの皆さんはすでに出来上がっていたからその中に入っていけるかが不安でした。でも何より怖かったのは『今度の健一は駄目だな。前の健一のほうが良かったなぁ』と言われてしまうんじゃないかということでした。でも撮影が進むにつれ、現場に行くというより家に帰ると思うくらい僕にとって居心地の良い場所になって行きました。今思えばそれはお二人が殺人的なスケジュールの中、常に僕たちのことを気遣い、やさしく接してくれたからだと思います。僕はまだ中学生ですが、この映画に出てずっと俳優を続けて行きたいと思うようになりました。それは、華(笑)、お父ちゃんお母ちゃんの背中をいつも見られたからだと思います。お父ちゃんお母ちゃん息子になれてほんとに幸せでした。今僕の願いはまたどこかの現場でお会いできたら『息子よ、元気か』と言ってもらうことです。その願いが叶うように僕も頑張ります。ほんとにありがとうございました。健一こと山時聡真より」(拍手)

-ありがとうございました。どうですか?今の息子さんたちからのお手紙。

華丸 お母ちゃん。

富田 こんないい息子に育ってほんと嬉しかです。お父ちゃんどう思う?

華丸 特にあの山笠のシーンが忘れられない。あのときは一日山の格好でね、この2人もずっとOK待ちだったんですよ。ずっとお芝居見ながら写真撮ったりしてね、あれが博多の家族の象徴みたいなシーンだったんで僕は忘れられないんです。まだ小学生やったし、初めての締め込みでね。

富田 勝が「おとなは辛か~」と言った2人のシーンがほんとに愛おしくて、お母ちゃんは大好きです。また一緒にやろうね。

山時・増永 はい。頑張ります。

-後でお手紙をお渡しします。あっという間にお時間になりました。皆様から一言ずつメッセージをいただきたいと思っております。

江口 博多では人気のあるスーパースターである、モデルになっためんたいこを作った人の話ですが、きっと全国のみなさんの心に届くお話だと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。(拍手)

佐田 この作品は5年前からドラマで、舞台も見せていただいてました。映画に出していただいて光栄でした。SNSなどでつぶやいていただいて、ぜひともこの映画が盛り上がればいいなと思っております。(拍手)

でんでん 舞台挨拶そのものが福岡そのものの感じがしました。ぼくも福岡出身なんですけど、同級生に宣伝するのを忘れていました。これから帰って電話攻撃をやりますんで(笑)。どうもありがとうございました。(拍手)

増永 今回の映画はすごくみなさん頑張って作った作品なので、良かったと思ったら拡散と、面白かったら何回もぜひ観に来てください。ありがとうございました。(拍手)

山時 この映画は福岡の全てがぎゅっとつまっています。一度と言わず、2度3度観ていただいて『めんたいぴりり』を、めんたいこを、そして福岡を好きになってもらえると嬉しいです。(拍手)

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健気な英子:豊嶋花さん

豊嶋 今日は笑えて泣けて忙しかったと思うんですけど、ほんとに心に残る暖かい作品になっていると思うので、皆さんぜひおうちにかえって沢山の方にこのお話のことを話して、沢山の方に映画を観ていただきたいです。よろしくお願いします。(拍手)

大吉 『めんたいぴりり』ってほんとに良い映画だと思うんですけど、冷静に考えたらたとえば『ジンギスカンあちち』(笑)という映画があったとして、じゃ観に行くかというとなかなか腰が上がらないと思うんです。

華丸 なんで「あちち」?

大吉 めんたいが「ぴりり」なんで、札幌で『ジンギスカンあちち』(笑)。皆さんの口コミとお力添えを。これから先は映画館に連れて来さえすれば、喜んでいただけるので。「嘘も方便」という言葉もあります。どういう映画?って聞かれたら「なんかゾンビ映画っぽいよ」(笑)とか「クイーンがいいよ」(笑)とか、そういうアレンジを加えてご協力いただければ幸いです。(拍手)

富田 こうして無事に初日を迎えられてほんとに嬉しいです。初日が終わってしまうとまたみんなに会えなくなるのが寂しいです。本気で誰かのために泣いて笑って一生懸命作った映画です。もし良かったら応援してください。(拍手)

華丸 『めんたいぴりり』、2013年からずっとやってきて積み上げてきました。それを全部出し尽くしたつもりでございます。後は皆さんの判断にお任せするしかないですけれども。全国の皆さんにお披露目できたのが全てと思います。
ただやっぱり映画館の方もめんたいこ同様、賞味期間がありますので上映期間のあいだにお早めに、というのがあります。めんたいこはチンすればもう少し持つんですけど(笑)、映画館はそうはいかないので、お早めに。皆さんの、そしてお友達のお口に合えば、と思っております。本日はどうもありがとうございました。(拍手)

ここからフォトセッション。
プレスの撮影の後、お客様の撮影タイム30秒。
#めんたいぴりり で拡散してと応援をお願いするいとうさとりさん。
肩を入れるように重なって順に目線を配る9人のキャスト。

家族4人と仲間たちの仲のよさが伝わる舞台挨拶でした。カメラの設定間違えたのか、うまく写せませんでした。
豊嶋花さん、でんでんさん画像ぶれてごめんなさい。ほぼ書き起こし。(取材・写真:白石映子)

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』舞台挨拶

11月12日(月)東京・丸の内ピカデリーにて完成披露試写会が行われ、前田哲監督、主演の大泉洋(鹿野靖明)、高畑充希(安堂美咲)、三浦春馬(田中久)、渡辺真起子(前木貴子)、竜雷太(鹿野清)、綾戸智恵(鹿野光枝)、佐藤浩市(田中猛)、原田美枝子(野原博子)の9人が舞台挨拶に登場しました。()は役名
登壇前に宣伝さんからマイクでなく「本物のバナナ」を渡された大泉さん、タイミング悪くてボケるにボケられずつっこみ炸裂。「テレビにも映らないぞ」「君の名前はなんていうんだ?」・・・
大泉 浩市さんが冷たい目で見ている・・・
佐藤 ずっと持ってろよ。

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「重鎮怒るし・・・」とぼやきが止まらない大泉さん。MCが「ひと笑いあったところで」とひきとり、次へと進みました。タイトルの「夜更け」と「バナナ」にちなんで、みなさん黒い衣装+どこかに黄色を入れるというドレスコードだったそうです。

大泉 うちのお母さんも、まっ黄っ黄ですね。
綾戸 百貨店で「バナナに見える服頂戴」って買うて来た。初めて人生で黄色いの着せてもらうの。ありがとう監督。
前田監督 お似合いです。
ここからひとことずつご挨拶。

―重度の筋ジストロフィーを患い、動かせるのは手と首のみでありながらも病院を飛び出して、ボランティアたち、通称「鹿ボラ」と自立生活を送る主人公鹿野靖明役を演じました大泉洋さん。

大泉 ありがとうございます。小ボケで始まりましたこのイベントでございますけれども、一般の方こんなにたくさんに観ていただくのは初めてなのかしら。大変緊張しております。関係者の方には観ていただきまして、大変評判がいいので皆様にどう観ていただけるのか、この鹿野さんの愛しいわがままが観終ったときにどう思われるのか楽しみです。

―鹿野に最初は反発しながらも、良き理解者へと成長していく新人ボラの美咲を演じました高畑充希さん。
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高畑 美咲は、最初たぶんお客様の目線と似たような役なんです。鹿野さんのわがままを「このヤロー!」と思うんですけど、終わる頃には鹿野さんのことを大好きになっている映画だと思います。

―その美咲の恋人で悩める医大生、田中を演じました三浦春馬さん。
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三浦 北海道で、みんなで丁寧に丁寧に作ってきた映画が、みなさんの元に届けられるということがすごく嬉しく思っています。力を持った素晴らしいキャストのみなさんと1本の作品に携われるという幸福感でいっぱいです。

―気さくな性格で慕われるベテランボラ貴子を演じました渡辺真起子さん。
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渡辺 初めて作品がお客様と出会う日なので、大変緊張しております。鹿野さんという、稀有なわがままで愛しい人のまわりを取り囲んでいるボランティアや家族の、優しい眼差しというか、面白い眼差しを楽しんでいただけたらなと思います。

―息子の靖明の自立生活を温かく見守る清を演じました竜雷太さん。
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 私はあのう、お母さんがお母さんですのでまっ黄色でお邪魔しましたが、お母さんに怒られないようにやらしてもらいました(笑)。お母さんよろしくお願いします。

―では、そのお母さん、靖明さんに愛情を絶やさない母、光枝を演じました綾戸智恵さん。
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綾戸 どうもおおきに。みなさんようこそいらっしゃいました。あのう60くらいになりますと、やっと親に言われたことがわかるようになります。この映画で母親が言うてた「自立言うのは、自分でズボンはいたり、服着たりすることちやうと。ほんとの自立は、自分が誰かと関わって生きていくことや、生きぬくことやと。あれはわがままなんでしょうか? 私はボランティアが自分の生きる道を見つけ、そして息子もこないしてしっかりと生きた。
これは一つの「生きる」。そういう映画かなと思うて、お母ちゃんの言うてたことかな、と毎日首を縦にようさん振ってます。お父ちゃんをよろしくお願いします。

―田中の父で、勉強よりもボラを優先する息子を苦々しく思っている病院長猛を演じました佐藤浩市さん。
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佐藤 えー、この進行台本を書いた方に大変申し訳ないんですけど、決して息子のことを苦々しく思ってるのではなくて、息子の行く末を心配するどこにでもいる普通の父親をやらせていただきました。それが普通のようにみんながちゃんと映っているというのが、リアリズムを持った映画だと思いますので、是非最後まで楽しんでいってください。

―鹿野の主治医で、ほんとに身体を心配している野原を演じました原田美枝子さん。

原田 ご本人の先生ともお会いしたんですけれども、ほんとに可愛らしい先生で、鹿野さんの心の叫びのようなわがままを医者の立場から、大変な思いをして見守っていらしたんだと思いました。すごく素敵な作品にできあがっていると思います。
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―そして本作の監督、前田哲監督です。

前田監督 鹿野靖明さんという人の人生をどうしても映画化したくて、3年半かかりましてこういう風にみなさんに届けることができて嬉しいです。この俳優陣のみなさんが全力で演じてくれて、映画が豊かなものになっていると思いますので楽しんでもらえればと思います。どうもありがとうございました。
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これより映画にちなんだ質問。映画のタイトルにかけて「○○なのに○○かよ」にあてはめて、共演者・監督の意外だった一面、撮影のエピソードなどをうかがいました。

大泉 これは挙手でやるんですか? そうなると「笑点」的なものが・・・できた人から手を挙げるんですね?

―大喜利な感じで。主演の大泉さんはもう整っています?

大泉 ええー、それでは行かしていただきます。
「ランニングなのに止まるのかよ」

―そのこころは?

大泉 今回私の役というのが、太るわけにはいかなったということで、ダイエットしてたわけです。撮影が北海道なので美味しいところへ共演者を連れていくわけですが、食べると太ってしまう。それでランニングをすることにしました。走っておりますと三浦春馬くんが「走りたい」と言って二人で走っていると、なんと高畑充希さんも「私も走りたい」ということで、高畑さんとマネージャーも一緒に走るわけでございます。高畑さんは10mくらい走るとすぐに止まる(笑)。わーっと走るとまた止まる(笑)。そのペースについていくのが大変だった、という気持ちをこめました。
―お見事!
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大泉 (三浦へ)全然長く走ってくんなかったな?
三浦 そうなんですよ。
高畑 すいませんでした!
大泉 がんばって走りなさいって。辛いところ乗り切れば楽になるから、っていうんですけど、止まる。
高畑 かなりマイペースなランニングに二人がつきあって・・・二人めっちゃ優しいです!すいませんでした!大泉さん10kmとか走っていました。
大泉 そうですね。最後のころは10km走れるようになっていました。
高畑 「ランナー」をかけてね。
大泉 三浦春馬くんが爆風スランプの「ランナー」を携帯でかけるんですよ。
三浦 やっぱり「ランナー」ってことで。大泉さんが「春馬くん、そろそろ疲れてきたから」っておっしゃったんです。そのときにあ、いい曲がある! これだったらきっと二人と大泉さんのマネジャーと帰り道を元気良く引き返せる、と思ってかけたんですよ。
大泉 「走る~♪走る~♪」と聞きながら走ってると、向こうから、違う方向から走ってくる人がいるわけですよ。ものすごい恥ずかしくてね。(笑)

ここで竜さんが挙手。
大泉 おーっと、大御所が参りますよ!
 「車椅子なのに元気かよ」
私も若いころは元気でありまして、お喋りを頼まれる機会がありますと「健全な精神は健全な身体に宿る」などと生意気なことを言っておりました。あるとき友達に「健全じゃない身体にも健全な精神は宿るんだよ」と言われました。そのとき「私はなんて傲慢なことを言ってたんだろう」と思って、それ以来その言葉はやめにしております。その彼は身障者の方のお手伝いをしていました。「健全じゃない身体にも健全な精神は宿る」と、またこの映画で教わりました。ありがとうございました。
キャスト「素晴らしい」と拍手。

―この映画の芯の部分のとても素敵なお答えがうかがえました。ほかに?

佐藤 前田監督とは、実は助監督のときから知り合いでしたので、普段は「哲、哲」と呼んでるわけですけど、「監督なのに呼び捨てかよ」(大泉さん爆笑)。
さすがにそういうわけには行かない。現場では「哲ちゃん」「監督」と気をつけていたんですが、すぐ「哲」って出そうになって、おさえて現場をやるのが大変でした。どうもすみません。
前田監督 長いお付き合いなので、僕は全然違和感ないですけども、ま、スタッフが動揺するんで。(笑)僕はなんと呼ばれても、何でも話し合えるので、ほんと今回来ていただいてありがとうございました。でもずっと旭川に来ていただいたんですけど、なんかゴルフに来たのか、撮影に来たのか・・・(笑)
佐藤 いいからさー!(笑)
大泉 私もそれは言いたかった・・・「撮影なのにゴルフかよ」(キャスト爆笑)。
撮影の前乗りをしてゴルフをして、次の日撮影をして、またゴルフしてるんです。で、浩市さんがゴルフをした日だけ晴れて、肝心な撮影のとき雨降っているんです。言ったことばが「やっぱ、俺はさすがだよな」(笑)。
夏の北海道の撮影だから来てくれたんだと思うんですよね。

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―ゴルフもできるし美味しいものもあるし、ランニングもできますし。楽しそうで和やかなようすがよくわかります。ほかに、お母ちゃん。

綾戸 お父ちゃんが言ったんで、私も。
大泉 お母ちゃん大丈夫か? 趣旨わかってるか?
綾戸 大丈夫だよ。もう泣かないから。
「監督なのにことば引っ張るのかよ」
北海道弁たいへんでございました。うまいこと教えてくれはりますねん、この息子が。「あんたんとちやうわ!」って言うたら「あんたんでないよ、がいいよ。おかあさん」って。
大泉 (シーンの説明の後)お母ちゃん、もう大阪弁しか喋れませんから。
綾戸 そう。どんなドラマ撮ってても、2週目から関西弁に変わっている(笑)。1週目は「そうなのよ」と言ってるのに2週目から「なんでやねん」って(笑)。監督は私くらい大阪弁強いんですけど、今回はほんまの話やさかいに。音楽やってるからなるべくドレミで「あんた」を「ミ、ソ」ととってるわけですよ。そしたら監督が「そやでー」「ないんやでー」ってまた引き戻される(笑)。せっかく北海道のリズムがこの大阪弁のおっさんに。
前田監督 おっさん。おっさんやけど・・・(笑)。
大泉 わかる。しかもあの人、自分がなまってると思ってないらしい。
綾戸 ええこと聞きました。自覚症状がない。
前田監督 そんなになまって、ない。
綾戸 なまってるわ! 二人で喋ったら漫才になるねんから!(笑)竜さんがやっぱり大阪出身で、役者しはるとちゃんと言葉直しはる。偉いなあと。直さなくっちゃ、くっちゃと思うてます。
前田監督 次いこう、次。

原田さんは思い出を尋ねられて「富良野まで行ってました、ごめんなさい」と告白。

大泉 いいんです。いいんです。2回もゴルフ行った人いるんですから。(笑)
佐藤 休みの日は何やってもいいんだ! (笑)
高畑 編み物にはまっててヘアバンド編んでメイクさんに渡したりしてたんですけど、萩原聖人さんがマージャン強いんですよね。というか、プロで。「俺にもヘアバンド作って。いい感じにダサいの」と言われて、すっごい考えて、若干睡眠時間削って「絶対王者」って刺繍して作って・・・(笑)
大泉 それはひどくダサかったね。いい感じは通り超えていたね。(笑)
高畑 でもすごく喜んでくださって、撮影が終わって初めての試合でそれつけて出てくれたんですけど、負けてて(笑)。
「せっかく作ったのに負けるのかよ」(笑)
大泉 「絶対王者」では勝てない(笑)。

―面白いエピソードたくさん聞かせていただいて名残惜しいですが、お時間の関係でここで。後ほど皆さんとフォトセッションをしたいと思うんですが、その前に〆のご挨拶を主演の大泉洋さんにお願いいたします。

大泉 このようにたいへん楽しいキャストのみなさんと過ごした1ヶ月でございました。『こんな夜更けにバナナかよ』という、とにかく素敵なタイトルで、いったいどんなお話なんだろうと興味を持って、台本、原作を読んだのを覚えております。鹿野さんという人がなぜそこまでのわがままを言ったのか。鹿野さんが目指していた社会というか、日本がどういう風になればいい、という思いをこめて彼が行動したのか、というのが観た後伝わればいいなと思っております。
このタイトルがみなさんの中でどう響くのか、楽しみにしていたいと思います。もしよければ、ぜひ友達にお伝えください。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

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ここで一旦退場して準備。バナナのカードを手にした観客を背にフォトセッション。
コールの練習をできるまでしますよ~という大泉さんでしたが・・・


大泉「こんな夜更けに~」
会場「バナナかよ~!」


1度で成功。キラキラのテープが発射されて頭上に舞いました。
(取材・写真 白石映子)

作品紹介はこちらです。

2018年12月28日(金)より全国ロードショー

『青の帰り道』完成披露上映会&舞台挨拶

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日程:11月13日(火)時間:18:30開演
※上映前 舞台挨拶約30分
場所:新宿バルト9 スクリーン9
登壇者:真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、秋月三佳、冨田佳輔、藤井道人監督
【ビデオレターにて】森永悠希、戸塚純貴

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映画『青の帰り道』舞台挨拶&完成披露上映会が11月13日(火)新宿バルト9にて行われました。主演の真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、秋月三佳、冨田佳輔、藤井道人監督が登壇。ふだんから仲が良いという出演者のみなさんは、「同窓会みたいだね」と、明るい笑顔を見せていました。この日、仕事で参加できなかった森永悠希さん、戸塚純貴さんからも、沖縄、北海道からビデオ映像で挨拶。

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みなさんそれぞれの、この映画への熱い思いを語ってくれました。紆余曲折もあって、ようやく完成披露の日を迎え、「この映画がみんなに届くように願っている。何か自分に重なる部分を見つけてくれたらうれしい」という監督の思いが語られると、主演の真野恵里菜さんは感極まって涙ぐんでしまう一幕も。

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それぞれの心のこもった挨拶の後、映画の内容に関するトークは、以下に書き起こしました(敬称略)

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司会 みなさんそれぞれ自分の役を大事に演じてらっしゃると思ったんですけれども、それぞれの役について、どんなところに共感したかお話ししていただけますか? 


IMG_0187.jpg真野恵里菜

真野 演じているときはそんなに重要だとは思ってなかったんですが、「過去には戻れないんだな」っていうことをすごく痛感します。「あのとき楽しかったなあ」って話すことあるけど、それがマイナスに出てしまったシーンの時には、私たちと重なるなーって。戻りたいけど戻れないっていう苦しい現実もあったりするので、その中で今をどう生きるのかっていうのをまさにこの映画は描いてるんだなって。この青の帰り道のポスターだけを見て、映画を観ると、良くも悪くもびっくりすると思うんです。決していい気持ちでは帰りづらいのかな、と。やっぱり笑って欲しいし、感動して欲しいし、楽しい気持ちになって欲しいとも思うけど、この作品はそうではなくて、何の変哲もない7人がそれぞれ青春を過ごして大人になっていって、挫折したり悩んだり、やりたいことが見つからなかったりという、、、それぞれの「ただの人生」なんですけど、みんなそういう人生を歩んでると思うので。それで共感してもらったり懐かしんでもらったり、「自分は明日からこうしてみよう」って思ったり。そういう「考える映画」になっていると思う。今日お友達と来てくださっている方もいると思いますが、「どう思った?」とか、みんなが明日を過ごすのにヒントになる映画になってるんじゃないかと思います。だから、「考える映画」を楽しんで欲しいです。


IMG_0191.jpg清水くるみ

くるみ 全部真野ちゃんがおっしゃってくれたんですが、、、自分自身も、みなさんも両親とぶつかった経験てあると思うんですね。そういう部分でまた考えさせられるというか、あのときはぶつかったけど、今考えるとあのときの経験てすごく良かったな、とか、あのときの両親の言葉って、今の自分にすごく役立ってる、とか、いろんなことを考えて自分に言ってくれてたんだなっていう、またこの作品を観て、演じて痛感したなって、思います。たぶんみなさんにも経験があることだと思うので、そういうところを共感していただけたらなって、思います。


IMG_0247.jpg秋月三佳

秋月 この映画は本物の友情を感じられるなー、って思っていて、一人一人が高校を卒業してから成長していく中で、歳を重ねながら、その都度その都度、壁を乗り越えて行かなきゃならないっていう、、、、ほんとうにどん底になったときにそばに誰が居てくれるかっていうことが、ものすごく色濃く描かれています。映画が終わった後で「ああ、そばにいてくれる人が居て良かった」「味方が居て良かった」とか「私はあの人の味方になれるかな」とか、友情もそうですし、家族もそうですし、「生きてて良かった」と思えるような映画になっっているので、そこが私は共感します。


IMG_0196.jpg横浜流星

流星 お三方ともとても素敵なことをおっしゃっていたので、、、ぼくは個人的なことになってしまいますが、自分が演じたリョウという役のことで共感できるなあと思ったのは、いろんな人生を歩んでいく中で、環境も変わっていく中で、仕事とかやってて周りとか見てると、「自分は空っぽだな」と。やりたいこともあるけど、漠然と意味もないことを考えているけど、実は空っぽなんですね。その時に、焦りだったりとか、弱さを見せたくなかったりとか、そういうところがリョウにもあって、共感できる部分でした。


IMG_0202.jpg冨田佳輔

冨田 ぼくも演じたユウキという役の話になるんですけれども、高校生の時にあのポスターにもあるように、みんなで楽しく過ごしたっていうのがあって、やっぱり夢を持って上京した後に、みんな、思い描いていたこととちょっと違ったり、思い描いていたような楽しいこともあったりして、その中で自分との葛藤があって、今後どうしていったらいいか、頼れる人は友達しかいなくなったりとか、そういう感情移入しやすい、いちばんよくいる男の子の役というイメージがあったので、ぜひそこを見ていただきたいな、と。僕自身もユウキに共感したし、共感しやすい役なんじゃないかと思いました。


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司会 みなさんの話を聞いて監督はすごくうれしそうにニコニコしてらっしゃいましたが、、、このポスターの7人の表情はほんとうにキラキラしていて、、、ここから物語が始まるんですが、、(司会は伊藤さとりさんです)


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(c)映画「青の帰り道」製作委員会

IMG_0218.jpg藤井道人監督

監督 これはクランクインの時に撮った写真ですね。思い切りやってくれって言って、流星に引っ張っていってもらって。


流星 おれ、コケましたよ。


監督 あぜ道にね、、(笑)。この映画を撮るっていうときに、このビジュアルしか浮かんでなくて。後々「恋愛キラキラ映画かと思った」ってすごい言われて、あそうか、そういう見方もあったかって後悔してしまった部分もあるんですけど、僕としては「これが撮りたいんだ」っていうことを彼らにいちばん最初に伝えて、後は俳優部が自分たちで全部やってくれたっていうか、、、そういう感じです。


司会 『青の帰り道』っていうタイトルは、自分たちが自分たちに戻れる場所っていう意味合いがあるということなんですが、キャストのみなさんにとって、自分が自分でいられる場所ってどこですか?


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真野 私は17歳で東京に出て来て一人暮らし始めたんですけど、この間実家に帰ったときに、地元の駅に降りた瞬間に、今まで感じなかった「地元の匂い」っていうのを感じて、あー、返ってきたなあっていうのをすごく感じましたね。けっして何か有名なものがあるとか目立ったものは特にない「ふつうの田舎」なんですけど、その空気感が東京とはやっぱり違うなー、とも思ったし、ホッとするなあ、っていうのを最近感じました。


司会 この映画にも通じる、、


真野 そうですねー。良くも悪くも、変わらないなあって。わたしも変わってないんだって思いましたね。


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くるみ わたしは、今ここにいる自分のいちばんの選択っていつだったかなあって思うと、それは受験したときかな、、って。その時は何にも考えてなかったけど、その時の選択がいちばん今の自分につながってるのかな、、って。その頃の塾とかお好み焼き屋さんとかもう今はないんですけど、その前通ると、「ああここにあったなあ」と思います。帰る場所無いんですよねもう、だから前を向くしかないっていう、そういう意味でも、その前を通ると、ああがんばらなきゃって思います。


秋月 私は自分の部屋ですね。狭いんですけど、好きな映画や舞台のポスターが貼ってあるんです。家の外で悩んで「わたしはこれからどうすればいいんだー?」って思っても、家に帰ってポスターを見ると「あーそうだー、これが好きだったんだー」って落ち着いて。こうやってボーッと立ってるんですよ、自分の部屋を眺めながら。そうすると入ってきた母親に「何やってるの?大丈夫?」って心配されて、、「大丈夫だよ」って。私の部屋はそうやってリセットされる場所です。


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流星 同じく、僕も自分の部屋ですね。やっぱり誰にも気を使わず、自分の好きなことを好きな時間にできるっていうのもそうですし、僕はけっして友達が居ないわけじゃないけど、あまり他人に相談しないタイプで、だからこそ自分の部屋にいるときに自分を見つめ直す時間とか、向き合う時間っていうのをすごく大切にしていて。だから家にいる時間が多くなります。


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冨田 僕は場所というより、、、友達少ないんですけど、仲のいい友達といるときですかね。もちろんここにいるみんなも含め、ほんとにプライベートの友達も含め、そういう仲間と一緒にいるときがいちばん、、、自分が自分でいれる場所ですかねー。これはホントです。


司会 ありがとうございました。


このあと真野さんと監督から、「ここまでたくさんの思いを語ってきたけど、ここからこの映画が大きく育っていくには、みなさんの力が必要です。この映画を実際にこれからご覧になるみなさんが、感じたことを素直に伝えていただくことで、たくさんの人に届くように、よろしくお願いします」という内容のメッセージが語られ、フォトセッションの後、映画が上映されました。

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映画の舞台は北関東…埼玉大宮で生まれ育った私には共感するトコロ多々あり、でした。夢を持て、目標をもって生きろ、とか10代の私には本当にウザくて何処か遠くに逃げたかった…カメラを持って。自分だけの薬にはイロイロあって、それが音楽だったり演劇だったり恋人だったり仕事だったり… あれからン十年、カメラだけは相変わらず小学生の時から肌身離さず持っている。そっか、カメラは私の薬だったのだと、映画を観ながらあらためて気付かされて そっと背中を押してもらえたのでした。主題歌を唄うamazarashiの「たられば」にも心打たれてライブへ行きたくなったほど!! 青森出身のバンドと言えば今までずっと私の中では「人間椅子」だったんですが。amazarashiも最高。 
一時は公開が危ぶまれた作品です。念願の劇場公開です、是非!! 
(取材 山村千絵)


シネジャ作品紹介 http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/462754633.html

(c)映画「青の帰り道」製作委員会
★2018年12月7日より新宿バルト9ほか全国順次公開

【先行特典情報】 映画「青の帰り道」の全国公開に先駆けて
ユナイテッド・シネマ前橋(けやきウォーク前橋内)では11月30日(金)より先行公開となります。先行特典といたしまして、先着500名様に「非売品マスコミプレスシート」をプレゼント。

amazarashiの歌も堪能できる予告編です!!