近代漫画の祖・北沢楽天の映画『漫画誕生』初日舞台挨拶

昨年の東京国際映画祭で上映され紆余曲折の後、念願の劇場公開になりました『漫画誕生』
埼玉大宮が舞台の作品です。大宮生まれ大宮育ち、生粋の大宮人スタッフ(千)が舞台挨拶に駆けつけてまいりました‼︎

◆2019年11月30日14時〜14時20分/渋谷ユーロスペース

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客席もステージも満員御礼の中、司会進行は本作プロデューサー加瀬修一さん。まずは大木監督から、ご挨拶です。

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大木監督 今日はお忙しい中、この映画を選んでくれて本当に有難うございます。ようやく完成して映画館でスクリーンを通して皆さんにお届けすることができて嬉しく思っております。


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イッセー尾形 僕は今、67歳なんですけど、この作品は70歳の時に撮った映画です(会場笑い) 人生とは長いですね、自由に生まれて自由に育って自由に死んでゆければいいんですけど、どうもそうにはならない見本のような映画です。
大木さんの目指した北沢楽天という個人を扱った作品ですが、すごく深いといいますか、普遍的なテーマを扱っているんだなあと。


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篠原ともえ 楽天の妻役をつとめました。イッセーさんのお話を聞いていたら現場を思い出して幸せな気持ちになっています。イッセーさんは現場でも飄々としているんですが、どこかとてもアーティスティックで、アーティストに寄り添って生きる妻という、ある意味、普遍の愛みたいなものを作品の中で私が演じるとゆうのも貴重で嬉しい時間でした。私も絵が大好きでデザインの仕事をしたりしてますが、こうゆう仕事を続けてきたことも この役に生かせたかなと思って一生懸命演じました。ご覧いただいて有難うございました。


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稲荷卓央 検閲官の役を演じました。イッセーさんとがっつりお芝居させていただくなんて夢のような話しで、撮影はものすごく緊張しましたが イッセーさんが、これから一緒に作りましょうと暖かい言葉をかけてくださってラクになり、緊張感がありながら楽しく撮影することができたと思います。本日は有難うございました。


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モロ師岡 私に福沢諭吉役なんて出来るのかなと不安になりましたけども、調べましたら福沢諭吉が倒れた後からの役だという事と、ひとにカレーライスをすすめたりとか、コーヒーをすすめたりとか、倒れたにもかかわらず素振りを何十回もやるという自分を痛めつける割かし俗物だなっていう…今だったらスマホに向かってsiriに向かって「美味しい餃子のお店を教えてください」とか、そうゆうことをやってる様な役なんじゃないかと思うと、私にも出来そうだなって福沢諭吉になれるんじゃないかと思ってやったんですけど(会場笑い) 一生懸命やらせていただきました。この映画は楽天という漫画家の人物映画なだけではなく戦争の時代を背景にした、ある種の反戦映画だったり、ラブストーリーもあったり、泣けるようなシーンもあったり・・・ 涙がとまりませんでした。何回でも観ていただきたいです。


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吉岡睦雄 近藤日出造役をやりました。映画の冒頭で、この三馬鹿トリオがイッセー尾形さんと対決するというシーンがあったんですけども、あまりにも緊張して本番前にタバコを二、三十本吸いまくりまして、本番の頃にはすっかり気分が悪くなっていたという思い出があります(会場笑い) 今日は本当に有難うございます。


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芹澤興人 横山隆一役をやりました。今日は沢山の方々に来ていただいて有難うございます。時間も無いので、これで(会場笑い) また何回も観に来てください、よろしくお願いします。


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中村無何有 杉浦幸雄役をやりました。映画館に映画を観に来てくださって本当に有難うございます。いっぱい居るんで、ここらへんで(会場笑い)


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嶺豪一 岡倉一心役をやりました。公開初日ということで本当に沢山の方々に来ていただいて、また、もっともっと色んなかたに観てもらえるように願っております。今日は有難うございました。


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瓜生真之助 宮武外骨役をやりました。今日は初日で、こんなに沢山のひとに来ていただいて本当にビックリして嬉しいです。ありがとうございます。僕は宮武外骨というジャーナリストの役だったんですけれども橋爪遼くんと「さらば青春の光」さんと共演させていただいて、とても楽しくて貴重な時間でした。今日の感想とか何か感じたことを周りのかたに話していただいて、たくさんのひとに観てもらえれば嬉しいなと思っております。よろしくお願いします、ありがとうございました。


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秋月三佳 まち子役をやりました。橋爪遼さん演じる青年期の楽天さんの手元を見ているだけで心がいっぱいになるくらい凄い幸せな撮影でした。今日は本当に有難うございました。


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福永マリカ 二葉役をやりました。今日はこの場所でご一緒できて嬉しく思っております。本日は有難うございました。


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祁答院雄貴 川端龍子役をやりました。ちなみにお客様の中で大田区にお住まいのかたっていらっしゃいますでしょうか・・・? 大田区に川端龍子記念館という私が演じた川端龍子の記念館がありますので是非とも行ってみていただきたいなと(会場笑い) この映画を通じて、いろいろな事が広がったら良いと本気で思っております。今日は有難うございました。


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江刺家伸雄 坂本繁二郎役をやりました。埼玉の地で撮影させていただいて、桜が綺麗だったりしました。是非、皆様のほうからも感想など述べていただいて告知をしていただけたらと思います。本日はご来場ありがとうございました。


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安藤瑠一 石井鶴三役をやりました。今日はお越しいただき有難うございます。若い頃の楽天の助手をやらせていただきました、ほっこりとしたシーンになっているのではないかと思います。本日は宜しくお願いします。


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木下愛華 初音役をやりました。冒頭のシーンで、おちょことかを出す役をやっていたのですが、みなさんとこの場に立ち会うことが出来て大変晴れ晴れしい気持ちです。ありがとうございました。


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あらい太朗 最後のシーンで氷川参道を斜めに歩く、あやしい男を演じました。漫画家で、さいたま観光大使をしております。埼玉大宮の名士というか、北沢楽天さん、あまりにも知られていないひとで
、ご案内通りの映画のとおりのひとなんですけれども、これを全国、世界に、もう一回知らしめようという事で十何年も前から映画を作りたいって言い出した、言いだしっぺが僕なんで、今日ここに立たせていただいて・・・ 大木監督と出会って、運命の出会いで、本当に今日良かったです、今日がどれだけ凄いことかって言うと、いつもは優しいスタッフが全然笑ってくれないんで凄いということが分かってるつもりです。その十何年前から、楽天役はイッセー尾形さんと勝手に言ってました。それがまさか実現する・・・モロ師岡さんとか、篠原さんが奥さんの役とか、くるくるみらくるです本当に(会場笑い) 嬉しくてしょうがないです。パンフレットも是非お買い上げいただいて、お読みいただければと思います。今日は有難うございました。

このあとフォトセッションが始まりました。大木監督が客席の皆さんもどうぞと、とても優しい言葉掛けがあり、みんなで撮影大会となりました。今まで何度か舞台挨拶の取材に入ったことありますが、こんなに大勢のキャストさん、そして笑いのある舞台挨拶は初体験でした。
最後に大木監督からのメッセージです。



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大木監督 いろいろな事がちょっとあった映画で、今日この舞台にあがるはずだったけれども、あがらなかった、あがることが出来なかったひとも何名か居るんですが、その人たちのぶんまで今日私が背中に背負って立てれば良いなと今日ずっと思ってきたので、こんなに沢山の人に来ていただいて本当に有難うございました、うれしい思いでいっぱいです。このあとも、まだまだ上映は続きます、全国各地に広がっていければいいなと思っております。北沢楽天をちょっとでも知って、日本の漫画とか、なにか仕事をするということに対して真摯に向き合うことの考えるキッカケになればと思って作りましたので、ぜひ今後とも広めていっていただければと思います。
何回も観ると味のある映画かと思っておりますので・・・さいたま市立大宮漫画会館という北沢楽天が、もともと住んでいたおうちを改装して造った日本で初めての漫画ミュージアムがありますので、ぜひ此処も行っていただければと思います。

イッセー尾形 この映画の面白さをもっと言ったほうがイイんじゃないの!?

大木監督 そうですね、博物館の宣伝で終わるところでした(会場笑い) この映画は色んなことを感じていただける作品と思っておりますので、じぶんなりの感想などを書いていただいて広めていっていただければと思います。今日は本当に色んな数ある映画の中から、こちらを選んでいただいて有難うございました。

61B320E3-9E71-4ADC-AC00-1B6FF52B2BE0.jpeg©漫画誕生製作委員会


舞台挨拶の中で登場した関連施設
●さいたま市立(大宮)漫画会館
https://www.city.saitama.jp/004/005/002/003/001/index.html

●大田区立龍子記念館
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/tabid/218/Default.aspx

★シネジャ作品紹介
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/mangatanjo-review.html

★ミッキーの毎日・映画三昧
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/471852565.html

★シネジャ本誌100号あらい太朗さんインタビュー掲載
http://www.cinemajournal.net/bn/100/contents.html


(レポート:山村千絵)

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