シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』父の日舞台挨拶@東劇

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6月17日(日)
映画館で歌舞伎が楽しめるシネマ歌舞伎の最新作『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』(歌舞伎座上演は2017(平成29)年8月)の公開を記念して、本作に出演した市川染五郎さん(13歳/当時は松本金太郎)、市川團子さん(14歳)が登壇。お2人のお父さん松本幸四郎さん、市川中車(香川照之)さんのプライベートと面白エピソードを披露しました。


最初にそれぞれの父の印象をフリップに書いたお二人。
染五郎さんは幸四郎さんを「変。」と一字で。
團子さんは中車(香川照之)さんを「昆虫の心を理解している」とカマキリ姿のイラスト入りで。

―説明をお願いします。

染五郎 「ポテトチップスは野菜」と言って食べたり、変なところが数え切れないほどあります。(会場笑)

團子 洗面所にも昆虫の本、台所にも、リビングにも家中にあります。昆虫の本ばっかり見ているので、これしか思い浮かびませんでした。(会場笑)

―父との共演について。尊敬しているところは?

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染五郎 尊敬している点は挑戦している役者なところ。高麗屋は挑戦する家、それを受け継いでいてすごいと思います。

團子 この作品で初めて共演して、実際に芝居をしているところを見て、頑張っててすごいなと思いました。前に映画の『ゆれる』を見ました。感情がちゃんと出ている演技をしていてすごい。

―「昆虫すごいぜ!」※の演技をしている部分も含めてですか?

團子 あれは演技ですか?演技じゃないと思います。(会場笑)

―この夏に第3弾の「東海道中膝栗毛」が上演されます。お2人とも3回目ですね。4人の宙乗りは史上初だそうですね。

染五郎 第1、第2は自分でも楽しみました。第3弾はまた違った内容なので、今回はどういうストーリーになるのか楽しみです。宙乗りで回りたいです。

團子 宙乗りは楽しみです。観てくださったお客様が全員楽しんで帰られるような、そういうお芝居ができるようにちゃんとお稽古して、アドバイスなど吸収できたらいいなと思っています。(拍手)

―松本金太郎さんから市川染五郎さんになられて初の舞台ですね。今年はこうしたいとか今ならこうできるという部分はありますか?

染五郎 これ、ずっと持っているんですか?(とフリップを渡す。会場笑)梵太郎がもっと成長した感じを見せられたらと思います。

團子 自分が成長したと感じます。心のことじゃないんですけど、毎朝お風呂に入るんです。そのとき見る鏡がどんどん下になっていく(会場笑)、それが一番成長したと感じる点です。最近ちょっと声が低くなって、もっと大人っぽい芝居ができるかなと。

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(左 團子さん 右 染五郎さん)

―伊月梵太郎と伍代政之助というのは2人にとってどういう役ですか?

染五郎 役名に自分の本名が入っています。自分にしかできない役だと思うので、これからも毎年やっていきたいです。

團子 染五郎さんと最初に共演したのは4年生のとき「胡蝶」でした。その次に共演したのが「東海道中膝栗毛(やじきた)」なんですけれども、成長するとともにいろんな方と共演させていただきました。1も2も自分の人生にとってはかけがえのないものです。

―父の日でもありますので、お互いのお父さんのこと、染五郎さんから見た中車さん、團子さんから見た幸四郎さんのことを一言ずつ。

染五郎 中車さんの映画も見るのですが、お芝居が自然というか「気持ちの見えるお芝居」をされているのがすごいなと思います。

團子 アイスの上でやる歌舞伎だったりとか、いろんなことに挑戦されているのがすごいです。楽屋だといたずらなんです。勧めるお菓子を甘いと思って食べたら激辛だったり。(会場爆笑)

―父の日のプレゼントは?

染五郎 カードを書きました。「いつもありがとうございます。これからもお芝居のことをたくさん教えてください」と書きました。

團子 書いてないです。(会場笑)

―じゃあここでメッセージを一言。

團子 これからもよろしくお願いします!(会場笑)

★シネマ歌舞伎 『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』(こびきちょうなぞときばなし) 全国公開中
配給:松竹 (C)松竹
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/
宙乗りメイキング映像はこちら 

※「昆虫すごいぜ!」は2016年からEテレで不定期放映されている昆虫愛に満ち満ちた番組。超昆虫好きの香川照之さんが民放の番組で「Eテレでやりたい!」とアピールしたのがきっかけで生まれた番組とか。香川さんがカマキリの着ぐるみのカマキリ先生になり、様々な昆虫のすごいところを講義してくれます。http://www.nhk.or.jp/school/sugoize/

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未見だったので、取材終わって次の回のチケットを買いましたら、上映前に舞台挨拶がありました。「かぶきにゃんたろう」を手にしたこの一枚は、観客席中ほどから撮ったものです。遠いので画像粗いです。
お話の中で、染五郎さんが父の幸四郎さんは「実は歩道橋もダメ」なほど高いところが嫌い。「それなのになんで宙乗りするの?」と聞いたら「お客様が喜んでくれるから」と答えたと明かしていました。若い2人は高いところ平気で、4人での宙乗りをとても楽しみにしているそうです。

(取材・写真 白石映子)

『榎田貿易堂』初日舞台挨拶

6月9日(土) 舞台挨拶@武蔵野館
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ゲスト(写真並び順):飯塚健監督、三浦俊輔(真木一幸・千秋の夫)、伊藤沙莉(真木千秋・バイト)、渋川清彦(榎田洋二郎)、森岡龍(落合清春)、滝藤賢一(萩原丈・チーフ助監督)、余貴美子(志摩ヨーコ・常連客)、片岡礼子(永井柊子・洋二郎の恋人)、キンタカオ(弁当屋店主)
MC いとうさとり

渋川 監督、初日おめでとうございます!え~そうですねぇ・・・何も考えてこなかったなぁ(笑)。無事初日迎えられて良かったですね。これ、ちっちゃい映画なんで大きい宣伝とかないんですけど、盛り上がったらまた次もできるんで、みなさんよろしくお願いします。はい。(拍手)

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森岡 落合清春を演じさせていただきました森岡です。今日は初日にわざわざ足を運んでくださってほんとにありがとうございます。自分の中ではほんとに愛おしい、好きな作品です。こうして初日を迎えることができて、こうやって皆さんと再会することができて嬉しく思っています。
え~あんまり大きい映画ではないので、ぜひ宣伝をしていただけると嬉しいなと思います。今日はどうもありがとうございます。(拍手)
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伊藤 こんにちは。真木千秋を演じさせていただきました伊藤沙莉です。本日は劇場までお越しくださり、本当にありがとうございます。今日からたくさんの人たちにこの映画を観ていただくことができると思うと、ほんとに嬉しいです。たくさんご協力くださるとありがたいです。短い時間ですが、よろしくお願いいたします。(拍手)
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滝藤 「帰省中(きせいちゅう)」の滝藤です(会場笑)。最初ホン読みで「きしょうちゅう」って言ってたんですけど、間違えて恥ずかしかったです。本日はとんでもなく暑い中、多くの方に来ていただいてとても嬉しいです。自分で出ている映画で、試写を観てこんなに笑ったことはなかったものですから、早く多くの皆様に観ていただきたいと思っていましたし・・・僕はこの作品が大好きなんです。どんな形であれ、続けていけたらなと思っております。皆さん良かったら多くの方に勧めていただいて、また2度3度と足を運んでいただけたら嬉しいです。ありがとうございます。(拍手)
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余 余貴美子でございます。今日はみなさん観に来てくださってありがとうございます。世の中は8日から是枝監督の『万引き家族』が公開されましたが、『榎田貿易堂』はなかなか観れません(会場笑)。何度観ても笑える映画だと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
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片岡 永井柊子役の片岡礼子です。今日ここに榎田貿易堂の仲間と一緒に並んで感慨深いです。洋ちゃんに意地悪ばっかりしていたような。とにかく映画がずっとヒットしていくように、そのことを祈ってきました。劇場を出た後よろしくお願いします。(拍手)

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三浦 三浦俊輔です。僕の撮影は一日ちょっとで終わっちゃって。撮影してからもう2年くらい経つんですけど、今日この場に呼んでいただいてちょっと不思議な感じがしています。(Tシャツだねと渋川さん)これ新しいです。今日たぶん初めて着ました。さっき滝藤さんに突っ込まれて「お前、それラフすぎるだろ」って。ちょっとビビッてたんです。(会場笑)。こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて嬉しいです。これからもよろしくお願いします。(拍手)
 
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キン キンタカオです。私も一日の撮影でしかもセリフがないというシーンで(笑)。結局一泊してすっかり伊香保温泉のお湯に浸かって帰ったんです。僕は飯塚監督も大好きだし、ドイツにいた監督にメールで直談判して「監督、俺も舞台挨拶に出して」と(会場笑)。ありがとうございます。皆さんよろしくお願いします。(拍手)
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監督 飯塚です。今日はこの映画を観に来てくれてありがとうございます。撮ったのが2年前なので、とても感慨深いですね。最近テレビではオリジナルはやらせていただいたんですが、映画でオリジナル脚本で撮らせていただくのは10年ぶりくらいです。だからどう受け止められるんだろうな、というのもありながら、わかってもらえればいいなと思いながら、今日はちょっと怖いなと思いながらここまで来ました。楽しんでいただけたなら嬉しいです。皆さんの言葉に出ましたけど、「小さい小さい作品」なので皆さんの口コミが頼りなんです。つまんなかったら黙っててください(会場笑)、面白いなと思ったら拡散してください。よろしくお願いいたします。(拍手)

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―ありがとうございました。(観客へ)ほんとに面白かったですよね?(拍手)楽しませていただきました。まずは渋川さんにお伺いします。ご出身は群馬県の渋川市で、まさにご自身の生まれ故郷での主演映画で企画をもらったときってどういう思いだったんですか?

渋川 正確に言うと狩野プロデューサーっていう人がいて、狩野さんも群馬で、俺と飯塚監督を会わせてくれたんです。飯塚監督とは高校も一緒なんです。しかも小学校も低学年のとき一緒で、という変な縁があってこれはもう絶対・・・(笑)。俺は渋川って名付けてるくらい渋川市好きなんで、俺もプロデューサーみたいな気持ちでやりましたよ。うん。

―(観客へ)皆さん渋川行きたくなりましたよね。あんなところもこんなところもあるんだ、って発見があったんですけど、渋川さん自身はどんな思いが駆け巡っていたんですか?

渋川 撮影しているところは渋川市の駅前とかメインなところじゃなく、結構ローカルなというかアンダーグラウンドなところだったりするんで、ああいうところをちょっと観てもらえたのも良かったなと思いますね。うん。

―森岡さん、伊藤さんにぜひ伺いたいと思います。渋川さんにしかできない役だなと思ったんですが、お2人共演されてみてどんな印象をお持ちになりましたか?

森岡 そうですね。渋川さんとは僕何度も共演させていただいているんですけど、「いい兄貴」って感じで、優しくて暖かくて。今回特に地元での撮影ということで、温泉地や美味しいご飯やさんだとか教えてくださって、ほんとに大好きな先輩です。

伊藤 私も思っていたよりも何倍も優しくて・・・もっとなんかこうクールな感じかと思ったんですけど、すごく優しくてほんとに兄貴って感じでした。

渋川 そういうしかないでしょ。(会場笑)

伊藤 いやー、ほんとですよ!私一回新宿でお見かけしていて元々大好きな役者さんだったので「あっ!」と思ったけど、ミーハー心を抑えてずっと我慢したんです。やっと共演できてほんとに嬉しかったので、毎晩毎晩飲みに行ったりとかして楽しかったです。

―いろいろ案内してもらったんですか?

渋川 伊香保温泉だけだよね。

伊藤 そうですね。あの周辺を。

―飯塚監督と渋川さんの地元での撮影は、何か違った感触がありましたか?

滝藤 お2人のところに便乗して出させてもらって。とても低予算ですよね?それなのにすごく贅沢なケータリングとか。

 地元の方のご協力でね。美味しかった!

滝藤 お2人の人望か、たくさんの方が手伝いに来てくださいましたよね。

監督 差し入れはたぶんキー(渋川)さんのポケットマネーで。

キャスト え~~!!

滝藤 そうなんですか?

渋川 そうでもないけどね。

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監督 正直キーさん赤字だと思うんです。

滝藤 そうだったんですか?言ってくれたら、ねぇ?(と余さんに。余さん頷く)出すのに。
俺たち金なんかいくらでもありますよ。(会場キャスト沸く)

渋川 頼むよ。

滝藤 これ、忘れませんか?(会場笑)

 地元の方のお気遣いもね。

滝藤 ええ、素敵な現場でしたよ。(キャスト頷く)

―渋川さんは?

滝藤 憧れてますから、僕は。

渋川 俺に関しての質問はいいんじゃない? 映画に関しての質問に(笑)。

―もう観終わったところなのでいいと思うんですが、片岡さん軽トラックのシーンなど凄かったなと思います。ああいう話があったときいかがでしたか?

片岡 そうですね。どう答えていいいのか(笑)。一番自分の印象に残っているのは、田んぼが広がっているところで、呼び出しておいて駅に立っているというのはどういう気持ちなんだろうと、ホン(台本)いくら読んでも生で自分には来なかったんですが、彼が見えた瞬間に張っているクモの巣に獲物がかかった!っていうような喜びだったんです。それが衝撃でした。私は榎田貿易堂のメンバーにジェラシーを感じていました。楽しそうだなぁ、あのジャンケンとか。

―監督、あの脚本はどういう風に?

監督 あれは~半分くらい書いたときに、キーさんと一緒に車で群馬に行ったんです。とにかくいろんな場所を走って「美味しいラーメンあるから食おうぜ」とか「この場所ならいいね」とか。2人でロケハンみたいなことをしながら、話がなんとなくできていった感じですね。

―できあがったものを観てどうでしたか?

渋川 面白かったですよ、うん。監督の言葉は洒落が効いているというか、そんなセリフがいっぱいあって良かったですよ。あとね、全く話変わるんですけど、登場人物の名前に“春夏秋冬”が入っているんですよ。自分には夏、清春の春、千秋の秋、柊子の冬。はい。っていうだけの話なんですけど(笑)。

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―三浦さん、奥様役の伊藤さんとの共演シーンで笑うところがたくさんあったんですけれど、共演されていかがでしたか?

三浦 初めて共演したんですけど。しかも衣装合わせのときに一回会って次は撮影だったんです。ほぼ初対面の人と夫婦役を演じなきゃいけないという。難しいなとは思っていたんですけど、台本にセリフないんですね。僕のところ全部ト書きなんです。状況だけ書かれている。ほぼ何も準備をしないで。でもリアクションしやすいようにしてくださってすごい楽しかったです。あのときはありがとうございました(と伊藤さんにお辞儀)。

伊藤 あ、こちらこそ(とお辞儀)。

―伊藤さんも脚本読んで「え、こんなシーンあるの?!」と、チャレンジするところもいっぱいあったんじゃないですか?

伊藤 そうですね。そこはいろいろ検索をたくさんしました(会場笑)。あの時期の私の携帯は結構ヘンタイでした(会場爆笑)。家族も心配したりして。いろんなものを家で見ましたね、正直・・・。

三浦 男性のシンボルをこっちからこっちへいくじゃないですか、あれ素晴らしいなと思いました(会場笑)。

伊藤 検索の結果です(会場笑)。

渋川 あれは激しかったね。

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伊藤 スピードがちょっとね。(会場笑)

渋川 監督がやれと言ったんだよね。

伊藤 指示通り。(会場笑)

監督 あそこは指示を言うのも言葉をすごく選ぶ、というかセクハラになってしまうんですよ。「こんなのもあるらしいよ~」とそういう言い方で・・・。(会場笑)

―大笑いしましたよね。キンさんもまたすごく衝撃的なシーンで、驚きました。あのシーンがあるというのは?

キン 私の場合はセリフももちろんなく、事前の衣装合わせもなく、「短パンのスエット持ってきてください」という感じ。行ったら“クジラ弁当”って書かれているTシャツがあった。普通は台本にはセリフがカギカッコで書かれているんですけど、私の場合はそのカギカッコがなく、全体の動きの中に「パンパン、パンパン」って、とにかく「パンパン、パンパン」しか書いていない(会場笑)。
私もちょっと経験がないのでアレなんですけど「男性同士でパンパン鳴るのか?」と監督に現場でぶつけたりしながら(笑)。待ち時間が結構長くて、相手役の諏訪太朗さんと話してたんです。諏訪さんは前の映画で壇蜜さんとちょっと濃厚なシーンがあって、壇蜜さんとのツーショットを自慢気に見せてくるんです(会場笑)。こっちはもう相手は諏訪さんなのに、と「チクショー!」と思いながら(会場笑)・・・その怒りはあの撮影現場では出せたんじゃないかなと思います。

―ありがとうございました。監督、これだけのキャストが揃って、大人が楽しめるような遊び心がある映画を作られましたけど、あらためて皆さんとのお仕事いかがでしたでしょうか?

監督 短い時間ではあったんですけど、幸せな時間でしたね。久しぶりに「フィクス(固定撮影)」という、カメラを三脚にすえて動かさない手法でやったんです。それってこっちが動けないので、人がかぶったら終わりなんです。そういうのもすぐやってくださる力のある方々がこんなに揃ってくれたので、「いやぁ現場ってめちゃくちゃ楽しい!」って思いました。

―ぜひまたPart2も。

ここから写真撮影(狭いので肩を入れ込む形で、とMCのいとうさん。背中をそらして撮らないと全員が入りません(キャストの皆様が私を心配そうな暖かい目で見ていた気が)。最後に観客にも10秒間の撮影タイム。「#榎田貿易堂で発信してくださいね」といとうさん。

渋川 とにもかくにもよろしくお願いします、とこれだけですかね。第2弾をみなさんやりたいと言ってくれているので、応援をよろしくお願いします!!

監督 さきほど言ったことと重複しちゃうんですけど。(映画製作の)スタッフは大きいのになると200人300人です。この作品は全部で30~40人。そういう世界で作りました。そのうちの誰一人欠けても今日の日はありませんでした。さきほどキーさんが言ったように続きをやろうとは思っているので、皆さん力を貸してください。今日はありがとうございました!(会場拍手)

ここまで。

*(会場笑)の部分は、ほとんどキャストもいとうさんも私も一緒に笑っていました。キャストのみなさんの作品への愛情がよくわかる楽しいひとときでした。ほぼ書き起こしましたが、録音が聞こえないところは飛ばしております。ご容赦くださいませ。
この中で、滝藤さんが「帰省中(きせいちゅう)」と「きしょうちゅう」と言われているのですが、初めにアップした記事で「寄生虫」と「希少虫」と書いてしまいました。??と思いながら書いていたのですが、自称チーフ助監督だけれど、親元ですねかじりしている役なのでそのことかなと判断。記事を読んだ宣伝さんのお知らせでわかりました。「音同じ」ですが、漢字の読みのことだったんですね。訂正済みです。ごめんなさい。

(取材・写真 白石映子)

『映画チーズ・イン・ザ・トラップ』 主演パク・ヘジン舞台挨拶

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韓国で累計再生回数11億ビューを記録した大人気ウェブ漫画「チーズ・イン・ザ・トラップ」。
バイトしながら大学に通う真面目で地味な女子大生ホン・ソル。そんな彼女が金持ちの息子でルックスも完璧なユ・ジョン先輩と付き合うことに・・・。一方、親を亡くし、姉イナと共にユ・ジョンの家で育ったイノという年下の男子もソルを慕ってくる。クールなユ・ジョン先輩と子犬のようなイノの間で揺れ動くソル・・・

2016年に放映されたテレビドラマに続いて、映画化され、テレビと映画の両方で、謎めいたクールなユ・ジョン先輩を演じたパク・ヘジンが公開を前に来日。プレミア上映で、舞台挨拶に登壇しました。
デビュー作のドラマ「噂のチル姫」以来、気になる存在のパク・ヘジン。ぜひ、取材に駆けつけたかったのですが、残念ながら予定があって行けませんでした。
宣伝のポイントセットさんから、サプライズでのファンサービスが盛りだくさんだった舞台挨拶の報告をいただきましたので、お届けします。

日程: 6月6日(水)  17:30~18:00(30分)
場所: めぐろパーシモンホール (東京都目黒区八雲1-1-1)
登壇: パク・ヘジン

主演を演じるのはドラマ版の放映当時から原作ファンの間でユ・ジョン先輩そのものと呼ばれ、“ユ・ジョン先輩シンドローム”を巻き起こしたパク・ヘジン。テレビドラマ版で視聴者を悶絶&胸キュンさせたソフトで甘い笑顔とクールなカリスマ性をスクリーンで再び披露している。

パク・ヘジンがサプライズで会場中央から登場すると、会場を埋め尽くしていた観客からは「キャー!」という悲鳴のような歓声が沸き上がり、一気に場内は最高潮の盛り上がりに。スポットライトを浴びながら客席中央を通り抜け、時おり近くに座っていたファンと握手を交わしながら舞台に到着したパク・ヘジンは「お久しぶりです。パク・ヘジンです」とあいさつし、ファンを喜ばせた。
パク・へジンはユ・ジョンというキャラクターについて聞かれると「人は誰でも2面性を持っているものだと思います。ユ・ジョンは自分の気持ちを好きな人に対して素直に表現できるキャラクターだったけれど、僕はユ・ジョンのように興味を持った人に正直に気持ちを表現するのがちょっと苦手です」と打ち明けた。

また、今回は事前にファンの方からパク・ヘジンに対する質問を募集。「好きなセリフは?」という質問には、「“ソラ、付き合ってくれる?”というセリフが映画の中で何度も出てきて、ちょっと照れくさいのもあってNGを出してしまった。何度もテイクを重ねて、何度も取り直したシーンなので記憶に残っています」とエピソードを披露。反対にパク・ヘジンは「日本でもちゃんと付き合ってくれ、と言ってから付き合い始めるんですか?」とファンに質問。ファンやMCから「日本でも付き合ってくれといってから付き合うのが一般的」と伝えると、日本語でファンに「付き合ってください」と告白!会場にいたファンからは歓喜の悲鳴があがった。

「好きな人ができたらユ・ジョン先輩のように好きと伝えますか?」という質問に、パク・へジンは「僕はユ・ジョンとは全然違って、好意を持った人がいたら周囲をうろつきます。そして、自分が好意を持っていることが(相手に)伝わるようにします。愛する人には勇気が持てないです」と自分とユ・ジョンのキャラクターを比較してみせた。 

最後に、パク・へジンは「僕にとって、『映画チーズ・イン・ザ・トラップ』という作品、またユ・ジョン先輩という人物は、自分自身と切っても切り離せない存在となりました。俳優パク・ヘジンの固有名詞といっても過言ではないと思います。ドラマでも映画でもその姿を見せることができて、これ以上悔いはありません。このように映画も完成し、韓国語ではユ・ジョンという発音は“有終の美”の有終という発音と同じなのですが、ユ・ジョンを演じて有終の美を飾れたと思います。これからいろい
ろな役を演じて、また皆さんに会えたら嬉しいです」と笑顔を見せた。
このあとパク・へジンからのサプライズで、フォトセッションでは会場のファンの方もパク・へジンの撮影が許可され、会場の多くのフラッシュを浴びた。さらにパク・へジンの貴重なサインボール客席に向けて投げてプレゼント!そして退場時にはサプライズで直接、客席のファンにクリアファイルを手渡しでプレゼントしながら会場を後にし、ファンサービスたっぷりの舞台挨拶が終了した。

『映画チーズ・イン・ザ・トラップ』 原題:Cheese in the Trap
監督:キム・ジェヨン
出演:パク・ヘジン、オ・ヨンソ、パク・ギウン、ユ・イニョン、パク・サンダラ

配給:クロックワークス
2018年/韓国/116分 .
http://klockworx-asia.com/cheese/
★2018年7月14日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にてロードショー

☆テレビドラマと映画 さて、どっちが好き?
ドラマと映画ではパク・ヘジン以外のキャストが違います。
それについては、作品紹介で語りたいと思います。(咲)

『クジラの島の忘れもの』初日舞台挨拶

公開初日の5月12日、渋谷シネパレスにて第1回上映の後、舞台挨拶が行われました。沖縄からかけつけた牧野裕二監督、主演の大野いとさん(木元愛美)、森崎ウィンさん(グエン・コア)に、映画の中では愛美の思い出パートに登場した黒田よし子さん(愛美の母)が登壇。
MC:佐藤結美さん

大野:木元愛美役を演じました大野いとです。たくさんの映画がある中でこの『クジラの島の忘れもの』を観に来てくださってありがとうございます。今日はベトナムと沖縄での撮影のエピソードを沢山話せたらなと思います。楽しんでください。

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森崎:このたびグエン・コア役を演じさせていただきました森崎ウィンです。ここ2日くらい雨が続いていましたが、初日にしっかり晴天に恵まれました。それはここに足を運んでくださっている皆さんのおかげだと信じております。本日は一日・・・一日?(注:舞台挨拶は一回だけ)僕らの舞台挨拶を含め楽しんでいってくれたらと思います。ありがとうございます。

黒田:初めまして。愛美の母を演じました黒田よし子です。本日はお越しくださいましてありがとうございます。少しの時間ですが(シャッター音で録音聞こえず)よろしくお願いいたします。

牧野監督:この映画を監督しました牧野裕二といいます。今日はこの映画を最後まで観てくださってありがとうございました。

―それではお話伺ってまいります。まず大野さん、沖縄とベトナムで撮影中、心に残ったエピソードなどございますか?

大野:はい。沖縄の撮影もすごく印象に残っているんですけど、やっぱり初めて訪れたベトナムが本当に心に残っています。私の行きたい国でもあったので、すごく嬉しくて。ベトナム人の方たちと一緒にお芝居をさせていただいたときに、ベトナムの風習をいろいろ聞きました。お誕生日に「おめでとう!」とケーキでお祝いした後に、自分の願い事を言うんです。それにすっごく驚きました。いい風習だなと思って、日本でも流行るといいなと思いました。

―続いて森崎さんにお伺いします。ハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』に出演されている森崎さん、今回のクルーの印象はいかがでしたか?

森崎:みなさんと一つになって作品を作るといううえで、監督を始め俳優さん、そしてスタッフのみなさんも精神的にすごく強いな、って印象を受けました。短い期間で映画を撮る大変さ、ロケとかのいろんな状況を含め、その中で一丸となってみんなで乗り越えられた。その中の一員になれたということに、僕は幸せな気持ちでいっぱいです。携われてよかったなと思います。

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―本作の撮影は『レディ・プレイヤー1』の後とお伺いしたんですが。

森崎:引きますね(笑)。

―本作にも生かせたことがたくさんあったんじゃないですか?

森崎:えっと、英語を喋る場面はなかったですけど。あ、ベトナムに行ったときに、ベトナム語が喋れるわけではないので、英語でコミュニケーションをとりました。その中で男の子が「facebookやってる?」と聞いてきて・・・あの、僕はダンスボーカルグループPrizmaXに所属していまして、そのfacebookに一人獲得しました。(会場笑)

―黒田よし子さんにお伺いします。長編初作品の牧野監督の演出はいかがでしたか?
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黒田:牧野監督は物静かなイメージで、実際に穏やかな方です。撮影中にたくさんお話をした記憶がありません。不安になって「こっちの方向でいいんですか?」と聞くと、「そっちでお願いします」と方向を的確にお返事してくださいました。とても穏やかな静かな演出でした。

―牧野監督、静かに見守るタイプなんでしょうか?ご自身ではどう思われますか?

牧野監督
:注文するところは「こういうふうにしてください」とお願いするんですけど、基本的にはみなさんが作りあげてきてくださったものが素晴らしかったので、現場ですごく助けられました。

―特にこだわったポイントは?

牧野監督:こだわったというところに当たるかどうかわからないんですけど。撮影したのが去年2017年の1月だったんですけれど、1月って沖縄はどん曇りで天気がすごく悪いんです。本島は曇っていても、座間味島では晴れていてほしいなという思いがありました。なんとか座間味で晴れて、ベトナムでも前日まで雨だったのが、撮影当日はカラッと晴れてくれました。もうほんとにいろんなことに助けられた作品でした。

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―沖縄、ベトナムの景色、情景がほんとうに綺麗だったという印象があります。もしかしたらこの中に晴れ男、晴れ女がいるのでしょうか?(森崎ウィンさん挙手)森崎さん晴れ男ですか?

森崎:はい(会場笑)。グループでツアーに行くと、僕がいると雨が降るって今まで言われてたんです。これは弁解したくて。挽回?(会場笑)ほんとは晴れ男なんですよ。この作品で証明できたと思います。

―タイトルにちなみまして、みなさんのこれまでの人生で「最大の忘れもの」はなんですか?

牧野監督:最近年取ってきまして、記憶をなくしてしまって(会場笑)。きのうの夜の記憶をなくしました。飲みすぎちゃって(会場笑)。よく忘れるんです。

―忘れないようにする対策は?

牧野監督
:特にしていないです(会場笑)。

黒田:監督と年が同じで、忘れることだらけなんです。自前で持っていく衣装を電車の網棚に忘れたり、必要なものを持って行かなかったり、ちょこちょこあります。あまりにもありすぎて最大が見つけられなくて、物ではないんですが。二十歳くらいの頃きっちりおめかしして慌しく出かけて、急いで何人か追い越したときに後ろからおばさまに「ちょっと待って、待って!」と呼び止められたんです。急いでるんだけど、と振り向いたら「開いてる、後ろ!チャック!」と言われまして(会場笑)。あの、ワンピースのチャック1ミリも上げてなかったんです。本来ならペローンと下がって気づくんですが、上のホックだけ律儀に止めて、後は全部開いてたんです(会場笑)。それが最大の忘れもので最大の恥ずかしい思いでした。(会場拍手)

森崎:忘れもの、さっそく今朝あったんです。僕いつも家を出るときに鍵を××に入れるんですが、それを忘れてしまって。これが終わって家に帰っても誰かが帰ってくるまで、僕は家に入れないという・・・あんまり面白くないですね。(会場笑)

黒田さん、大野さんから「そんなこと言っていいんですか?」「置き場所変えたほうが!」

森崎:え?あ、そっか、ヤバイっ!(会場笑)

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森崎 あの、話は違うんですけど。家の隣におじいちゃんとおばあちゃんのご夫婦が住んでいるんです。この前僕が前を通ったらドアを開けて「きのうテレビに出てたね!頑張ってね!」と言ってくれたんです。でもまた次の日に会ったらそのおばあちゃんが「大きくなったね~」って。見たばっかりでしょ(会場笑)。(とご近所ネタでサービス)

大野:私は高校生から上京してきて、仕事と学業を両立させようと頑張っていたんですが、友だちと全然遊べなくて。休みの日は寝ちゃうという。なんかもうちょっとこう、渋谷とか原宿とか自由が丘とかに制服を着て遊べたら良かったなぁ。高校時代の忘れものですね。

―今でも制服でどこか出かけたり、とかやってみたい願望は?

大野:もう22歳なので(笑)、制服はもう着れないです。

―いえいえ、まだいけるかと思います。

大野:なりきれますか(笑)?

―では最後に主演のお2人にひとことメッセージをお願いいたします。

大野:私はこの映画の、国を越えて人を好きになって、自分が前に進んでいくという、この物語が本当に好きです。この映画をたくさんの人に「ここが良かった」と広めてくださったら嬉しいです。今日は観に来てくださってほんとにありがとうございました。(会場拍手)

森崎:観終わった後にみなさんが心の中で感じたことがたくさんあると思います。僕としては少しだけでも皆さんの日々の生活の中で、この映画を観て心がちょっとでも洗い流せたら、と思います。皆さま本日はお越しくださってまことにありがとうございました。(会場拍手)

ここからマスコミ用撮影。最後に会場の観客の撮影もOKでした。
(取材・写真 白石映子)


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森崎ウィンさんインタビューはこちら
http://www.cinemajournal.net/special/2018/kujira/index.html

『クジラの島の忘れもの』完成披露試写会

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(C)クジラの島の忘れもの製作委員会

日本とベトナムの国交樹立45周年記念映画
『クジラの島の忘れもの』
完成披露試写会@渋谷 ユーロライブ 4月24日(火)

駐日ベトナム社会主義共和国大使館代表のホー・タイン・フェンさんが、流暢な日本語で「日本とベトナムの架け橋になることができて嬉しい」とご挨拶。
その後、主演の大野いとさん、森崎ウィンさんが登場し、舞台挨拶を行いました。
まず2人から足を運んでくれた観客へ感謝の言葉の後、質疑応答になりました。(MC:佐藤結美)

―心に影を落とした愛美役を演じて難しかったこと、こころがけたことは?

大野:阪神大震災で母親を亡くして、施設で育っているということで、関連の本を読んだりしました。
森崎さんのお芝居にすごく助けられて、役にすっと入ることができて感謝しています。

―ベトナム人研修生のコア役を演じた森崎さんは?

森崎:まずはお褒めいただいてありがとうございます(深々とお辞儀。会場拍手)。
僕はミャンマー出身なので、ベトナムには勝手に親近感を持っていましたが、役のためにこれまで知らなかった歴史から勉強しました。時代背景も10年以上前ということでしたので。あとはあまり上手ではない日本語の喋り方を研究しました。それが一番難しかったです。監督と相談しながら、いき過ぎでも伝わらないし、流暢過ぎても良くない、その瀬戸際のところで。
現場ではいとちゃんにすごく助けてもらいました。この作品に出していただいたという感謝とともに、素敵な女優さんと会ってすごく勉強になりました。

大野:ありがとうございます(会場拍手)。

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―お2人とも初めて訪れたベトナムの印象は?

森崎:ミャンマーで生まれ育ったので町並みには懐かしさを感じました。ミャンマーと違うのは、言葉とバイクが異常に多いことです。そしてバイクに乗っている人がカラフルな布のマスクをしていたのが、印象的でした。

大野:ほんとにバイクが多いのと、信号があってもみんな信号無視して堂々と渡っているのが逞しく見えたりしました。
日本ではあまり飲めない大好きなココナツウォーターをたくさん飲みました。春巻きと・・・カエル食べました!チキンみたいな感じで美味しかったです。

―ベトナム語に挑戦されたんですね。どのように練習されたんですか?

森崎:現場にベトナム語の先生がいらして、直前まで発音など教えていただきました。僕は耳が良くて一発で「うまいね」と言われました。やっぱりセンスあるなぁと・・・(会場笑)。笑うとこ??(会場笑)

大野:ベトナム語の先生に指導を受けて、ベトナムではそこに住んでいる方たちにも教えてもらいました。ほんとに難しい!何度も違うと指摘されて、ほんとに難しい言語だと思いました。(森崎に)耳がいいんですね。

森崎:僕はふだん歌っているので。歌うまいんで(会場沸く)。

―よろしかったら、ベトナム語で自己紹介を(会場笑)

森崎:あのー僕、覚えるの早いんですけど、忘れるのも早いんです(会場笑)。すみません。「xin chao(シンチャオ)」、「こんにちは」みたいな言葉です。これしか覚えていません。

ここで花束贈呈。制作会社ブレインワークスのビューティコンテストで優勝し、観光大使として来日中の3人の美女が登場しました。

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―それでは、これから観ていただくみなさんにメッセージを

大野:この映画は沖縄とベトナムの美しい風景がたくさん映し出されています。愛美がベトナム人の男性コアと出会って、自分の考え方や価値観が変わっていくというところに、この映画の良さが詰め込まれていると思います。そこに注目して観ていただけたら嬉しいです。

森崎:ほんとにまっすぐで、真っ白な純愛があるんだなというのを、みなさんに共感していただけたらと思います。現代の恋愛はなんていうのか、黒い部分にみんなが注目している気がします。そんな中でこんなにピュアな物語をみなさんにお届けできるというのが、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。ぜひ最後まで映画を楽しんでいってください。よろしくお願いします。

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★2018年5月12日 渋谷シネパレス他全国順次公開
http://kujiranoshima.com/
(まとめ・写真:白石映子)

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